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10ギガ回線は戸建てとマンションでどちらが得?5年間の総額を比較

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最終更新日:2026年9月10日

10ギガ回線の料金だけを比べた場合、戸建てとマンションで大きな差はありません。主要な10ギガプランでは、住居タイプにかかわらず同じ月額料金を設定しているケースが多いためです。

ただし、マンションでも必ず同じ条件で契約できるとは限りません。建物が10ギガに対応しているか、工事の許可を得られるかによって変わります。戸建ては比較的工事を進めやすい一方、マンションは建物の設備によって導入できない場合があります。

この記事では、2026年9月10日時点の公式料金を使います。月額料金に加えて、必須機器や工事費も含めて60カ月分を計算しました。料金改定が決まっているサービスは、改定後の金額で試算しています。

同じ10ギガプランなら5年間の差額は0円になることが多い

5年間の支払額を大きく左右するのは、住居タイプよりも、選ぶ回線や必要なルーター、工事の可否です。「マンションだから安い」と考える前に、まず10ギガの料金表を確認しましょう。

比較項目戸建てマンション有利な側
同一プランの月額料金同額の例が多い同額の例が多い原則同じ
5年間の回線料金同じ条件なら同額同じ条件なら同額原則同じ
工事の進めやすさ比較的進めやすい管理会社などの確認が必要戸建て
開通できる可能性提供エリアなら比較的高い建物設備や配管にも左右される戸建て
引っ越しによる追加費用持ち家なら発生しにくい賃貸では発生しやすい戸建て
既存設備を使える可能性住所ごとに異なる建物によっては使えるマンションの場合あり

ここでいう「戸建てが有利」とは、回線料金そのものが安いという意味ではありません。開通しやすく、長期間使いやすいことまで含めた判断です。なお、賃貸の戸建てでは、所有者への確認が必要になる場合があります。

5年間の総額は「月額×60」だけでは比べられない

5年間の総額は、回線料金、必須機器、初期費用を足し、確実に受け取れる割引だけを差し引いて計算します。キャッシュバックの金額だけで選ぶと、受取条件を満たせない場合があるため注意が必要です。

この記事では、次の式を使います。

5年間総額=月額基本料金×60カ月+必須機器×60カ月+事務手数料+工事費-確定した公式割引

計算に入れるもの計算から外すもの外す理由
月額基本料金スマホのセット割契約するスマホと台数で変わるため
利用に必須の機器代代理店独自のキャッシュバック窓口と受取条件で変わるため
契約事務手数料光電話やテレビ全員が使う費用ではないため
標準的な工事費土日・夜間の追加工事費工事日によって変わるため
公式ページにある月額割引ブロードバンドユニバーサルサービス料今後変わる可能性があるため

開通月の料金が日割りになるサービスもあります。ただし、比較条件をそろえるため、この記事では1カ月分として計算しました。実際の請求額は、開通日や申込窓口によって変わります。

3つの10ギガ回線で戸建てとマンションの5年間総額を比較

今回確認した3サービスでは、同じサービスを選ぶなら、戸建てとマンションの5年間総額は同じです。ただし、サービスごとに比べると料金には大きな差があります。

サービス主な計算条件戸建ての5年間総額マンションの5年間総額住居による差額
BB.excite光 10G月額4,730円、初期費用・標準工事費0円283,800円283,800円0円
So-net 光 10ギガ4,090円×24カ月、6,380円×36カ月、事務手数料6,050円333,890円333,890円0円
SoftBank 光・10ギガ基本料金6,380円+必須機器550円、事務手数料4,950円420,750円420,750円0円

BB.excite光 10Gは、対応ルーターを自分で用意する必要があります。公式のルーターを月額550円で60カ月借りると、総額は316,800円です。

So-net 光 10ギガは、2026年10月からの改定料金で計算しています。新設向けの月額割引と工事費相当割引を、最後まで受ける前提です。10ギガ対応ルーターの費用は含めていません。

SoftBank 光・10ギガでは、月額550円のホームゲートウェイ(S)が必要です。上の表は、47,520円の工事費を公式割引で全額補える場合を想定しています。割引がなければ、総額は468,270円です。

この3サービスは、単純に順位を付けられるものではありません。ルーターの条件やスマホ割、契約期間がそれぞれ異なるためです。ここでは、戸建てとマンションの差を確認するための例として取り上げています。

BB.excite光 10Gは戸建て・マンション共通で月額4,730円

BB.excite光 10Gは、戸建てでもマンションでも月額4,730円です。公式サイトでは、初期費用、標準工事費、引っ越し工事費も不要と案内しています。

回線料金だけなら、5年間の総額は4,730円×60カ月で283,800円です。契約期間の縛りや解約時の費用もありません。短期間で引っ越す可能性がある人にも、分かりやすい料金体系です。

