光回線とスマホのセット割は本当に得か?
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最終更新日:2024年6月2日
目次
ソフトバンク光やauひかりのセット割は有料オプションの加入が必須
「ソフトバンク光」はソフトバンクスマホや「Y!mobile」スマホの契約と合わせると割引になる「おうち割 光セット」があります。
おうち割光セットは家族のソフトバンクスマホの料金が10回線まで550円~1,100円割引になります。
しかし「おうち割 光セット」の対象になるにはソフトバンク光とスマホ以外にも以下のオプションに加入が必要です。
- 光BBユニットレンタル
- Wi-Fiマルチパック
- BBフォンまたはホワイト光電話または光電話(N)+BBフォン
また「auひかり」の場合も光回線とスマホだけではなく月額550円のひかり電話かまたは一部のテレビの加入が必要です。
ドコモ光セット割ではオプションの加入なし:ドコモの方はおすすめ
キャリアで一番良心的なのは「ドコモ光」でしょう。ドコモ光のセット割ではオプションの加入が必要ありません。
オプションがないということは追加料金の心配もないということです。家族が使っているスマホも割引になります。
ただしahamoは対象外です。
有料オプションには工事費や手数料など様々な料金がかかる
電話やテレビなどは工事費用もかかります。またこれらのオプションにも違約金などがあります。
「有料オプションに加入しても割引額のほうが大きいから得」とあまりオプションの契約内容を調べずに契約してしまったら気づかないうちにいろいろな料金が必要になる可能性があります。
そしてまさに様々な追加料金を払わせることがオプションを加入させることの目的です。
そもそもセット割に期待するべきではない
「光回線とスマホとの料金がセットで割引でお得になる」と様々なところで喧伝されています。
ですが実際はあまりお得にならない場合も多いです。
例えば家族全員が同じキャリアで契約していた場合は家族全員分のスマホ料金が1,100円割り引きになるのでメリットは大きいでしょう。
なので家族全員バラバラのキャリアだった場合は1つのキャリアにまとめればかなり安くなるということになります。
ですが一人暮らしの方は毎月1,100円の割引きを得るのに有料オプションが毎月550円必要なので毎月550円の割引になるだけです。
確かに数年単位で考えたら550円も馬鹿にならない値段になるかもしれませんが、そのために必要のない光電話などを契約して工事費や追加料金などを払わなければいけなくなる可能性が出てくるのはコスパが悪いです。
格安スマホを使ったほうが安くなる可能性が高い
光回線料金 (戸建・定期契約) | スマホ料金 (最安~最高) | オプション | セット割引料金 | |
---|---|---|---|---|
ドコモ光 | 5,720円 | 3,465円~7,315円 | なし | -1,100円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 3,278円~7,238円 | 550円~ | -1,100円 |
OCN光+OCNモバイルONE | 5,610円 | 770円 (1GB)~ 1,760円 (10GB) など | -220円 | |
ビッグローブ光+BIGLOBEモバイル | 5,478円 | 1,078円 (1GB) 1,320円 (3GB) 1,870円 (6GB) 3,740円 (12GB) など | -220円 |
もし毎月の固定費用を削減したければ、セット割よりも格安スマホへの移行のほうが安くなる可能性が高いです。
格安スマホには様々な会社から様々なプランが用意されています。なのでもし自分の使用状況と一致すればかなり安くできます。
例えばスマホをあまり外では使わず、家では光回線のwifiで使っている方の場合、月に5GBくらいしか使っていない可能性が高いです。
その場合例えば「OCNモバイルONE」の6GBプランを契約すれば毎月1,320円となります。3GBプランにすると毎月770円しかかかりません。
ドコモでスマホを契約すると一番安くても段階料金制の「ギガライト」プランで1GB以内の使用で2,178円掛かります。
もし容量が必要になればその月だけ容量を追加できるオプションもあります。OCNモバイルONEの場合は550円で1GB追加できます。
