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SoftBank 光が330円値上げ なぜ10ギガだけ据え置きなのか

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最終更新日:2026年9月17日

ソフトバンクは、2026年12月以降、「SoftBank 光」の月額基本料金を改定します。

対象となる1ギガプランは、戸建て・マンションともに月額330円の値上げです。一方、SoftBank 光・10ギガの月額料金は変わりません。

結論からいうと、10ギガを据え置くことで、値上げ後の1ギガとの料金差を縮め、上位プランへの移行を促す狙いがあるとみられます。

ただし、ソフトバンクは10ギガを据え置く理由を明らかにしていません。本記事では、公式情報と料金比較を基に、その背景を分析します。

SoftBank 光は1ギガを月額330円値上げ

SoftBank 光・1ギガは、対象となるすべてのプランで月額330円値上げされます。

ソフトバンクは、物価高騰に伴う各種費用の上昇を理由に挙げています。高品質な通信サービスを安定して提供するための料金改定と説明しています。

住居・プラン改定前改定後値上げ率
戸建て・2年自動更新5,720円6,050円約5.8%
戸建て・5年自動更新5,170円5,500円約6.4%
戸建て・自動更新なし6,930円7,260円約4.8%
マンション・2年自動更新4,180円4,510円約7.9%
マンション・自動更新なし5,390円5,720円約6.1%

どのプランも330円の値上げですが、現在の料金が安いマンションのほうが値上げ率は高くなります。

特に、マンションの2年自動更新プランは約7.9%の上昇です。戸建てよりも、家計への影響を大きく感じやすいでしょう。

値上げは2026年12月から一斉ではない

自動更新プランでは、契約期間満了月の翌月から新料金が適用されます。

契約プラン新料金の適用時期
2年自動更新プラン2026年12月以降に迎える契約期間満了月の翌月
5年自動更新プラン2026年12月以降に迎える契約期間満了月の翌月
自動更新なしプラン2026年12月利用分

つまり、自動更新プランの利用者全員が、2026年12月から一斉に値上げされるわけではありません。

契約期間満了月はMy SoftBankで確認できます。料金がいつ変わるのか知りたい場合は、現在の契約期間を確認しておきましょう。

また、2026年12月から「SoftBank 光」は「SoftBank 光+」へ名称が変わります。

10ギガは月額6,930円のまま据え置き

SoftBank 光・10ギガは今回の料金改定の対象外で、月額6,930円のままです。

6,930円の内訳は、月額基本料金6,380円と、必須機器の月額レンタル料550円です。

1ギガだけが値上げされるため、戸建てでは1ギガと10ギガの料金差が小さくなります。

比較改定前改定後
戸建て1ギガ5,720円6,050円
10ギガ6,930円6,930円
月額差1,210円880円

戸建てでは、10ギガへ変更する場合の料金差が、月額1,210円から880円へ縮まります。

差額は約27%縮小します。3年間で見ると、10ギガへ変更する追加負担は4万3,560円から3万1,680円へ減ります。

今回の改定で、10ギガ自体が安くなるわけではありません。ただ、1ギガと比べたときの割高感は小さくなります。

関連ページ:SoftBank 光10ギガとNURO光10ギガはどちらがおすすめ?

なぜ10ギガだけ据え置きなのか

公式な理由は公表されていませんが、料金構成を見ると三つの狙いが考えられます。

1.10ギガへの移行を進めやすくする

1ギガとの料金差が小さくなれば、10ギガを選びやすくなります。

戸建てでは、値上げ後の差額が月額880円です。「毎月1,000円未満なら10ギガにしたい」と考える利用者も出てくるでしょう。

ソフトバンクは、10ギガを対象とした月額割引も実施しています。料金の据え置きと割引を組み合わせ、上位プランの利用者を増やしたい可能性があります。

2.10ギガ市場では価格競争が激しい

「SoftBank 光」10ギガは、料金を据え置いても競合より特別安いわけではありません。

回線代表的な月額料金機器料金の扱い
SoftBank 光10ギガ6,930円必須機器550円を含む
ドコモ光10ギガ・タイプA/C6,380円ルーターを借りる場合は別途550円
NURO 光10ギガ・戸建て6,600円必須機器550円を含む

SoftBank 光10ギガまで330円値上げすると、月額7,260円になります。

自前のルーターを使うドコモ光10ギガとは、月額880円の差になります。NURO 光10ギガとの差も月額660円まで広がります。

10ギガを値上げしなかった背景には、競合との価格差をこれ以上広げたくない事情もあると考えられます。

関連ページ:10ギガ光回線おすすめ8社を比較

3.PayPayカードとの連携を強める

今回の改定には、PayPayカードの利用者を増やす料金設計という側面もあります。

2026年12月以降は、対象料金をPayPayカードで支払うと月額330円が割り引かれます。

PayPayカード ゴールドでは、月額550円の割引です。

戸建て1ギガ改定後料金カード割割引後
カード割なし6,050円なし6,050円
PayPayカード6,050円330円5,720円
PayPayカード ゴールド6,050円550円5,500円