ただし、利用するには10ギガ対応ルーターが必要です。月額550円で借りた場合、5年間で33,000円かかります。購入とレンタルのどちらが得かは、利用年数を決めてから比べましょう。

出典:BB.excite光 10G

So-net 光 10ギガも戸建て・マンションが同額

So-net 光 10ギガは、月額料金に加えて、新設特典も戸建て・マンション共通です。2026年10月以降の通常料金は月額6,380円です。

新設の場合、開通月を含む24カ月は月額4,090円です。25カ月目から月額6,380円になります。事務手数料6,050円を加えると、60カ月の総額は333,890円です。

派遣工事費39,600円は、特典によって実質無料になります。ただし、23回の分割請求に対して同額の割引を受ける仕組みです。途中で解約すると、残りの工事費が請求される場合があります。

出典:So-net 光 10ギガ

SoftBank 光・10ギガは必須機器を含めて計算する

SoftBank 光・10ギガでは、基本料金6,380円に加えて、月額550円のホームゲートウェイ(S)が必要です。実際の固定費は、戸建て・マンションとも月額6,930円になります。

60カ月分では415,800円です。ここに事務手数料4,950円を加えると、工事費を除いた総額は420,750円になります。

2026年6月以降に申し込み、立ち会い工事がある場合、代表的な工事費は47,520円です。公式割引で補える場合もありますが、短期で解約すると残額が発生することがあります。

出典:SoftBank 光

1ギガではマンションが安くても、10ギガでは差が消える

「光回線はマンションのほうが安い」というイメージを、そのまま10ギガに当てはめることはできません。1ギガと10ギガでは、住居タイプごとの料金設定が異なるためです。

SoftBank 光の2年自動更新プランを例に見てみます。1ギガは戸建てが月額5,720円、マンションが月額4,180円です。月額差は1,540円あり、60カ月では92,400円の差になります。

10ギガでは、戸建て・マンションとも基本料金は月額6,380円です。ホームゲートウェイ(S)の月額550円も共通なので、60カ月使っても住居タイプによる差は0円です。

SoftBank 光戸建ての月額マンションの月額月額差60カ月の差
1ギガ5,720円4,180円1,540円92,400円
10ギガ基本料金6,380円6,380円0円0円

マンションで通信費を抑えたいなら、10ギガ同士だけで比較する必要はありません。1ギガのマンション料金でも十分かどうか、先に考えてみましょう。

マンションは「建物名まで提供可能」でも工事できるとは限らない

マンションでは、住所検索の結果、建物設備、管理側の許可という3つの条件をすべて確認する必要があります。提供エリアに入っていても、部屋まで光ファイバーを通せないことがあります。

確認段階確認すること通らない場合
1. 住所町名ではなく建物名と部屋番号まで判定するその住所では申し込めない
2. 建物設備10ギガ用の光配線を部屋まで通せるか工事方法の変更か導入不可
3. 管理側共用部作業、配管利用、穴開けの許可工事を進められない
4. 室内光コンセントとルーターの設置場所追加配線か設置場所の変更

すでに1ギガの光コンセントがあっても、10ギガを工事なしで使えるとは限りません。SoftBankは、SoftBank 光・10ギガへの変更を新規契約として扱い、立ち会い工事が必要と案内しています。

戸建てでも、電柱から建物までの経路によっては工事できない場合があります。ただ、共用部やほかの住戸を管理する第三者との調整は、マンションより少ない傾向があります。

賃貸マンションは引っ越し費用を5年間総額に足す

5年間ずっと同じ部屋に住む前提が崩れると、月額料金が同じでもマンションの実質負担が増える場合があります。引っ越し先で再工事や事務手数料が必要になるためです。

引っ越しの可能性は、次の式で計算に加えられます。

引っ越しを含む期待総額=通常の5年間総額+5年以内に引っ越す確率×引っ越し時の追加費用

例として、再契約時に事務手数料4,950円と工事費47,520円が必要だとします。合計は52,470円です。これは割引や無料移転がない場合の仮定で、実際の請求額ではありません。

自分で見積もる5年以内の引っ越し確率5年間に加える期待費用
0%0円
20%10,494円
40%20,988円
60%31,482円

ここで使う確率は統計値ではありません。自分の予定を金額に置き換えるための入力値です。転勤、進学、更新時期などを考えて決めてください。移転無料や工事費無料を利用できる場合は、その条件に合わせて追加費用を置き換えます。

長く住む予定の戸建てなら、この費用は小さく見積もれます。持ち家だから料金が安いというより、同じ回線を長く使い続けやすいことが強みです。

マンションは回線を住人全員で割り勘するわけではない

個人で契約する10ギガ回線は、同じ建物の利用者が増えるほど月額料金が安くなる仕組みではありません。各住戸が、それぞれ契約先へ月額料金を支払います。

「マンションは設備を共有するから安い」という説明は、1ギガの一部プランには当てはまります。10ギガでは、戸建てとマンションで同じ料金を設定しているサービスが増えています。

