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生配信ができるネット回線の選び方!ゲーム実況などにおすすめの光回線を紹介


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最終更新日:2022年2月23日

生配信ができるネット回線の選び方

生配信・ゲーム配信をするには通信速度が速いネット回線が必要です。配信をするには映像をアップロードし続けないと行けないからです。

現在インターネット回線には光回線やホームルーターなどがありますが、基本的には高速な光回線がおすすめです。

また生配信に向いている光回線の会社やプラン、契約前に確認したほうがいいことなどを解説しています。

★生配信・ゲーム配信に使えるネット回線の選び方

生配信ができるネット回線の選び方

光回線の比較とおすすめの選び方

生配信向けの光回線おすすめな理由デメリット5Gbps・10Gbpsプランのエリア
NURO 光高速2Gbps。料金も他社の1Gbpsプランより少し安い開通まで時間がかかる北海道・関東・関西・東海・広島岡山・九州の一部
auひかり独自回線なので高速。
1Gbpsエリアは広い(関西東海以外)
関西・東海はエリア外東京・神奈川・千葉・埼玉の一部
eo光関西電力系列。電力会社系の回線で安定しているエリアは関西地方のみ関西のほぼ全域
コミュファ光中部電力系列。電力会社系の回線で安定しているエリアは中部地方のみ愛知・岐阜・三重・静岡の広い範囲、長野の一部
ドコモ光安定している。1Gbpsプランは全国にエリアがある10Gbpsプランのエリアが狭い東京23区と一部の市、大阪市、名古屋市

おすすめ①:NURO光

生配信、ゲーム実況配信をやりたい方は「NURO 光」をまず真っ先に選んでください。

NURO光は通信速度が高速ですし料金も安いのでおすすめです。実際にNURO光は多くの配信者の方に使われています。

ただしNURO光は対応エリアが少し狭いです。また他の光回線より工事に時間がかかるので契約してから使えるようになるまで2ヶ月前後かかります。

おすすめ②:auひかり

NURO光がエリア外の方、開通まで時間がかかるのが嫌な方は「auひかり」がおすすめです。auひかりも独自回線を使用していて回線速度が高速になっています。

ただしauひかりは関西地方と東海地方、沖縄県ではエリア外となっています。それ以外の北海道や東北などは対応エリアとなっています。

おすすめ③:電力会社系

auひかりがエリア外の方は、関西地方の方は「eo光」、中部地方の方は「コミュファ光」などの電力会社系の光回線がおすすめです。

電力会社系のプロバイダは通信が高速で安定しているという評判があります。実際に「みんなの通信速度(みんそく)」というサイトの「光回線の通信速度ランキング 」を見てみるとコミュファ光やeo光は最上位にいることがわかります。

おすすめ④:ドコモ光、ソフトバンク光

もしエリア外の方は「ドコモ光」や「SoftBank 光」がエリアがとても広いのでおすすめです。

またこの2つは他の光コラボと比較すると通信速度が高速です。

最大5Gbps・10Gbpsの高速プランもおすすめ

出典: https://eonet.jp/speed/fact/check/

もしゲーム配信や生配信に本気で取り組みたい方、エリア内に住んでいる方は5Gbpsプランや10Gbpsプランなどの高速プランもおすすめです。

高速プランがある光回線プロバイダには「auひかり ホーム10ギガ・5ギガ」、「ドコモ光 10ギガ」、「eo光 5ギガコース、10ギガコース」、などがあります。

生配信をするなら必ず光回線にする

生配信をするなら必ず光回線にする

もしゲーム配信や生配信をしたい方は必ず光回線を選んでください

ホームルーターやモバイル回線(WiMAX、LTE、4G、5Gによるネット回線)では生配信をするのに通信速度が足りません。

今インターネット回線を契約するとなれば光回線かホームルーターかモバイル回線のどれかになります。以前はADSLやCATVなどもありましたが現在はサービスを終了するところが増えてきています。

