コラム

光回線を定期契約で申し込むべき?定期契約なしはデメリットが多い


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最終更新日:2022年2月7日

光回線の定期契約とは

光回線には携帯電話の契約のように2年や3年縛りの定期契約があります。

定期契約をすると基本料金が安くなる代わりに解約をすると違約金を払わなければいけなくなります。

また光回線のキャンペーン・特典には料金割引、工事費無料、現金がもらえるキャッシュバックなどがありますが、たいていの場合定期契約を結んだ時しか受け取れません。

ほとんどの光回線では料金について書かれたページでは定期契約ありの時の料金をメインで書かれていて、定期契約なしのプランは別のページに書かれていたり、通常の状態では表示されていなくてクリックして選択すると初めて見られるようになっていたりします。

なので基本的には定期契約ありで申し込むものだと考えている方も多いと思います。ですが定期契約ありで契約するのが一番いいのか、定期契約なしで契約するほうがいいのではないかと不安になる方もいると思います。

定期契約は解約時に違約金がかかる

定期契約あり定期契約なし契約解除料(違約金)
NURO光5,200円(3年契約)6,100円10,450円
ドコモ光5,720円(2年契約)7,370円14,300円
ソフトバンク光5,170円(5年契約)6,930円16,500円

不安になるところはやはり解約時には契約解除料、違約金を払わなければいけないというところでしょう。

多くの光回線では定期契約ありで契約したあとに更新月以外で解約をすると、契約解除料として10,000円~20,000円あたりの値段を払わなければいけなくなります。

ですが解約をする理由として一番多いと思われる「引っ越し」は自分の好きなタイミングでできることはあまりないでしょう。例えば2年契約の15ヶ月目に引っ越しをしなければいけなくなったとして、残りの8~9ヶ月間は契約をし続けることは不可能に近いでしょう。

もちろん残りの8ヶ月間の月額料金を払い続けるよりは違約金を払って解約してしまったほうが安いので、ほとんどの方は違約金を払って止めるでしょう。

それでは定期契約ありで契約すべき人と定期契約無しで契約するべき人はどのような人なのか比べてみたいと思います。

定期契約ありでも違約金を払わずに解約する方法

更新月では定期契約ありでも違約金なしで解約できる

光回線を定期契約ありで契約をすると解約する時に違約金を払う必要が出てきます。

ですが定期契約の更新月の前後では解約しても違約金は発生しません。

なので定期契約ありで契約した光回線を解約するときにはできれば更新月でやめるのが一番いいですが、解約したいと考えるときと更新月が来るタイミングが一致することはあまりないでしょう。

もし定期契約ありの方が更新月以外で解約する時には

  • 違約金を払って解約
  • 更新月まで待ってから解約

という選択肢になるでしょう。この「更新月まで待つ」ほうが料金の支払いが多いか、違約金を払ったほうが安いかでどちらがいいか選びます。

例えば違約金は安くて10,000円くらい、多くの光回線は15,000円前後、高いところだと20,000円位になっています。

更新月まで5ヶ月ある場合、基本料金が5000円だったとすれば、更新月まで25,000円料金を支払わなければいけなくなります。

もし今すぐ解約すれば高くても20,000円なので解約してしまったほうが安くなるでしょう。

また撤去工事が必要になる場合、料金が必要になる可能性もあります。ですがどちらにせよ解約すると決めたら撤去費用はかかるのであまり深く考える必要はないでしょう。撤去工事費は光回線にもよりますが15,000円くらいかかります。

支払える金額かどうかは注意してください。

引っ越し先で光回線を使えば違約金を回避できる

光回線では移転(引っ越し先でも同じ回線を使うこと)の申し込みをすれば違約金を払う必要はありません。

光回線は引っ越した場合でもそのまま同じ回線を使えます。光回線で引っ越しの手続きをすれば契約解除という扱いにならずに移転という扱いになります。移転をすれば契約解除料を払う必要はありません。

たいていの光回線では移転申し込みをできます。

ただし工事費用や手数料などの料金が発生する可能性はあります。

また注意しなければならないのは、もし引っ越し先がエリア外だったりなどの理由で同じ回線を使えない場合は解約しなければいけなくなるので解約手数料を払わなければならなくなります。

特にNURO光は高速なので人気ですが、エリアは少し狭いです。またauひかりの場合は関西地方、東海地方、沖縄県ではエリア外となっています。

そもそもいつ光回線を解約するか予想できない

まず光回線はいつ解約しようと考えて契約するわけではないと思います。

いったん契約して満足すれば基本的にはずっと使い続けるものでしょう。

解約をするとすれば

  • 引っ越しが必要になった
  • 契約してみたら速度が出なかった
  • 以前より回線速度が遅くなった
  • 今よりも速い通信速度が必要になった
  • 光回線自体が必要なくなった