通常のPayPayカードを使えば、値上げ分の330円を相殺できます。

カードを使わない場合は値上げになりますが、PayPayカード利用者なら従来と同じ料金を維持できる仕組みです。

PayPayカード ゴールドは割引だけで元を取れない

光回線の割引だけを目的に、PayPayカード ゴールドへ変更するのは得ではありません。

通常カードとゴールドの割引差は月額220円です。年間では2,640円の差になります。

一方、PayPayカード ゴールドの年会費は1万1,000円です。光回線の追加割引だけでは、年会費に8,360円届きません。

項目年間金額
ゴールドの追加割引2,640円
ゴールドの年会費11,000円
光回線割引だけで残る差額マイナス8,360円

ゴールドを選ぶなら、スマホ料金の特典やポイント還元なども含めて判断する必要があります。

戸建てとマンションでは10ギガの魅力が異なる

値上げ後も、マンションでは1ギガと10ギガの料金差が月額2,420円あります。

住居1ギガ改定後10ギガ月額差3年間の差
戸建て6,050円6,930円880円31,680円
マンション4,510円6,930円2,420円87,120円

戸建てなら、月額880円の追加で10ギガへ変更できます。マンションでは、3年間の追加負担が8万7,120円になります。

今回の据え置きによって10ギガを検討しやすくなるのは、主に戸建ての利用者です。

マンションでは料金差が大きいため、料金だけを理由に10ギガへ変更する必要性は低いでしょう。

関連ページ:10ギガ回線は戸建てとマンションでどちらが得?5年間の総額を比較

過去事例では10ギガも値上げされている

高速プランだから値上げしにくいわけではありません。NURO 光は2026年9月に10ギガも値上げしました。

NURO 光 One 10ギガは、月額6,050円から6,600円へ改定されています。

旧来のNURO 光10ギガ・3年契約も、月額5,700円から6,270円へ値上げされました。

NURO 光のプラン改定前改定後値上げ額
NURO 光 One 10ギガ6,050円6,600円550円
NURO 光10ギガ・3年契約5,700円6,270円570円

NURO 光は、部材価格や人件費の上昇を料金改定の理由に挙げています。

この事例からも、10ギガの据え置きが業界全体の流れではないことが分かります。SoftBank 光独自の料金戦略と考えるのが自然です。

「1ギガ利用者が10ギガを支える」とは断定できない

今回の料金だけを見て、1ギガ利用者が10ギガの費用を負担しているとは判断できません。

10ギガでは、高性能な設備や専用機器が必要です。そのため、1契約あたりの提供費用は1ギガより高い可能性があります。

10ギガの利用者は、必須機器を含めて月額6,930円を支払います。すでに1ギガより高い料金が設定されています。

ソフトバンクは、プランごとの原価や利益率を公開していません。そのため、1ギガと10ギガの間で費用をどう負担しているのかまでは確認できません。

確認できるのは、1ギガだけを値上げすることで、戸建ての料金差が880円まで縮まるという点です。

利用者は何を確認すればよいのか

まず確認したいのは、契約期間満了月とPayPayカード割の適用状況です。

  1. My SoftBankで現在の料金プランを確認する
  2. 契約期間満了月と新料金の適用月を確認する
  3. PayPayカード割を使うか検討する
  4. 不要な有料オプションがないか確認する
  5. 戸建てなら10ギガとの差額を計算する
  6. 10ギガの提供エリアと工事条件を確認する

月額330円の値上げは、年間では3,960円です。2年間では7,920円、3年間では1万1,880円になります。

利用期間値上げによる負担増
1年間3,960円
2年間7,920円
3年間11,880円
5年間19,800円

ただし、月額330円の値上げだけを理由に、急いで乗り換える必要はありません。

乗り換える場合は、工事費残債、契約解除料、事務手数料、未受取特典などが発生することがあります。

関連ページ:10ギガ光回線は1年目だけ安い?3年使ったときの総額を比較

値上げを理由に10ギガへ変更するべきか

戸建てで月額880円の差を許容でき、大容量通信を頻繁に行う人なら、10ギガを検討できます。

大容量ゲームのダウンロードやクラウドへの動画送信、複数人での同時通信が多い家庭では、10ギガの速度を生かしやすくなります。

動画視聴やWeb閲覧が中心なら、1ギガでも十分です。

10ギガを契約しても、パソコンやLANポートが1Gbps対応なら、1台で使える速度は約1Gbpsが上限になります。

10ギガ対応ルーターに加え、2.5GbE・10GbE対応端末やCat6AのLANケーブルなども確認してください。

関連ページ:10ギガ光回線はスマホセット割で選ぶと本当に得?

まとめ:10ギガ据え置きで料金差を縮める改定

今回の改定は、1ギガの値上げに加えて、10ギガとPayPayカードの利用を促す料金設計とみられます。

「SoftBank 光」・1ギガは月額330円値上げされます。戸建ての2年自動更新プランは、5,720円から6,050円になります。

10ギガは、必須機器を含む月額6,930円のままです。戸建ての1ギガとの料金差は、月額1,210円から880円へ縮まります。

通常のPayPayカードを使えば、1ギガの値上げ分は相殺できます。ただし、カードを使わない利用者は、そのまま負担が増えます。

戸建てで大容量通信を行う人にとっては、10ギガが以前より選びやすくなります。ただし、マンションでは月額2,420円の差が残ります。

料金だけで判断せず、提供エリア、工事費、必要な機器、スマホ割を含めた総額で比べてください。

出典

料金や適用条件は変更される可能性があります。契約前に公式情報を確認してください。