ライブ配信者は光回線を引っ越す前から考えるべき!最悪何もできなくなる
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最終更新日:2022年2月7日
目次
配信者の方は引っ越しでのトラブルはいくつかあります。
配信者の方によくあるトラブルは
- 使いたい回線がエリア外だった
- 引っ越してもすぐにネットが使えない
- 引っ越し先のネット回線が遅い
あたりがよくあります。
普通の方が引っ越すのは「広い部屋に住みたい」、「便利な場所に住みたい」、「転職した」など部屋への不満や立地への不満が理由でしょう。
なのでネット回線をどうするかということはあまり考えず優先度は低くなってしまっています。
ネット回線の速度は配信者にとって重要です
生配信やゲーム配信には高速で安定したインターネット回線が必要です。
もし「引っ越し前に使っていた光回線」や「あまり深く考えずに決めた光回線」で普通に生配信で使えたので、次もあまり考えず光回線を契約したら生配信が全くできなかったということはよくあります。
またマンションには備え付けのインターネット回線があることも多いです。引っ越したら備え付けの回線を使えばいいかと思って、引っ越してから実際に使ってみると通信速度がとても遅かったということもよくあります。
引っ越しでインターネット回線についてちゃんと考えておかなければ、下手をすると3ヶ月近く全く活動できないということになりかねません。
ライブ配信をしている方は引っ越しをする前からインターネット回線について考えなければいけません。
マンション備え付けのネット回線は通信速度が遅いことが多い
マンションやアパートに備え付けのインターネットは通信速度が遅い可能性が高いです。
マンションの中にはインターネット回線が備え付けられていることがあります。マンションタイプのインターネット回線は料金も安いものが多いですし、工事も必要ではない、または工事が必要だったとしても引越し後の数日には使えるという事が多いです。
なので引っ越したらマンション備え付けのインターネットを利用しようと思っている方も多いと思います。
ですがマンションタイプのインターネット回線は1本~数本の回線を契約しているマンション住人で共有することになっているものがほとんどです。
なので休日や夜などに同じマンションに済む契約者全員が同時に使ったり、マンション住人の一人だけでも大量に通信を使う人が出てくると速度がかなり落ちてしまいます。
生配信・ゲーム配信には安定した通信が必要です。配信中に通信速度が落ちてしまったらラグが発生したり、配信が途切れたり、配信が止まってしまったりします。
そのようなことにならないようにするにはマンションに住んでいてもマンションタイプのプランではなく「戸建て」で契約したほうがいいでしょう。
戸建てプランはマンションに住んでいても契約できます。戸建てプランで契約すれば一本の回線を住民で共有するということはなくなります。
ただし事前にマンションの管理人に光回線を自分で契約していいか、回線工事をしてもいいか事前に許可を得なければなりません。
またマンションの高層階だと工事ができないこともあるので注意してください。マンションで回線の工事ができる構造なのかもできれば事前に確認しておきたいです。他にも築年数が古い(20年以上前など)と工事ができないことがあるようです。
①契約しようと思っていた光回線がエリア外だった
光回線にはエリアが限定されているものもが多いです。
フレッツ光や光コラボの回線は全国の幅広いエリアで利用できますが、エリアがもう少し狭い光回線も多いです。
例えば「NURO 光」は配信者の方にとても人気のある光回線ですが、NURO光のエリアは「北海道、関東、東海、関西、広島岡山、九州の一部」となっています。
またここに書かれている都道府県に引っ越し予定なのでNURO光を契約できると思っていたのに、引っ越し先の住所まで細かく見ていくと実はエリア外だったということもよくあります。
他にも「auひかり」は独自回線を利用しているので契約したいと思う方も多いと思います。au(KDDI)の運営なのでエリアも全国にありそうに思えますが、実際は関西地方と東海地方はエリア外となっています。
おそらく「eo光」や「コミュファ光」がauの運営会社のKDDIと協力関係があるのでエリアを広げてないものと思われます。
eo光やコミュファ光は独自回線を敷いている電力会社系の光回線なので高速で安定していておすすめです。
なのでauひかりの代わりに関西地方はeo光や、東海地方はコミュファ光を契約すればいいので問題ありません。