あたりでしょう。これらを契約前から予想できる人はいません。

引っ越しするタイミングは光回線の契約に合わせるわけにはいかないことが多いでしょう。

また回線速度は同じ地域の混雑状況によって変わります。なのでいつ回線が速くなるか遅くなるかなんて予想できません。

「必要なくなった」というのは例えばモバイル回線をなどを使っていて光回線を使わなくてもそれなりの通信ができるようになったからなど色々な状況があるでしょう。

なので基本的に光回線を変えるつもりはない方は定期契約を結んで、解約が必要になってしまったら仕方なく違約金を払ってしまったほうがスッキリするでしょう。

定期契約なしで申し込む必要性は低い

ソフトバンク光の月額と解除料

まず基本料金が定期契約ありとなしでは1,000円~2,000円くらい違います。

例えばソフトバンク光の場合5年定期契約で5,170円、5年契約の時の解除料が16500円、定期契約なし・解除料なしの料金が6,930円となっています。

この表を見ると10月目からは「定期契約あり+解約違約金」を払った金額よりも定期契約なし・違約金なしで解約した時のほうが高くなっています。

こういうことは他の光回線でも起こりえます。つまり定期契約は定期契約なしの料金よりも安くしていて、契約解除をした時の違約金で帳尻を合わせているというようなことになります。

これはキャンペーン割引がない時の金額なので、キャンペーン特典や割引をもらった場合はやはり定期契約+キャンペーン特典で貰える金額のほうが大きくなることが他の光回線で起こるでしょう。

やはり「すぐに契約解除するかもしれないから」という理由で定期契約なしにする必要性は低いということがわかります。

「すぐに解約するかもしれない」ときの金額よりも「もしかしたら契約し続けるかもしれない」と思って定期契約を結んだほうがいいです。

工事費無料、料金割引、キャッシュバックなどは基本的に全て定期契約をした時のみ適用されます。しかもほとんどは新規契約時にのみ適用なのであとで定期契約プランに変えても特典、キャンペーンが受けられなくなります。

そうすると最初から定期契約で申込んで、もし解約することになって違約金を払わなければいけなくなったとしても、諸々の料金割引を合わせたら定期契約なしのプランを解約する時よりも安くなる可能性が高いです。

「定期契約あり」は長く使えば解約手数料を払って解約したほうが安い

定期契約なしの月額料金は定期契約ありの料金より1000円~2000円くらい高いです。

つまり光回線を定期契約なしで1年間使うと12,000円~24,000円、3年間使うと36,000円~72,000円くらい多く払っているということになります。

なので光回線を定期契約ありで1年くらい使うと定期契約ありで払った金額よりも解約手数料が上回ります。

もし定期契約なしで契約していたら、長く使えば使うほど定期契約ありよりも多く払うことになるので損になります。

なので「はじめから10ヶ月~12ヶ月以上使うつもりがない人」だけしか定期契約なしは契約するべきではありません。

定期契約なしから定期契約ありにプランを変えるのは結果的に損

最初に定期契約無しで契約してから定期契約にプランを変更するということも考えると思います。

回線速度は光回線を契約してから自分のパソコンで使えるようになるまでわかりません。なのでいったん定期契約なしで契約して、回線速度が十分だったら月額料金が安い定期契約プランに変えようと思う方もいるかも知れません。

確かに回線速度が必要な方、何回でも光回線を変えてみて速度を出したいという方はそれでもいいでしょう。

ですが気をつけなければいけないことがあります。

ほとんどの光回線ではキャンペーン・特典を受けるのに定期契約が必要

光回線ではキャンペーンや特典で料金割引や工事費無料、キャッシュバックなどを受けられますが、受けられる対象は「定期契約ありで申込んだ時」だけの場合がほとんどです。

なので定期契約なしで申込んでから定期契約ありにプランを変えても定期契約なしよりも損になる可能性が高いです。

なので基本的には必ず12ヶ月以内に解約する予定がある方以外は「定期契約あり」で申込んだほうがお得です。

定期契約なしから定期契約ありにプラン変更するには変更手数料が3,300円掛かる

定期契約なしから定期契約ありにプランを変更するときには手数料がかかることがあります。

ソフトバンクでは手数料が3,300円となっています。

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