建物一括契約の無料インターネットは別です。費用が家賃や管理費に含まれている場合があります。その回線で十分なら、新たに10ギガを契約しないのが最も安い選択です。

戸建てだから速い、マンションだから遅いとは限らない

最大10Gbpsは理論上の最大値で、戸建てなら10Gbps近い速度が出るという意味ではありません。実際の速度は、回線の混雑、接続先、ルーター、LANポートなどによって変わります。

マンションでも、部屋まで10ギガ対応の光回線が引かれ、宅内機器も対応していれば高速通信を利用できます。反対に、戸建てでもパソコンが1GbEなら、機器間の通信速度は最大1Gbpsです。

住居タイプだけで速度を判断しないようにしましょう。契約前は提供可否を確認し、契約後はLANのリンク速度を確認するほうが確実です。

戸建てとマンションで迷ったときの選び方

戸建ては長く使いやすいか、工事を進めやすいかを確認します。マンションは既存設備に加えて、1ギガの料金も含めて判断しましょう。次のように考えると、料金だけで選んで失敗する可能性を減らせます。

状況向いている選択理由
5年以上住む予定の持ち家10ギガを長期契約移転費用が発生しにくい
2~3年以内に転居する可能性がある縛りなし・工事費残債なしを優先途中解約の負担を抑えやすい
マンションに無料回線がある先に無料回線を試す新規契約しなければ追加費用0円
マンションで10ギガを導入できない1ギガ光回線かホームルーターを比較工事許可を待たずに使える場合がある
複数人が大容量通信を同時に使う10ギガの提供可否を確認家全体の通信量に余裕を持たせやすい
1台のスマホやPCが中心1ギガも比較マンション料金なら総額を下げやすい

申し込み前に確認するチェックリスト

まず住所と建物が10ギガに対応しているか確認し、そのあとで5年間の総額を計算してください。契約できないプランの料金を比べても、実際の選択肢にはなりません。

  1. 住所検索へ建物名と部屋番号まで入力する
  2. マンションでは管理会社や所有者へ工事内容を確認する
  3. 月額基本料金と必須機器代を分けて確認する
  4. 工事費が完全無料か、実質無料かを確認する
  5. 60カ月の途中で通常料金へ戻る時期を確認する
  6. キャッシュバックの受取時期と手続きを確認する
  7. 引っ越し時の移転費、再工事費、残債を確認する
  8. 手持ちのルーターとパソコンが10ギガに対応するか確認する

よくある質問

10ギガ回線はマンションのほうが安いですか?

必ずしも安くありません。BB.excite光 10G、So-net 光 10ギガ、SoftBank 光・10ギガは、戸建てとマンションで基本的な料金条件が共通です。1ギガではマンションのほうが安いサービスでも、10ギガになると同額になる場合があります。

マンションに光コンセントがあれば工事不要ですか?

1ギガ用の設備があっても、10ギガの工事が不要とは限りません。利用するサービスや建物設備によって変わります。申し込み先に、10ギガへ変更するときの工事方法を確認してください。

工事費実質無料なら5年使えば問題ありませんか?

割引期間を最後まで利用すれば、通常は工事費の残債がなくなります。ただし、引っ越し先での再工事費や事務手数料は別です。契約ごとの条件を確認してください。

5年間ならルーターは購入とレンタルのどちらが得ですか?

月額550円のレンタルは、5年間で33,000円です。同等の対応機器を33,000円未満で購入し、5年間使えるなら、購入のほうが安くなる可能性があります。ただし、指定機器が必須の回線では、市販品だけに置き換えることはできません。

戸建てとマンションで速度は変わりますか?

住居タイプだけで速度は決まりません。配線方式、混雑、ルーター、LANポート、接続先などの条件が影響します。同じ条件で測定しない限り、戸建てとマンションだけを比べても速度差は判断できません。

まとめ:10ギガは住居タイプより契約条件で選ぶ

10ギガ回線では、戸建てとマンションの月額差よりも、回線ごとの料金、必須機器、工事、引っ越しにかかる費用を確認することが大切です。今回取り上げた3サービスでは、同一サービス内の60カ月差は0円でした。

マンションは、1ギガなら料金が安くなる場合があります。10ギガを申し込む前に、建物の無料回線や1ギガでも十分ではないか確認しましょう。

戸建ては、比較的工事を進めやすく、同じ住所で長く使いやすいことが強みです。ただし、回線料金そのものが安いとは限りません。

住所判定を済ませたら、月額料金と必須機器代を60カ月分計算します。そこに初期費用や引っ越し費用も加えると、自分の条件に合った5年間の総額が分かります。

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