またライブ配信・ゲーム配信をしたい方には最大速度10Gbpsや5Gbpsの高速回線を利用したいという方も多いと思います。10Gbpsプランや5Gbpsプランはまだまだ対応エリアがとても狭いです。10Gbpsプランや5Gbpsプランを利用したい方は必ず事前に確認が必要です。
エリアの確認は住所がわかればできます。まだ引っ越していない場所でも住む予定でもないマンションでもエリアの確認はできるので必ず調べましょう。
②引っ越してからしばらくの間インターネット回線を使えない
工事をする必要がある(工事日は3週間~1ヶ月後)
「引っ越しをしてから光回線を契約すればいい」と思って引っ越しまで何もしていなかったら、しばらくの間ネットが使えない生活になります。
光回線を自分の部屋で使うためには工事が必要です。光回線を契約してから開通するにはだいたい1ヶ月前後かかります。
1ヶ月前後の間、生配信が全くできなくなってしまうのは配信者にとってはつらい状況でしょう。
生配信をしている方に話を聞くと「次の部屋にインターネットが開通するまで前の部屋に住み続けていた」という方も何人かいらっしゃいました。
そこまですると前の部屋の家賃と次の部屋の家賃を2ヶ月間ほど両方払わなければならないのでお金がかかりますが、方法としてはそれでもありでしょう。
工事をする必要がない物件ならもう少し速くインターネットが使えるようになります。ですが工事をしなくてもいいというケースはあまりありません。
工事が終わるまで5Gルーターを使う(エリア内の場合)
もしそこまでできないという方、もう少しお金をかからないようにしたい方は高速なモバイル回線(モバイルルーター・ホームルーター)を契約するという手があります。
高速なモバイル回線には5G回線を使ったドコモの「ドコモ home 5G」や「WiMAX +5G」などがあります。
ただし5Gエリアはまだまだエリアが狭いです。こちらのエリアも事前に確認しなければいけません。特にドコモと比べてWiMAXの5Gエリアは拡大が遅いので気を付けなければいけません。
5G回線の最大受信速度は2.4Gbpsですが、最大送信速度は183Mbpsとなっています。こちらの2.4Gbps、183Mbpsという数字は理論値(ベストエフォート)なのでこの速度が出るわけではありません。
おそらく実際の受信速度は200Mbps、アップロード速度が15Mbps前後になると思われます。
アップロード速度15Mbpsでは生配信をするのは不可能ではないですが少し遅いです。OBSでアップロードのビットレートを少し下げる必要があるでしょう。
5Gエリア外ならWiMAX 2+あたりがおすすめ
もし5Gエリアではなかった場合はWiMAX 2+になるでしょう。WiMAX +5Gを契約しても5Gエリア外の場合はWiMAX 2+回線で通信できます。
WiMAX 2+の通信速度は最大受信速度が440Mbps~558Mbps、最大送信速度が75Mbpsとなっています。
この440Mbps、75Mbpsという数字も理論値(ベストエフォート)なので、実際にはダウンロード速度が40Mbps、アップロード速度が5Mbps前後あたりになるでしょう。
ただし5G・4G・WiMAXのような電波回線は光回線よりも環境の影響を受けやすいので、さらに通信速度が遅くなったり不安定になったりしやすいです。
アップロード5Mbpsでは配信には少し厳しいです。調子がよければできなくはないですが、電波回線なのですぐにが1Mbpsやそれ以下になることもよくあります。そうなると配信にはかなり厳しいです。
生配信やゲーム配信をしたい方が引っ越しをする前には必ず考えないといけない理由がこちらです。下手をすると3ヶ月近く何も活動できないということになりかねません。
また5G回線やWiMAXを利用したモバイル回線も契約期間があるプランで契約すると解約に違約金がかかります。
光回線プロバイダからWi-fiルーターをレンタルできるところもある
他の方法には「光回線のプロバイダから開通までレンタルできるモバイルルーターを利用する」という方法もあります。
こちらは開通まで利用するものなので料金が安く違約金もありません。ただし回線速度はおそらくとても遅いと思われます。おそらくYouTubeなどで動画を見ることも少し難しいレベルでしょう。
そのような回線ではライブ配信をするのは光回線の開通まで諦める必要があるでしょう。
スマホでネットをしたりテザリング機能を使ってPCでネットに繋ぐ
お金を掛けない方法は「光回線が開通するまで待つ」ことでしょう。インターネット自体はスマートフォンでもできるので、スマートフォンでも例えば音声のみの配信などはできるでしょう。
