速度・トラブル

10ギガ回線でセキュリティソフトを使うと遅くなる?CPU・HTTPS検査の影響

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最終更新日:2026年9月3日

10ギガ回線でセキュリティソフトを使うと、通信速度が落ちることはあります。ただし、10Gbpsという契約そのものが原因ではありません。暗号化された通信を調べるHTTPS検査、受信したファイルを確認するリアルタイムスキャン、URLの照合などが増え、パソコンの処理能力が通信に追いつかなくなると差が表れます。

Web閲覧や動画視聴では、影響に気づかないことも珍しくありません。一方、数Gbpsでの速度測定、大容量ゲームのダウンロード、クラウドとの同期では、これまで隠れていた処理上限が見えやすくなります。

原因を確かめるときは、セキュリティソフトを削除したり、保護機能を長時間停止したりする必要はありません。LAN内のiperf3、速度測定アプリ、ブラウザー、信頼できる大容量ファイルの順に比べると、回線・HTTPS検査・ファイル検査を分けて調べられます。

10ギガ回線では「回線より遅い検査処理」が新しい上限になる

実効速度は、回線、接続先、ルーター、LAN、パソコン、セキュリティ検査、保存先のうち、最も遅い部分にそろいます。

たとえば、検査処理が1Gbpsまで対応できるパソコンでも、1ギガ回線なら大きな問題が見えない場合があります。同じパソコンを10ギガ回線へつなぐと、回線側に余裕ができても1Gbps付近から伸びません。道路を10車線に増やしても、途中の検問所が1車線なら、通過できる台数は検問所で決まるのと同じです。

条件回線・LAN側の上限検査処理の上限期待される速度
1ギガ回線約1Gbps5Gbps回線側で約1Gbpsに制限
10ギガ回線約10Gbps5Gbps検査側で約5Gbpsに制限
10ギガ回線約10Gbps12Gbps回線・接続先・プロトコル側が上限

表の5Gbpsと12Gbpsは仕組みを示す仮定値です。家庭向けセキュリティソフトは、HTTPS検査の最大スループットを公開していないことが多く、製品名だけで上限を断定できません。

リンク速度やPC側の基本条件を先に確認したい場合は、PCのスペックが低いと回線速度も遅くなる?影響する部品と確認方法も参照してください。

HTTPS検査は暗号化を終端し、平文を調べてから通信をつなぎ直す

HTTPS検査を備えた製品では、ブラウザーとWebサイトの間に検査処理が入り、復号、内容の照合、再暗号化にCPU時間とメモリー帯域を使います。

通常のHTTPSは、ブラウザーと接続先のWebサイトが暗号化された通信路を作ります。通信内容まで検査する方式では、セキュリティソフトが端末内の信頼された証明書を使い、暗号化された接続をいったん終端します。検査後は接続先との通信を別に確立するため、TLS接続が実質的に二つに分かれます。

ESETは、Windows向け製品のネットワークトラフィックスキャナーがHTTP(S)などを検査し、SSL/TLSプロトコルフィルタリングを無効にすると暗号化通信をネットワーク段階で検査できなくなると説明しています。Kaspersky Endpoint Securityも、信頼された証明書ストアへ自社証明書を追加し、TLS 1.0~1.3などの暗号化通信を復号して検査すると明記しています。ESETの説明Kasperskyの説明で確認できます。

保護方式主に確認するもの速度へ影響する場面
URL・ドメイン評価接続先の評判、危険URL、IPアドレス新しい接続を大量に作るとき
TLSハンドシェイク解析接続先名、証明書、暗号通信の開始情報短いHTTPS接続が多数あるとき
HTTPSの内容検査復号したページやダウンロード内容数Gbpsの連続通信、大容量ダウンロード
リアルタイムファイル検査SSDへ保存されるファイル、実行ファイル、圧縮物多数の小ファイル、展開、インストール
VPN・Web保護・広告対策VPN内の通信、追跡先、広告・フィッシング先同じ製品内で複数機能を重ねたとき

Microsoft Defenderの「ネットワーク保護」は、同じ名前でも仕組みを分けて考える必要があります。Microsoftの資料では、HTTP(S)通信をドメインやホスト名の評判で判定し、Microsoft Edge以外ではTLSのClientHelloから接続先名を調べると説明されています。これは、通信本文をすべて復号する方式と同じではありません。QUICやEncrypted ClientHelloの使用状況によって取得できる情報も変わります。詳細はMicrosoft Defenderのネットワーク保護に記載されています。

