NURO光はライブ配信におすすめ?上り速度・2ギガと10ギガの選び方
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最終更新日:2026年9月4日
「NURO 光」は、YouTubeやTwitchを利用したライブ配信・ゲーム配信に対応できる光回線です。
NURO光2ギガは下り最大2Gbps・上り最大1Gbps、NURO光10ギガは上り・下りともに最大10Gbpsです。一般的な1080p配信なら2ギガで十分な性能があります。4K配信や複数サイトへの同時配信、大容量ファイルのアップロードを並行するなら、10ギガが候補になります。
ただし、契約上の最大速度が速いからといって、必ず安定して配信できるわけではありません。
ライブ配信では下り速度よりも、実際に使える上り速度や速度の変動、パケットロス、配信サーバーまでの通信状態が重要です。
この記事では、NURO光でライブ配信するために必要な上り速度、2ギガと10ギガの違い、配信を安定させる方法を解説します。
NURO光はライブ配信・ゲーム配信に利用できる

「NURO 光」はYouTube LiveやTwitchなどのライブ配信に利用できます。
一般的な1080p・60fps配信では、Twitchの推奨映像ビットレートが6,000kbps、YouTubeのH.264による推奨ビットレートが12Mbpsです。
NURO光2ギガの上り最大速度は1Gbpsなので、回線仕様としては一般的な1080p配信に十分対応できます。
ただし、上り最大1Gbpsは技術規格上の最大速度です。実際の上り速度は、利用地域や時間帯、宅内機器、接続方法、配信サーバーまでの通信経路などによって変わります。そのため、「上り最大1Gbpsだから必ず配信が安定する」とは言い切れません。
NURO光でライブ配信する場合も、配信前に実際の上り速度を測定し、OBSで設定したビットレートを安定して維持できるか確認しましょう。
通常の1080p配信なら2ギガで十分
YouTubeやTwitchで1080p・60fps配信をするだけなら、NURO光10ギガを契約する必要性は高くありません。
YouTubeの1080p・60fps配信におけるH.264の推奨ビットレートは12Mbpsです。Twitchでは6,000kbpsが推奨されています。
実測で25~30Mbps程度の上り速度を安定して確保できれば、一般的な1080p配信には十分対応しやすくなります。
NURO光2ギガは上り最大1Gbpsなので、通常のライブ配信なら回線容量に十分な余裕があります。
4K配信や同時配信では10ギガも候補
次のような使い方なら、NURO光10ギガを検討する価値があります。
- YouTubeで4K配信する
- YouTubeとTwitchへ同時配信する
- 複数の配信サイトへ直接映像を送信する
- 配信しながら動画素材をアップロードする
- 配信中もクラウドバックアップを動かす
- 家族も同時に大容量通信を行う
- 複数台のパソコンで配信や動画制作を行う
NURO光10ギガでは、上り・下りともに最大10Gbpsの回線を利用できます。配信以外の上り通信が重なっても、回線全体の帯域に余裕を持たせやすいのがメリットです。
ただし、10ギガへ変更しただけで、OBSの配信画質が自動的に上がるわけではありません。
配信画質は、解像度やフレームレート、映像ビットレート、エンコーダー設定、パソコン性能などによって決まります。
ライブ配信に必要な上り速度
ライブ配信に必要な上り速度は、配信サイトや解像度、フレームレート、映像ビットレートによって異なります。
当サイトが推奨する上り速度の目安は、次のとおりです。
| 配信内容 | 映像ビットレートの目安 | 余裕を持たせた上り速度 |
|---|---|---|
| Twitch・720p・30fps | 3Mbps | 8~10Mbps以上 |
| Twitch・720p・60fps | 4.5Mbps | 10~15Mbps以上 |
| Twitch・1080p・30fps | 4.5Mbps | 10~15Mbps以上 |
| Twitch・1080p・60fps | 6Mbps | 15~20Mbps以上 |
| YouTube・720p・60fps | 6Mbps | 15~20Mbps以上 |
| YouTube・1080p・30fps | 10Mbps | 20~25Mbps以上 |
| YouTube・1080p・60fps | 12Mbps | 25~30Mbps以上 |
| YouTube・1440p・60fps | 24Mbps | 40~50Mbps以上 |
| YouTube・4K・60fps | 35Mbps | 60~70Mbps以上 |
YouTubeでは、H.264による1080p・60fpsで12Mbps、1440p・60fpsで24Mbps、4K・60fpsで35Mbpsが推奨されています。Twitchでは、1080p・60fpsの推奨値が6,000kbpsです。