スマートフォンのテザリング機能を使えばパソコンでインターネットに繋ぐこともできます。
③引っ越し先のネット回線が遅かった
引っ越しをしてネット回線を契約してみると通信速度が遅かったということはよくあります。
同じ光回線をそのまま回線引っ越しで契約したのに通信速度が遅くなることも珍しくありません。
ライブ配信・ゲーム配信をやっている方にとって通信速度は必要でしょう。
光回線が遅い理由はいくつか考えられます。
備え付けのネット回線を使っている(他の住民が使うと速度が遅くなる)
マンションに備え付けのインターネット回線はたいていの場合、回線を契約した他の住民同士で共有するものとなっていることが多いです。
マンションに備え付けの回線が不安定なら一戸建て用の光回線のプランで契約したほうがいいでしょう。
IPv6の対応機材を使っていない
IPv6 (IPoE)に対応していない機材を使うと通信速度が遅くなることが多いです。
以前はIPv4という規格で接続していましたが、最近はIPv6という規格を使って通信をできる光回線が多いです。
ですがIPv6に対応していない機材がまだまだ流通しています。
またIPv6に対応していてもIPv6で接続できる差込口が一部にしかないルーターもあります。
一度機材を確認する必要があります。
ルーター、LANケーブル、ONUの通信速度が遅い(古い、高速通信に対応していない)
Ethernet規格 | 最大転送レート | 使えるLANケーブルのカテゴリー (ケーブルの速度) |
---|---|---|
100BASE-TX | 100Mbps | CAT.5 (100Mbps) |
1000BASE-T | 1Gbps | CAT.5 (100Mbps) |
2.5GBASE-T | 2.5Gbps | CAT.5e (1Gbps) |
5GBASE-T | 5Gbps | CAT.6 (1Gbps) |
10GBASE-T | 10Gbps | CAT.6A (10Gbps)、CAT.7 |
25GBASE-T | 25Gbps | CAT.8 |
通信速度を上げるには全てのパーツの通信速度が速いものを使わなければいけません。持っているルーターやPCについているLANポート、LANケーブルなども高速なものを使っているか確認する必要があります。
ルーターを交換したり、プロバイダに頼んでONUを交換してもらったりすると回線速度が上がったということはあります。
特に10Gbpsプランを契約した方で通信速度が思ったより出ないという方は通信機器が高速に対応していないからということは多いです。
特にLANケーブルの最大通信速度は忘れがちです。必ず「CAT.6 (1Gbps)」か「CAT.6A (10Gbps)」のどちらかを買わなければいけません。CAT.7やCAT.8はコネクタが違います。
プロバイダの相性が悪い
光回線にはプロバイダと回線を契約します。例えばフレッツ光にはOCN、@nifty、GMOとくとくBB、BIGLOBEなどのプロバイダがありますが、プロバイダだけを変えることもできます。
「プロバイダを変えても回線は変わらないので速度もそこまで変わらない」と一般的には思われています。ですが「みんなの通信速度」では同じ回線でもプロバイダによって通信速度が差があります。なので試してみるのも一つの手でしょう。
他にもプロバイダを変えるとONUを交換されることがあります。それが原因だったということもありえます。
ここまでやってきて他にやることがない場合、試しに変えてみるのもありでしょう。
光回線そのものが遅い(基地局から遠い、混雑しやすい地域など)
もしあらゆる手をつくしても回線速度が遅いままなら光回線を変えるのがおすすめです。
光回線は基地局から何本も分岐させて提供されているのでどうしても地域によっては早かったり遅かったりします。そうなると自分の力ではどうにもすることができないので別の回線を契約したほうがいいでしょう。
一般的に速度が速いと言われているのは「NURO 光」です。NURO光は通信速度が受信速度最大2Gbpsです。
通信速度が速いので配信者の方にとても人気があります。
ただしNURO光はインターネット開通まで時間がかかります。工事が2回必要で開通まで2ヶ月前後かかることもあります。
もしあまり時間を掛けたくないという方は他の回線を契約するのがおすすめです。
10Gbps・5Gbpsプランを契約する
最近の光回線には10Gbps、5Gbpsプランが出てくるようになりました。
10Gbps、5Gbpsプランは「ドコモ光」や「auひかり」、電力会社系の「eo光」、「コミュファ光」、他には「フレッツ光クロス」、「NURO光」などがあります。