CPU全体が低負荷でも、1コアの飽和で速度は止まる

タスクマネージャーのCPU全体だけを見ると、通信処理の上限を見逃します。

暗号処理、フィルタードライバー、ブラウザーの処理が、すべてのコアへ均等に分散されるとは限りません。16個の論理プロセッサーを持つCPUでは、1個だけが100%でも全体表示への寄与は6.25%です。全体が30%に届いていなくても、一部のグラフが100%へ張り付いていれば、その処理経路が詰まっている可能性があります。

Windowsのタスクマネージャーで「パフォーマンス」→「CPU」を開き、グラフを右クリックして「グラフの変更」→「論理プロセッサ」を選びます。同時に「プロセス」または「詳細」で、ブラウザー、速度測定アプリ、セキュリティ製品のプロセス、「System」の負荷を記録します。

見るべき数値はCPU使用率だけではありません。クロックが下がっていないか、メモリーが不足していないか、SSDが100%になっていないかも確認します。温度や省電力設定でCPUクロックが落ちれば、同じセキュリティ設定でも2回目以降の速度が下がる場合があります。

一般的な軽さの比較だけでは、10Gbps時の速さを判定できない

第三者機関の性能テストは製品比較に使えますが、10ギガ回線のHTTPSスループットを直接測った数値ではありません。

AV-Comparativesが2025年9月に実施したWindows向け性能テストでは、Core i7、メモリー16GB、SSDを搭載したPCを使い、ファイルコピー、圧縮、アプリの起動、ファイルのダウンロード、Web閲覧、UL Procyonを測定しました。主要製品のImpact Scoreは次のとおりです。数値が小さいほど、このテスト条件でシステムへの影響が小さかったことを表します。

製品テスト対象バージョンImpact Scoreダウンロード評価Web閲覧評価
Kaspersky Premium21.223.0Very FastVery Fast
Norton Antivirus Plus25.93.8Very FastVery Fast
Avast Free Antivirus25.93.9Very FastVery Fast
ESET HOME Security Essential18.25.8Very FastVery Fast
Trend Micro Internet Security17.87.8Very FastFast
Microsoft Defender Antivirus4.1813.5Very FastVery Fast
Bitdefender Total Security27.014.6FastVery Fast

出典はAV-Comparatives「Performance Test September 2025」です。Impact Scoreは速度低下率ではなく、複数試験をまとめた指標です。「13.5だから通信が13.5%遅くなる」という読み方はできません。製品のバージョン、初回・2回目以降の動作、CPU、通信方式が変われば順位も変わるため、自宅の10Gbps環境では後述の比較測定が必要です。

防御力も別に確認します。同機関の2025年総合報告では、実環境保護、マルウェア検知、誤検知、性能などを別々に評価しています。軽さだけで製品を選ぶと、必要な保護機能との差を見落とします。Consumer Summary Report 2025も合わせて確認してください。

専用機でもHTTPS検査性能は通常のファイアウォール性能より低い

10GbEポートがあることと、セキュリティ機能を有効にしたまま10Gbpsを処理できることは別です。

家庭用ソフトとは処理方式が異なりますが、企業向け機器の仕様は検査コストを理解する材料になります。Fortinetの2026年7月版製品表では、FortiGate 60Fのファイアウォールスループットは最大10Gbps、SSL Inspection Throughputは630Mbpsです。FortiGate 90Gは、それぞれ最大28Gbpsと2.6Gbpsです。

機器ファイアウォールスループットSSL検査スループット脅威保護スループット
FortiGate 60F最大10Gbps630Mbps700Mbps
FortiGate 90G最大28Gbps2.6Gbps2.2Gbps
FortiGate 120G最大39Gbps3Gbps2.8Gbps

出典はFortinet Product Matrix(2026年7月版)です。ファイアウォール値はUDPのパケットサイズ別試験、SSL検査値は複数の暗号スイートを含む平均HTTPSセッションで測られており、同一条件のオン・オフ比較ではありません。単純に差し引いて「検査で何%落ちる」とは扱えません。それでも、メーカーが通常転送とSSL検査を別の性能項目として示している事実は、ポート速度だけでは選べないことを裏づけます。