またOCNモバイルONEは「OCN光」とセットで割引きになりますが、割引額は220円です。詳しくはこちらをご覧ください
スマホ利用者の60%は1ヶ月に3GBしか使わない
スマホ利用者のうち60%の人は1ヶ月に3GB未満しか使用していません。(出典:スマートフォン利用者の月額利用料金は5,334円)。
つまり大半の人は格安スマホで3GBなどの安いプランを契約してもあまり問題がないということになります。(通信の質などは変わる可能性がある)
月の固定費を安くしたい方はセット割に期待するよりも格安スマホを契約したほうが安くなります。
スマホと割引になる光回線は多い
永年割引になる・スマホ | オプション | 対象の光回線 |
---|---|---|
ドコモ(ドコモ光セット割) | なし | ドコモ光 |
au(auスマートバリュー) | ・電話 ・一部のテレビ のどちらか | auひかり eo光 コミュファ光 メガエッグ光 ピカラ光 BBIQ ビッグローブ光 @nifty光 @T COMヒカリ |
ソフトバンク Y!mobile (おうち割光セット) | ・ホワイト光電話など | ソフトバンク光 |
UQモバイル(自宅セット割) | 電話 | auひかり eo光 メガエッグ光 ビッグローブ光 |
OCN モバイル ONE|ドコモのエコノミーMVNO | なし | OCN光 |
BIGLOBEモバイル | なし | ビッグローブ光 |
donedone(ドネドネ) | なし | ビッグローブ光 |
スマホとセットで割引になる光回線といえばドコモ光、auひかり、ソフトバンク光が思いつくでしょう。
ですがそれ以外にも割引になる光回線、スマホは対象になるものが多いです。
例えばauのスマホが割引になる光回線にはauひかり以外にもeo光やコミュファ光などの電力会社系列の光回線でも割引対象になります。ですがこちらも全て電話の加入が必要です。
ソフトバンク光ではソフトバンクスマホだけではなくY!mobileのスマホも割引になります。こちらも毎月550円のオプション加入が必要です。
中には「NURO光+NUROモバイル」「eo光+mineo」などの組み合わせで割引になるキャンペーンが行われていますが、こちらは永年割引きではなく12ヶ月間だけ割引きなので注意してください。
スマホばかり使って光回線をあまり使用しない方の場合
もちろんスマホのヘビーユーザーの場合、料金が高いプランが必要なので少しでもスマホ料金を抑えたいという方もいるでしょう。
光回線はあまり安くなりません。工事費も必要の場合も多いです。段階料金制の光回線もあるにはありますが格安スマホほどは安くなりません。
外でも家でもスマホばかり使っている方の場合、むしろ光回線は高いので契約しないという選択肢も必要になるかもしれません。
例えばパソコンで通信をするときだけスマホのテザリングを使用すればスマホの料金だけで済みます。
ですがそれではやはり難しい面もあるでしょう。たまにオンラインゲームをするかもしれませんし、ビデオ会議をするかもしれませんし、容量の大きいデータを送受信する必要が出てくるかもしれません。
段階料金製の「エキサイト光Fit」なら30GB以下しか使わなかった場合3,520円となります。
料金を安くしたい方におすすめな光回線は?
料金が安い光回線には「エキサイトMEC光」、「メガエッグ」、「ピカラ光」、「GMO光アクセス」あたりは割引なしでも基本料金が5,000円以下なので安いです。
または段階料金制の「エキサイト光Fit」は30GBまで3,520円、200GBまで4,290円、500GB以上使っても5,830円とそこまで高くなりません。電波回線ではないので500GB以上使ったからといっても速度制限をされるわけではありません。
またスマホヘビーユーザーの方はドコモのスマホと「ドコモ光」のセット割はおすすめです。
ドコモ光の月額基本料金は5,720円と少し高いです。ですがドコモ光は契約しただけでもdポイントが10,000ptもらえたり、契約更新時に毎回3,000ポイント貰えたり、工事費が無料だったりします。
dポイントは「d払い」を使えばポイントを使って支払いをできます。d払いを使える店にはAmazonもありますし、コンビニ、スーパー、百貨店、飲食店、郵便局などかなり多くの店で使用できます。
安くしたければこの内のどれかになるでしょう。
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