光回線はケーブルを室内まで引き込んで接続するインターネット回線です。光で通信するので高速にインターネットができます。

ホームルーターやモバイル回線は無線で電波を拾ってインターネットに接続します。WiMAX、ポケットWi-fiなどの無線で通信するインターネット回線はモバイル回線です。ホームルーターや持ち運びもできるモバイル回線のほうがいいと思うかもしれませんが通信速度が光回線より遅く、通信速度制限もあるのでゲーム実況・生配信にはおすすめできません

なぜ光回線を選ばないといけないか

なぜ光回線を選ばないといけないか

生配信には高速な通信速度が必要

配信中にする通信必要なアップロード速度
配信画面のアップロード10Mbps~30Mbps
オンラインゲーム5Mbps~30Mbps
ビデオ会議10Mbps
音声チャット1Mbps
ファイルアップロード10Mbps以上
この通信を同時にする場合、それぞれを合計した速度が必要

生配信・ゲーム配信をするには高速なネット回線が必要です。

配信をするときにはOBSなどの配信ソフトを使います。OBSから出力される映像のビットレートは5Mbpsくらいです。つまりゲーム配信・生配信で画面を他人に見てもらうためには映像データーを最低5Mbps以上の速度でアップロードする必要があるということになります。

ただし実際に生配信をするときには映像をアップロードする以外にもインターネットの通信をしなければいけません

例えば配信をしているときにオンラインゲームをするとなるとさらに通信が必要ですし、配信中にDiscordなどで音声チャットをしたり、配信のコメントを読んだり、配信のオンオフを切り替えたりするときなどにインターネットの帯域を使用して通信します。

なので生配信をするためには映像のビットレート5Mbps以上の余裕を持って通信速度が必要ということになります。

もし生配信をしたい場合はOBSの通信で使用する通信速度だけでなく、他にもゲームや音声チャット、オンラインゲームができる通信速度を合わせた最低でも15Mbps~30Mbps以上の速度が必要です。

安定してゲーム実況・生配信をするためには光回線のように高速なインターネット回線が必要だということがわかると思います。

生配信ができる速度を出せるネット回線は光回線しかない

ネット回線の種類最大ダウンロード速度最大アップロード速度実際の上り速度
光回線1Gbps1Gbps200Mbps前後
ホームルーター
(home 5G)
4.2Gbps218Mbps20Mbps以下

アップロード速度が30Mbps以上必要ですが、現状この30Mbps以上の速度を安定して出せるのは光回線しかありません

例えばホームルーターで最も高速なのは「home 5G」ですが、home 5Gは最大ダウンロード速度は4.2Gbpsとなっています。この4.2Gbpsという速度はベストエフォートなのでこの数字が出るわけではありません。

ですが一般的な光回線は最大ダウンロード速度が1Gbpsなので、home 5Gでももし電波状況がよければ光回線より速度が出ることもあります。

ですがhome 5Gは最大アップロード速度は218Mbpsとなっています。光回線では最大アップロード速度も1Gbpsなのでとても遅いです。

最大アップロード速度が218Mbpsはベストエフォートなので、実際の速度は20Mbps出ればいい方です。

さらにホームルーターは電波回線なので環境による影響が出やすいです。なので20Mbpsからさらに速度も下がる可能性が高いです。

なので必ず光回線を選ばなければいけません。

光回線を契約する時に注意すること

光回線を契約する時に注意すること

IPv6対応のルータ・プランを選ぶ

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B087C4VWDQ/

ルーターやモデムがIPv6(IPoE)、IPv4 Over IPv6に対応しているものを使用しないと回線速度が遅くなったり、とても不安定になったりする可能性が高いです。

以前のネット回線はIPv4という方式で通信していましたが、現在はほとんどの光回線でIPv6を使用して通信できるプランが用意されています。

ですがルーターやモデムにIPv4にしか対応していない古い製品が使用されていることがあります。そのような古いルーターを使うとIPv6で通信できないので、ルーターを選ぶときにはIPv6に対応しているかどうか事前に確認しなければいけません