独自計算:7.5Gbpsから5Gbpsへの低下は1TBで約9分増える

速度低下の影響は割合だけでなく、自分が日常的に動かすデータ量へ換算すると判断しやすくなります。

10Gbpsを8で割ると、理論上は毎秒1.25GBです。実際はEthernet、IP、TCP、TLSなどの制御情報が加わり、回線の混雑や接続先の上限もあるため、この値には届きません。

仮に、検査機能を限定した測定で7.5Gbps、通常設定で5Gbpsだったとします。通常設定による低下率は次の式で33.3%です。

低下率=(7.5-5.0)÷7.5×100=33.3%

転送量7.5Gbps5Gbps増える待ち時間
10GB約10.7秒16秒約5.3秒
100GB約1分47秒2分40秒約53秒
1TB約17分47秒26分40秒約8分53秒

この計算は転送速度が一定という仮定で、通信量には10進表記のGB・TBを使っています。Web閲覧なら数秒の差はほぼ出ませんが、ゲームライブラリー、映像素材、クラウドバックアップでは累積します。大容量用途の計算例は、10ギガ回線でクラウドバックアップはどれくらい速くなる?1TB・4TBを独自計算にもまとめています。

4経路を3回ずつ測れば、HTTPS検査とファイル検査を分離できる

「保護あり」と「保護なし」のSpeedtestを1回ずつ比べるだけでは、セキュリティソフトが原因だと確定できません。

同じ時間帯、同じ有線接続、同じ測定先で、次の順に各3回測ります。最大値ではなく中央値を採用してください。更新処理、クラウド同期、ゲームランチャー、VPNは止め、セキュリティ製品のバージョンと設定も記録します。

測定方法測定内容・目的
LAN内のiperf32台の10GbE対応PC間で測定し、インターネット回線、ブラウザー、HTTPS、保存先SSDの影響を除外します。
速度測定アプリ毎回同じサーバーを選び、ブラウザーのJavaScriptや拡張機能に影響されない結果を取ります。
ブラウザー版の速度測定アプリ版の結果と比較し、ブラウザー内の処理やセキュリティソフトのWeb保護が速度に与える影響を確認します。
信頼できる接続先からの大容量HTTPS転送ファイルを実際にSSDへ保存し、HTTPS検査とファイル検査が同時に動く条件で測定します。

次に、製品の画面でWeb保護またはSSL/TLS検査だけを一時停止できる場合に限り、同じ測定を短時間で繰り返します。検査用ファイルや不審なサイトは使わず、測定が終わったらすぐ元へ戻します。設定名と保護範囲は製品ごとに違うため、メーカーの案内を優先してください。

ブラウザー版とアプリ版で条件をそろえる方法は、10ギガ回線の速度測定方法|ブラウザー版とアプリ版で結果が違う理由で確認できます。

測定結果の組み合わせ優先して疑う場所反証のための次の測定
iperf3から遅いNIC、ドライバー、LAN、CPU、フィルタードライバー別PC、別NIC、セーフモードではなく最小構成で比較
アプリは速く、ブラウザーだけ遅いWeb保護、ブラウザー拡張、JavaScript、HTTP/3別ブラウザーと拡張機能なしで比較
速度測定は速く、ファイル保存だけ遅いリアルタイムファイル検査、SSD、展開処理SSD使用率とセキュリティプロセスを同時記録
Web保護を止めたときだけ速いHTTPS検査、URL照合、製品固有の通信処理同じ設定で3回再測定し、再有効化後も戻るか確認
すべての端末が同じ速度で頭打ちルーター、ホームゲートウェイ、UTM、回線ルーター内蔵測定、別端末、有線直下の比較