表の上り速度は、音声通信や一時的な速度低下を考慮し、公式の映像ビットレートより余裕を持たせた当サイト独自の目安です。
上り速度はビットレートより余裕を持たせる
OBSの映像ビットレートを6,000kbpsに設定すると、映像だけで約6Mbpsの上り帯域を継続して使います。
これに加えて、音声やオンラインゲーム、ブラウザ、配信コメント、クラウド同期などの通信も発生します。
上り速度が配信ビットレートとほぼ同じでは、少し速度が落ちただけで必要な通信量を維持できなくなります。
OBS公式は、ドロップフレームが発生した場合の目安として、映像ビットレートを安定した上り速度の75%以下から試すよう案内しています。
より余裕を持たせるなら、配信ビットレートの1.5~2倍程度の上り速度を確保するのがおすすめです。
同時配信ではビットレートを合計する
YouTubeとTwitchへOBSから直接同時配信する場合は、それぞれの映像ビットレートを合計して考えます。
たとえば、次の設定で配信する場合です。
- YouTube:12Mbps
- Twitch:6Mbps
- 合計:18Mbps
この場合、映像だけで合計18Mbpsの上り通信が継続して発生します。
速度の変動や音声通信まで考えると、少なくとも30~40Mbps程度の上り速度が安定して出ていることが望ましいでしょう。
クラウド型のマルチストリーミングサービスを使う場合は、OBSからサービス側へ1本の映像を送り、サービス側で各配信サイトへ振り分けるため、必要な上り帯域を抑えられることがあります。
YouTubeとTwitchへ直接送信する場合と、クラウド型サービスを利用する場合では、必要な上り速度が異なります。詳しくは「YouTubeとTwitchに同時配信するために必要な上り速度」を参考にしてください。
NURO光がライブ配信向けの候補になる理由

「NURO 光」がライブ配信向けの候補になる理由は、単純に下り最大2Gbpsだからではありません。
上り回線の仕様や複数端末での利用、提供機器なども含めて判断する必要があります。
2ギガでも上り最大1Gbps
NURO光2ギガは、下り最大2Gbps・上り最大1Gbpsです。
「2ギガ」という名称は主に下り最大速度を表しており、上り最大速度は1Gbpsです。
1080p・60fps配信で使うビットレートは数Mbps~十数Mbps程度なので、一般的なライブ配信には十分な仕様です。
配信者が重視したいのは、「最大1Gbpsにどれだけ近い速度が出るか」ではありません。
実際に使うビットレートを、長時間安定して維持できるかが重要です。
複数端末で下り帯域を共有しやすい
NURO光2ギガの下り最大2Gbpsは、1台のパソコンで必ず2Gbpsが出るという意味ではありません。
ネットワークからONUまでに提供される回線容量が最大2Gbpsで、端末1台で使える速度はONUのLANポートや端末側の対応規格によって変わります。
NURO光2ギガでは、ONUや住宅タイプによって、有線LANポートが最大1Gbpsの場合と2.5Gbpsに対応する場合があります。
下り最大2Gbpsの主なメリットは、家族が動画を見たりゲームをダウンロードしたりしても、回線全体の下り帯域に余裕を持たせやすいことです。
ゲーム配信では、ゲーム本体の通信や配信コメントの読み込み、アップデートなどで下り通信も使います。
家族との同時利用が多い家庭では、一般的な最大1Gbps回線より影響を受けにくい可能性があります。
独自の光ファイバーアクセス網を使用している
NURO光は、独自の光ファイバーアクセス網を使って利用者をバックボーンへ接続しています。また、通信規格としてG-PONやXGS-PONを採用しています。
一般的な光コラボとはネットワーク構成が異なるため、提供エリア内で通信速度や安定性を重視する人には候補になります。
ただし、独自回線だからといって、必ず混雑しないわけではありません。NURO光でも、地域の設備状況や時間帯、宅内機器、接続先のサーバーなどによって速度が低下することがあります。
ルーター機能付きONUが提供される
NURO光では、無線LAN親機機能を搭載したONUが提供されます。ONUの利用料金は月額料金に含まれているため、基本的なWi-Fi環境を整えるだけなら、別のWi-Fiルーターを必ず購入する必要はありません。
ただし、提供されるONUの機種によって、LANポートやWi-Fiの対応規格は異なります。
NURO光2ギガを1台のパソコンで1Gbpsを超えて使いたい場合は、ONUに2.5GbE対応LANポートがあるか確認してください。
ライブ配信では最高速度より安定性が重要なので、配信用パソコンはONUと有線LANで接続するのがおすすめです。
10ギガプランを選べる
NURO光は2ギガだけでなく、上り・下り最大10Gbpsの10ギガも提供しています。
4K配信や同時配信、動画素材のアップロード、クラウドバックアップなどを並行する人は、10ギガによって回線全体に余裕を持たせられます。
2ギガで不足してから他社へ乗り換えるのではなく、同じNURO光の中で10ギガを選べる点もメリットです。