エリアが比較的広い10Gbpsプランを提供している光回線には「auひかり」があります。auひかりの10Gbpsエリアは「東京、神奈川、千葉、埼玉」と関東だけですがそこそこ広いです。
また関西地方に住んでいる方は「eo光」、東海地方に住んでいる方には「コミュファ光」がおすすめです。
eo光やコミュファ光は10Gbps、5Gbpsコースのエリア拡大がとても速いです。eo光は関西地方のほとんどの市町村、コミュファ光は「愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の多くの地域と長野県の一部」がエリアとなっています。
eo光は関西電力系列のオプテージ、コミュファ光は中部電力系列のctcとなっています。電力会社系列の回線は高速で安定していると言われています。
それ以外はエリアはまだまだ狭いです。ドコモ光、フレッツ光クロスなどの多くの光回線10Gbpsプランは「東京23区、大阪市、名古屋市」の一部となっていることが多いです。
【まとめ】引っ越しをしたい方はネット回線はどうすればいいか
①引っ越し前にエリアかどうか確認する
引っ越し先に自分が使いたい光回線のエリアがなかったということはよくあります。
例えば「auひかり」は関東や九州などにはエリアがありますが関西地方と東海地方にはありません。
「NURO光」も2Gbpsのエリアはまだまだ拡大中です。
エリアの確認は光回線のウェブサイトでできます。エリアの確認は住所が分かれば引っ越してなくても引っ越す気のない場所でもできるので、部屋を決める前に必ず確認しておきましょう。
②10Gbps・5Gbpsプランのエリアかどうか確認する
10Gbpsプランや5Gbpsプランはゲーム配信者の方やライブ配信者の方におすすめです。
多くの光回線では最大速度が1Gbpsとなっていますが、10Gbpsプランは名前の通り最大速度が10Gbpsになります。ただし10Gbpsや5Gbpsはベストエフォートなので10Gbps・5Gbpsという通信速度になることは全くありません。
ですが最大速度が10Gbpsということは1Gbpsの十倍の速度がでる可能性があるということです。実測も2Gbpsや5Gbpsなどになっている方も多いです。
1Gbpsプランを契約して速度がちゃんと出るか不安な方は10Gbps・5Gbpsプランを契約して速度低下で配信ができなくなるリスクをできるだけ少なくすることができます。
比較的エリアが広い10Gbps・5Gbpsコースには関東地方は「auひかり」、関西地方は「eo光」、東海地方は「コミュファ光」があるのでおすすめです。
ただし10Gbpプランや5Gbpsプランはまだまだエリアが狭いです。必ずエリアを確認してから部屋を決めなければなりません。
多くの回線では「東京23区、大阪市、名古屋市」のみとなっている光回線が多いです。
③マンションのオーナーに自分で光回線を契約できるか聞く
マンションには光回線の工事を許可してもらえないことがあります。
例えば壁の穴を開けてはいけないなどの理由があります。
ですが光回線の工事にはできるだけ壁に穴を開けずにする方法もあります。例えばケーブルを引き込むときにはエアコンの穴を利用したり、釘を打たずに後ではがせるテープで止めたりなどです。
もしそのような理由で工事を許可してもらえなければ、プロバイダなどから工事の説明方法を書かれたpdfファイルがダウンロードできるので見せてみるのもいいでしょう。
またマンションタイプの光回線をすでに契約していて、その回線しか使ってはいけないというマンションもあります。
その回線の速度が早ければいいですが、大抵の場合遅いことが多いです。
その場合でも自分で光回線を契約する許可を得られる可能性はもちろんあるので確認してみましょう。
④できるだけ速いと言われている光回線を契約する
光回線は会社によって速度が違います。
光回線の多くは最大速度が1Gbpsのところが多いですが、この数字はベストエフォートなので実際には1Gbpsがでることは全くありません。
実際の速度がどれくらいになるかは契約して開通するまでわかりません。
ですが通信速度が速いと言われている回線はいくつかあります。
最大受信速度が2Gbpsの「NURO 光」、電力会社系列の「eo光」や「コミュファ光」など、独自回線を使用している「auひかり」がおすすめです。
それらが契約できなければフレッツ光コラボの中でも比較的速い「So-net光プラス」や「ドコモ光」、「ソフトバンク光」あたりもおすすめです。
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