もしルーターやモデムがIPv6に対応していなければ交換が必要です。

マンション在住の方でも「一戸建てタイプ」がおすすめ

出典元:https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/

光回線の契約するときには「一戸建てタイプ」と「マンションタイプ」から選びます。もしマンションに住んでいても一戸建てタイプの回線を選べることもあります。もし一戸建てタイプを選べるなら回線が安定している一戸建てタイプで契約することがおすすめです。

マンションタイプのほうが価格が安いネット回線が多いのでマンションに住んでいる方はマンションタイプを選びたくなると思いますが、マンションタイプは回線が不安定になりやすいです

マンションタイプの光回線はインターネット回線の1本~数本をマンション住人の契約者同士で共有するタイプになる可能性があります。回線を共有するタイプだと同じマンションの他の住人がインターネットを使用すると回線が重くなったり不安定になりやすいです。

一戸建てタイプの回線だと独立した回線で契約できるので、少し価格が高いですが生配信・ゲーム配信をグダグダにしないためには一戸建てタイプの回線を契約したほうがいいでしょう。

2Gbps、5Gbpsなどの高速プランもおすすめ

出典元:https://gmobb.jp/service/docomohikari/10g/

現在の多くの光回線は最大速度1Gbps(実測200Mbps前後)

光回線の多くは通信速度が最高1Gbpsのプランとなっています。「100Mbpsプラン」など1Gbpsより遅いプランがある回線プロバイダがありますので、契約しようとしているプランが1Gbps以上の通信速度がでるプランなのか確認してください。

ただし1Gbpsプランを契約しても1Gbpsという通信速度はベストエフォートなので、実際には環境によってもっと遅くなります。1Gbpsプランを契約してもほぼ必ず1Gbpsは出ないと考えてください。

実際の速度は運が良ければ500Mbps、多くの方は大抵200Mbps前後でます。運が悪ければ時間帯によっては100Mbps、50Mbps、最悪の場合5Mbpsくらいしかでないということもありえます

50Mbpsや5Mbpsしか出ない場合、生配信・ゲーム配信は少し難しくなります。

高速プランなら速度低下リスクを抑えられる

NURO光なら最大速度が2Gbpsとなっていておすすめです。

特にゲーム配信をしたい方は通信速度が最大2Gbpsが出るNURO光や5Gbps以上のプランがある回線がおすすめです。2Gbpsなどの高速プランを契約すれば通信速度が速くなる確率があがります。

ネット回線を契約してみるまで実際の速度はわからないので、高速プランを契約することで生配信・ゲーム配信ができる通信速度より遅くなるリスクを少なくするのがおすすめです。

高速プランはまだ契約できるエリアが狭い

ただし2Gbpsや5Gbps、10Gbpsなどの高速回線プランは対象エリアが狭いです。まだ東京都23区内、大阪市内などの都市部でしか提供されていない光回線プロバイダも多いです。

一方でNURO光なら2Gbpsのプランが東京23区・大阪市・名古屋市以外にも関東地方、関西地方、東海地方、九州、北海道の各都道府県も提供エリア内なのでおすすめです。

また5Gbps、10Gbpsなどの高速プランは月額料金が高いプロバイダが多いです。ですがNURO光なら2Gbpsや10Gbpsのプランが他の光回線よりも安くなっているのでやはりおすすめです。

★生配信におすすめの光回線を紹介

生配信におすすめの光回線を紹介

NURO光(高速2Gbps)

出典元:https://www.nuro.jp/hikari/
NURO光のおすすめポイントデメリット
独自回線なので通信速度が高速で安定している工事に時間がかかる(2ヶ月前後)
最大ダウンロード速度が2Gbpsエリアが少し狭い
最大2Gbpsでも料金は1Gbps並に安い
キャッシュバック45,000円を受け取れる
平均Ping値が12ms(みんそく2月7日のデータ)