ただし、住所によっては10ギガを契約できません。
NURO光2ギガと10ギガの違い
ライブ配信における2ギガと10ギガの違いをまとめると、次のとおりです。
| 比較項目 | NURO光2ギガ | NURO光10ギガ |
|---|---|---|
| 下り最大速度 | 2Gbps | 10Gbps |
| 上り最大速度 | 1Gbps | 10Gbps |
| Twitch・1080p配信 | 十分 | オーバースペックになりやすい |
| YouTube・1080p配信 | 十分 | オーバースペックになりやすい |
| YouTube・4K配信 | 対応可能 | より余裕がある |
| 複数サイトへの同時配信 | 多くの場合対応可能 | 向いている |
| 大容量アップロードとの併用 | 通信状況による | 向いている |
| 多数端末の同時利用 | 比較的強い | より強い |
| 端末側のLANポート | 1GbEまたは2.5GbE | 10GbE推奨 |
| 推奨LANケーブル | カテゴリ5e以上 | カテゴリ6A以上 |
最大速度はベストエフォート型の技術規格上の数値であり、実際の速度を保証するものではありません。
10ギガが必要か判断できない場合は、「10ギガ光回線は本当に必要?」も参考にしてください。一般的な用途で1ギガが十分な人と、10ギガが役立つ人の違いを解説しています。
NURO光の現在の料金、契約期間、工事方法については、「NURO 光 Oneとは?」で詳しく解説しています。
NURO光2ギガがおすすめな配信者
次のような人には、NURO光2ギガが向いています。
- Twitchで1080p配信する
- YouTubeで1080p配信する
- 配信とオンラインゲームを同時に行う
- 一人または少人数で回線を利用する
- 4K配信をほとんど行わない
- 大容量アップロードを配信中に行わない
通常のゲーム配信なら、2ギガでも回線性能に十分な余裕があります。
10ギガとの差額だけでなく、10GbE対応機器の購入費用まで考えると、一般的な配信者には2ギガのほうが費用とのバランスを取りやすいでしょう。
NURO光10ギガがおすすめな配信者
次の条件に当てはまるなら、NURO光10ギガを検討する価値があります。
- YouTubeで4K配信する
- 複数サイトへ直接同時配信する
- 配信中も大容量動画をアップロードする
- 家族が同時に大容量通信を行う
- 動画制作とクラウドバックアップを並行する
- NASへ大容量データを転送する
- 配信や動画制作を行うパソコンが複数ある
10ギガは、配信に必要な数十Mbpsを確保するためだけのプランではありません。
家庭全体で大容量通信が重なったときに、帯域の余裕を確保するためのプランと考えると分かりやすいでしょう。
10ギガには対応機器が必要
NURO光10ギガを契約しても、パソコンのLANポートが最大1Gbpsまでの場合、1台のパソコンでは1Gbpsを超えられません。
10ギガを有線LANで生かすには、主に次の機器が必要です。
- 10GBASE-T対応LANポート
- 10GbE対応LANカード
- カテゴリ6A以上のLANケーブル
- 10GbE対応スイッチングハブ
- 高速通信に対応できるパソコン
- 十分に高速なSSD
NURO光10ギガで端末1台あたり最大10Gbpsを利用するには、10GBASE-T対応の有線接続が必要です。実際の速度は、端末やLANケーブル、回線の混雑状況などによって低下します。
一般的な1080p配信だけが目的なら、10ギガ対応機器を購入してまで変更する必要性は高くありません。
10ギガ回線に必要な機器については、「10ギガ光回線に変更するときに必要な機器一覧」でまとめて解説しています。
NURO光でライブ配信するメリット
一般的な配信に十分な上り回線
NURO光2ギガでも上り最大1Gbpsあるため、YouTubeやTwitchの一般的な配信には十分対応できます。
1080p配信では、回線の上り最大速度より、実測で20~30Mbps程度を安定して維持できるかが重要です。
2ギガだから配信できるというよりも、上り最大1Gbpsの回線に対して配信で使用する帯域が比較的小さいため、余裕を持たせやすいことがメリットです。
家族との同時利用に対応しやすい
配信中に家族が動画を見たりゲームをダウンロードしたりすると、家庭内の通信量も増えます。
NURO光2ギガはONUまでの下り回線容量が最大2Gbpsあるため、複数端末で帯域を分け合いやすいことが特徴です。
ただし、大容量通信によってルーター内にデータが滞留すると、最大速度に余裕があってもPing値やJitterが上がることがあります。
家族との同時利用で配信が不安定になる場合は、ルーターのQoSや帯域制御も確認しましょう。
Wi-Fiルーターを別途用意しなくても利用できる
NURO光では無線LAN機能を搭載したONUが提供されます。
開通後すぐにWi-Fiを使いやすく、別途ルーターを購入する費用も抑えられます。