「止めたら速くなった」だけでは証拠が足りない

保護機能の変更と同時に、測定サーバー、通信方式、CPU温度、キャッシュが変わると、速度差を誤ってセキュリティソフトのせいにします。

反証として、少なくとも次の条件を確認します。

確認項目確認方法・注意点
測定先の余力別のサーバーで速度が上がるなら、最初に選んだサーバーまたは通信経路が上限に達している可能性があります。
初回と2回目以降製品が検査済みファイルの指紋や評判情報を再利用すると、2回目以降の測定だけ速くなる場合があります。初回と再測定の結果を分けて記録します。
QUIC・HTTP/3ブラウザーがUDPベースのQUICを使う場合と、TCPベースのHTTP/2へ切り替わる場合では、セキュリティ製品の監視経路が変わることがあります。使用された通信方式も確認します。
保存先10Gbpsの理論上限は1.25GB/sです。SSDへの書き込みやファイル検査が追いつかなければ、回線側に余力があっても転送速度は伸びません。
VPNVPNの暗号化、VPNサーバー、Web保護を同時に比較すると、速度低下を引き起こした暗号処理を特定できません。機能を一つずつ切り替えて測定します。
他の保護製品Microsoftによると、互換性のある他社製ウイルス対策製品を導入すると、Microsoft Defender Antivirusは自動的に無効になります。ただし、他社製品を二つ併用した場合は、両方が動作する可能性があります。

二重動作についてはMicrosoftのWindowsセキュリティ解説で確認できます。1Gbps付近で毎回止まる場合は、セキュリティソフトより先にリンク速度を疑い、10ギガ回線で1Gbpsしか出ないのは遅い?正常?の手順で確認してください。

2017年のHTTPS傍受問題は「検査を切れば安全」という話ではない

HTTPS検査には防御上の利点と実装上の負担があり、速度だけで常時オン・オフを決めるべきではありません。

2017年、NDSSで発表された研究は、ブラウザー、クライアント型セキュリティソフト、ネットワーク機器によるHTTPS傍受を調査し、当時の多くの実装がTLS接続の安全性を低下させていたと報告しました。米国のUS-CERTも同年3月、「HTTPS Interception Weakens TLS Security」という注意喚起を公開しています。研究の概要はNDSS Symposiumの公開ページ、注意喚起はCISAのTA17-075Aで読めます。

これは2017年時点の調査であり、現在販売されている全製品が同じ問題を持つという証拠にはなりません。一方、HTTPS検査が「追加の信頼された証明書」「別のTLS実装」「復号後の検査地点」を増やす構造は、更新と設計の品質を確認すべき理由になります。

反対に、HTTPS検査を無効にすると、暗号化された経路で配られる不正ファイルをネットワーク段階で見つけにくくなります。ESETも、SSL/TLSフィルタリングを無効にした場合の保護低下を明記しています。速度が上がる可能性だけを根拠に、常時無効へ変更するのは割に合いません。

改善は「更新・重複解消・限定除外・製品変更」の順で進める

保護を全面停止する前に、処理が重い機能と通信先を狭く特定してください。

対策実施内容・注意点
Windows、セキュリティ製品、NICドライバーを更新する通信フィルター、証明書、QUIC対応に関する不具合が修正されている場合があります。すべてを最新版へ更新してから再測定します。
他社製セキュリティ製品の重複をなくすウイルス対策ソフトだけでなく、VPN、Web保護機能、ブラウザー拡張機能の重複も確認します。
フルスキャンの時間をずらす速度測定や大容量ファイルの転送中に、定期スキャンや定義ファイルの更新が重ならないようにします。
問題のあるアプリや接続先だけを限定除外するメーカーが除外設定に対応している場合に限り、信頼できるアプリや接続先へ対象を絞ります。広範囲の除外は避けます。
同じPCで別製品の体験版を比較する一般的なベンチマークの順位だけで判断せず、自分のCPU、NIC、利用アプリで複数回測定し、その中央値を比較します。
ゲートウェイ側の処理能力を見直すUTMやルーターは「10GbEポート搭載」という表記だけで判断せず、脅威保護とSSL検査を有効にした状態の公称スループットを確認します。

除外範囲を広げるほど検査されない通信やファイルが増えます。Microsoftも、Defenderの除外は端末やデータを危険にさらす可能性があると注意しています。フォルダー全体、全ブラウザー、すべてのHTTPSをまとめて除外する設定は、短い診断で効果を確認してから必要最小限に絞ります。

ネットワーク保護の性能問題について、MicrosoftはDefender for Endpointで監査モードへ切り替え、HTTP、TLS、DNSなどの解析機能を一つずつ止めて原因を分離する手順を公開しています。家庭向けWindowsの画面に同じ項目が並ぶわけではありませんが、「機能単位で切り分ける」という診断方法は参考になります。Microsoftのトラブルシューティング資料を参照してください。