生配信・ゲーム実況配信には光回線の中でも特に「NURO 光」がおすすめです。NURO光は多くの配信者の方やゲーム実況者の方に利用されている高速な光回線です。

NURO光は高速

NURO光は独自回線なので他の光回線と比べて混雑しにくくなっています。

NURO光は通信速度が最大2Gbpsとなっているのでゲーム配信・生配信におすすめです。一般的な光回線の最大速度は1Gbpsなので、最大2GbpsのNURO光は回線速度が必要なゲーム実況・生配信に向いています。

インターネット回線は環境や時間帯によってどうしても通信速度が下がってしまうことがあります。一般的な光回線の最大速度1Gbpsプランの場合、普段は200Mbpsくらい速度が出ていたとしても、環境や時間帯によっては50Mbps、20Mbpsなどに下がる可能性があります

ですがNURO光の場合は回線速度が最大2Gbpsなので、もし回線が不安定になって速度が下がったとしてもゲーム配信には十分な回線速度を保てる可能性が高くなります。好きなときにいつでも快適に生配信がしたいのであれば理論値2GbpsのNURO光がおすすめです。

またNURO光にはさらに高速にできる10Gbpsプランもあります。ただし10Gbpsプランはエリア範囲が少し狭くなっていて利用可能エリアは北海道、関東、東海、関西、広島岡山・九州の一部です。

NURO光のデメリット:開通まで時間がかかる

NURO光のデメリットは他の光回線と比べて開通するまで工事の時間がかかるところです。一般的な光回線の工事期間は1ヶ月前後ですが、NURO光の場合は2ヶ月前後かかります。

今すぐにでも回線速度を早くしたい方、引っ越してできるだけ早くするには向いてないかもしれません。

ですがそれでもやはり通信速度と生配信の安定感を考えるとNURO光が生配信・ゲーム配信者の方には一番おすすめです。


NURO光を申し込みたい方にはこちら

auひかり(5Gbps・10Gbpsエリア拡大中)

出典元:https://smafi.info/media/auhikari/
auひかりのおすすめポイントデメリット
独自回線なので通信速度が高速で安定している関西・東海・沖縄県はエリア外
5Gbps・10Gbpsプランがある

auひかり」は独自回線を使用していて高速なのでおすすめです。

同じ通信会社のドコモ光やソフトバンク光よりも高速なので、auのスマホを持っていない方にもおすすめです。

ただしauひかりは関西地方と東海地方ではエリアの範囲外になっています。ですが関西地方はeo光が、中部地方ではコミュファ光の電力系光回線が高速なのでおすすめです。

さらにauひかりでも最大速度1Gbpsプランの他にも最大速度5Gbpsの「ホーム5ギガ」や最大速度10Gbpsプランの「ホーム10ギガ」があります。生配信・ゲーム配信をしたい方にもおすすめです。

ホーム5ギガ、ホーム10ギガプランの提供エリアは他の光回線の最大速度10Gbpsプランより広いです。

他の光回線の最大10Gbpsプランのエリアは「東京23区と一部の市、大阪市、名古屋市の一部」となっていてまだまだ狭いです。

ですがauひかりのホーム5ギガ、ホーム10ギガのエリアは「東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部」となっていて関東地方だけですが広いです。


auひかりについて詳しく見たい方はこちら

eo光、コミュファ光などの電力会社系(安定・高速・地域密着)

出典元:https://eonet.jp/go/lp/value/
電力会社系のおすすめポイントデメリット
独自回線なので通信速度が高速で安定しているエリアは電力会社管轄の都道府県のみ
料金が安い
5Gbps・10Gbpsプランがある
5Gbps・10Gbpsプランのエリアが広い

関西電力の「eo光」や中部電力の「コミュファ光」などの電力会社系列の回線会社が提供している光回線も生配信・ゲーム配信におすすめです。

電力会社系の光回線には他に

があります。

電力会社の光回線は通信速度が速く安定していると言われています。電力会社はインフラ整備に強いので光回線の質も高いです。

インターネット回線は環境によってどうしても速度が落ちてしまいますが、電力会社は地域のことを詳しく知っていて、地域の環境に対応できるので安定していると言われています。