Web閲覧より、大容量転送と複数機能の重複で差が出やすい

10ギガ回線を契約していても、日常用途がWeb閲覧、動画視聴、オンラインゲームなら、最高速度の低下が体感差へ直結するとは限りません。

利用場面セキュリティ処理の影響判断材料
Web閲覧・メール帯域より接続開始時の遅延が表れやすいページ表示時間、証明書エラー
4K動画視聴必要帯域が10Gbpsより大幅に小さい再生停止、バッファ、Wi-Fi品質
オンラインゲーム最高速度より遅延の変動が問題になりやすいPing、ジッター、パケットロス
100GB級ゲームの取得HTTPS検査、ファイル検査、SSD書き込みが重なる実転送時間、CPU各コア、SSD使用率
クラウドバックアップ長時間の連続検査でCPU上限が見えやすい平均速度、CPU温度、再試行数
家族の複数端末PC内の検査は原則としてそのPCに影響。ルーター側検査は全端末に影響端末別比較、ルーター内蔵測定

ゲームや通話が不安定な場合は、Mbpsだけでは原因を判断できません。パケットロスとジッターの測り方|Pingが低くてもゲームが不安定な原因で、負荷中の遅延も測ってください。

セキュリティソフトと10ギガ回線に関する疑問

固定の「推奨CPU」や「必ず何%低下する」という基準はありません。製品の版、保護機能、通信プロトコル、CPU、NIC、保存先によって上限が変わるためです。

よくある質問回答
Microsoft Defenderでも遅くなりますかファイルのリアルタイム検査やネットワーク保護が処理時間を使うため、速度に影響する可能性はあります。ただし、他社製品のSSL/TLS内容検査と同じ仕組みとは限りません。測定アプリ、ブラウザー版、ファイル保存時の結果を比べて原因を切り分けます。
速度測定中だけセキュリティソフトを止めてもよいですか最初は保護を止めず、LAN内のiperf3と速度測定アプリで確認します。それでも切り分けが必要なら、メーカーが用意したWeb保護やSSL/TLS検査だけを、信頼できる接続先で短時間停止します。測定後はすぐに元へ戻し、停止中はメール、広告、検索結果、不明なファイルを開かないでください。
HTTPS検査を無効にすれば、ほかの保護は残りますか残る機能と失われる機能は製品によって異なります。ファイル実行時の検査が残っても、暗号化された通信内容をネットワーク段階で検査できなくなる場合があります。設定を変える前に、製品のヘルプで保護範囲を確認してください。
10ギガ回線用に高価なCPUへ交換すべきですかCPU交換は最後に検討します。LAN内のiperf3では速く、Web保護を一時停止した場合だけ速度が戻り、特定コアの飽和も再現するなら、CPU性能または製品の処理経路が原因の候補です。先に別のセキュリティ製品で同じ測定を行うほうが、費用をかけずに原因を確かめられます。
セキュリティソフトが原因なら10ギガ回線は無駄ですか1台の通信が5Gbpsで頭打ちになっても、複数端末の合計通信、LAN内転送、検査対象外の通信では10ギガ環境を活用できる場合があります。1台で測った最高速度だけでは、回線全体の価値を判断できません。

10Gbpsの数値より、保護を維持した実効速度で判断する

採用すべき数値は、保護を切った瞬間の最高速度ではなく、普段の保護を有効にした状態で安定して出る中央値です。

LAN内iperf3が速いのにブラウザーだけ遅ければ、Web保護やブラウザー経路を調べます。速度測定は速く、SSDへの保存だけ遅ければ、ファイル検査とストレージを確認します。家中の端末が同じ速度で止まるなら、PC用ソフトよりルーターやUTMを優先します。

数Gbpsを安定して使えており、実際の作業時間に困っていないなら、保護を弱めて最高値を追う必要はありません。大容量転送で毎回待たされる場合は、3回の中央値、論理プロセッサー別の負荷、検査機能ごとの差を記録し、限定設定または製品変更まで含めて判断してください。

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速度の原因は一つずつ分けて確認すると、不要な買い替えを避けられます。

外部資料の製品名、版、測定値は2026年9月3日に確認しました。