なので関西地方はeo光、中部地方はコミュファ光などの電力会社系の光回線のエリアに住んでいる方にはとてもおすすめです。

またeo光やコミュファ光も10ギガ・5ギガの速度プランを提供していて、しかも提供エリアの拡大が速くなっています。ドコモ光やauひかりの超高速プランでは提供していない地域にも提供している可能性があるので、特に生配信・ゲーム配信をしたい方にはおすすめです。


公式サイトで詳しく見たい方はこちら

ドコモ光(10Gbpsエリア拡大中)

出典元:https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/10g_plan/
ドコモ光のおすすめポイントデメリット
エリアが広い(1Gbpsプラン)10Gbpsプランのエリアは狭い
10Gbpsプランがある
速度は光コラボの中では速い

ドコモ光」は全国に安定したインターネット回線を提供しているので生配信・ゲーム実況配信におすすめです。

NURO光は北海道、関東、東海、関西、九州などの一部のエリアでしか契約できませんが、ドコモ光は全国にエリアを提供できています。NURO光のエリア外に住んでいる方におすすめです。

またドコモ光はスマホも同じドコモと契約していると月額価格が安くなる「セット割」を実施しているので、もうすでにドコモを使っている方はお得になるのでおすすめです。

さらにドコモ光は最大速度1Gbpsプランの他にも最大速度10Gbpsプランがあります。

ただしドコモ光の10Gbpsプランの提供エリアはまだまだ狭いです。現在でも東京都、大阪府大阪市、愛知県名古屋市などの一部の都市やその周辺でしか提供できていません。ですが将来10Gbpsの超高速通信が欲しくなったときに備えてドコモ光を契約するのもありだと思います。

※「ドコモ光ミニ」というプランもありますが、こちらは最大通信速度が100Mbpsと遅いので選ばないでください。必ず1ギガプランか10ギガプランを選ばないと配信には向いていません。

ドコモ光について詳しく見たい方はこちら

※ モバイル回線・ ホームルーターでは駄目な理由

※ モバイル回線・ ホームルーターでは
駄目な理由

モバイル回線は生配信には遅すぎる

モバイル回線5G最大速度(ベストエフォート)4G最大速度
WiMAX +5Gダウンロード:4.2Gbps
アップロード:286Mbps
ダウンロード:440Mbps
アップロード:75Mbps
ドコモ home 5Gダウンロード:4.2Gbps
アップロード:218Mbps
ダウンロード:1.7Gbps
アップロード:131Mbps
SoftBank Airダウンロード:2.1Gbps
アップロード:非公開
ダウンロード:612Mbps
アップロード:非公開
Y!mobileダウンロード:2.4Gbps
アップロード:110Mbps
ダウンロード:838Mbps
アップロード:46Mbps
(参考)光回線
1Gbpsプランの場合
ダウンロード:1Gbps
アップロード:1Gbps
ダウンロード:1Gbps
アップロード:1Gbps

通信速度を比べてみます。

光回線の通信速度は最大1Gbpsと書かれているところが多いです。

ただしこの数字は理論上の数字で実際にはこの速度は出ることはありません。この数字は地理的状況や周辺環境などのすべての条件が良い状態で出せる最大速度「ベストエフォート」の速度なので、この通信速度で利用できる人はどこにもいないでしょう。

光回線1Gbpsプランの実際の通信速度は環境にもよりますが200Mbpsくらいになります。


モバイル回線・ポケットWi-Fiの場合はパソコンでもまともに使える回線はWiMAXかY!mobileくらいしかありません。

WiMAX 2+の場合は通信速度が

  • 最大ダウンロード速度:440Mbps
  • 最大アップロード速度:75Mbps

と書かれていますが、こちらもベストエフォートの速度です。

なので実際にはダウンロードの速度が40~100Mbps、アップロードが5Mbps前後しか出ません。また光回線よりも環境の影響を受けやすいので、この速度よりもさらに遅くなる可能性があります。

アップロード5Mbps前後の速度では生配信・ゲーム実況配信をするのには少し遅いです。まともな画質で安定して配信をするにはアップロード15Mbps以上あったほうがいいでしょう。

アップロードの速度が5Mbpsでは配信画面のビットレートを下げればできなくもないですが画質が悪くなります。ビットレートを4Mbpsより下げるとかなり画質が悪くなるので、視聴者の方にはとても見苦しく感じさせてしまう可能性が高いです。

また配信は通信量が多いのですぐに「3日で10GB制限」の速度制限に引っかかってしまいます。通信速度制限がかかった状態では通信速度が最大1Mbpsになるので配信ができなくなります。


※WiMAX 2+では1.2Gbpsを出すことができるルーターも出ていますが、こちらは通信容量が一ヶ月に7GBまでしか使えません。最大速度1.2Gbpsを出すにはハイスピードプラスエリアモードというプランにする必要がありますが、このプランでは7GB以上通信するとその月の通信速度が1ヶ月間128kbpsに制限されるというプランとなっているので実用的ではありません。

5Gホームルーターもモバイル回線なのでおすすめできない

ドコモ「home 5G HR01」出典元:https://www.nttdocomo.co.jp/home_5g/router/

最近は5Gでインターネットに繋げるホームルーターもありますが、あまりおすすめできません。

WiMAXやLTE 4G回線よりは高速に通信できますが、5Gでも通信速度は光回線よりも遅く、生配信には向いていません。

5Gの通信速度は「ドコモ home 5G」の場合、「受信時最大4.2Gbps、送信時最大218Mbps」と書かれています。アップロード速度が218Mbpsとなっていますがこちらの数字はベストエフォートなので、実際には恐らく15Mbps程度になると思われます。

ただしWiMAX 2+や4G回線を使用したモバイル回線と比べると通信制限がゆるいです。現在5Gホームルーターは「混雑時に通信速度制限をする」とは書いてありますが、どのくらいの通信量で制限されるのかを公表しておらず、通信速度を制限されたという利用者の方の報告も少なくなっています。

これは現在5G通信を利用している人が少なく、速度制限をするほど通信が混雑していないからだと思われます。なのでいつ基準が厳しくなって速度制限に引っかかるようになるかはわかりません。

もし5Gエリア内に引っ越して光回線の工事が終わるまでの間に一時的に使うならありだと思います。引っ越しをしてからインターネット回線が開通するまでの間は二ヶ月前後かかるので、その間に使用するつもりで契約するなら画質と解像度を多少落とせば生配信はできます。

事前に5Gエリア内に住んでいるか、引越し先が5Gエリア内にあるか確認しなければいけません。もし5Gエリアでなければ4Gでの通信になります。

モバイル回線は通信制限がある

光回線はどれだけ使っても通信制限はありません。しかしモバイル回線・ポケットWi-Fiは基本的にすべて速度制限・容量制限などの通信制限があるのでゲーム配信・生配信には向いていません

通信制限の中でもほとんどのモバイル回線には容量制限があります。つまり1ヶ月間に通常の速度(ダウンロード40Gbps前後、アップロード5Gbps前後)で使用できる容量が5GBや20GBなどと決められていて、それを超えると通信速度が128kbpsなどまで下げられてしまいます。

容量制限がないモバイル回線はWiMAXとY!Mobileくらいしかありません。

WiMAXやY!Mobileには「3日で10GB制限」と呼ばれる速度制限があります。これは3日間の通信容量が10GBを超えたときに、その次の日の通信速度が1Mbpsになるという制限です。

通信速度が1Mbpsになると遅すぎるので生配信・ゲーム配信はできません。YouTubeなどで動画を見るにも画質を240pなどに下げないと見れまなくなるなど不便になります。

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