ただし、ライブ配信ではWi-Fiより有線LANのほうが安定しやすく、おすすめです。OBS公式も、Wi-Fiは配信時に不安定になる可能性があるため、有線接続を推奨しています。
2ギガと10ギガを選べる
通常の配信なら2ギガ、大容量通信を並行するなら10ギガというように、用途に応じて選択できます。
すべての人が最初から10ギガを契約する必要はありません。
配信画質や同時利用台数、ファイルアップロードの頻度を基準に選びましょう。
NURO光でライブ配信するデメリット
提供エリアが限られている
NURO光は全国すべての地域で契約できる光回線ではありません。
2ギガの提供地域は、北海道、関東、東海、関西、広島県・岡山県、福岡県・佐賀県の一部です。
10ギガはこれらの地域に加えて、宮城県・福島県・山形県の一部でも提供されています。東北では10ギガのみの提供です。
対象都道府県に住んでいても、住所や建物によっては契約できません。
申し込む前に、番地まで入力して提供状況を確認してください。
開通まで時間がかかる場合がある
NURO光公式が案内する開通期間の目安は、戸建てで1~2か月程度、集合住宅で1~3か月程度です。
集合住宅のタイプLでは最短1~2週間とされていますが、東北・中国エリアでは、工事状況によってさらに1~2か月かかることがあります。
工事方法や回数は、住宅タイプ、契約プラン、建物の設備によって異なります。
ライブ配信を開始する日が決まっている場合は、余裕を持って申し込みましょう。
集合住宅では工事の許可が必要になる場合がある
賃貸住宅や集合住宅でNURO光を導入する場合、建物のオーナーや管理会社から工事の承諾を得る必要があります。
光ファイバーの引き込みや外壁への固定が必要になることがあるため、無断で申し込まないようにしましょう。
すでにNURO光の設備が導入されているマンションでも、契約できるプランや工事方法が異なることがあります。
地域や時間帯によって通信状態が変わる
独自回線であっても、常に一定の速度やPing値が保証されるわけではありません。
利用者が増える時間帯や周辺設備の状況、配信サーバーまでの経路などによって、上り速度やパケットロスが変動することがあります。
契約後は、本番と同じ曜日・時間帯に速度を測定しておきましょう。
ONUの機種によって対応速度が異なる
NURO光で提供されるONUは、機種によってLANポートやWi-Fiの対応速度が異なります。
NURO光2ギガでも、有線接続の上限が1Gbpsの機種と、2.5GbEに対応する機種があります。
配信だけなら1GbEでも十分ですが、2ギガの下り速度を1台のパソコンで生かしたいなら、提供されるONUの仕様を確認してください。
NURO光のライブ配信を安定させる方法
「NURO 光」を契約していても、接続方法やOBSの設定に問題があると、配信が途切れることがあります。
配信用パソコンを有線LANで接続する
ライブ配信では、配信用パソコンとONUを有線LANで接続しましょう。
Wi-Fiは次の影響を受けます。
- 壁や床
- ONUからの距離
- 周辺のWi-Fi
- 電子レンジ
- Bluetooth機器
- 同じWi-Fiに接続している端末
一時的な電波干渉でも、OBSが必要なビットレートを維持できなくなることがあります。
OBS公式も、Wi-Fiで配信している場合は有線接続へ変更することを推奨しています。
本番と同じ時間帯に上り速度を測定する
通信速度は、時間帯によって変わります。
昼間に上り速度が速くても、実際に配信する夜間に速度が落ちることがあります。
速度測定では、次の項目を確認しましょう。
- 上り速度
- Ping値
- Jitter
- パケットロス
- 測定時間
- 有線LANとWi-Fiの違い
1回だけで判断せず、配信予定時間に複数回測定すると、速度の変動を確認しやすくなります。
OBSのビットレートを高くしすぎない
NURO光の上り速度に余裕があっても、配信サイトの推奨値を大きく超えるビットレートを設定する必要はありません。
Twitchで1080p・60fps配信を行う場合は、6,000kbpsが推奨されています。YouTubeではH.264による1080p・60fpsで12Mbpsが推奨されています。
主な設定例は、次のとおりです。
| 設定項目 | Twitch・1080p・60fps | YouTube・1080p・60fps |
|---|---|---|
| 出力解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 |
| フレームレート | 60fps | 60fps |
| 映像ビットレート | 6,000kbps | 9,000~12,000kbps |
| レート制御 | CBR | CBR |
| キーフレーム間隔 | 2秒 | 2秒 |
| 音声ビットレート | 最大160kbps | 128~160kbps |
回線が不安定な場合は、ビットレートを1,000~2,000kbps程度下げて、ドロップフレームが改善するか確認してください。
配信中のアップロードを停止する
配信中は、ほかのソフトが上り帯域を使っていないか確認しましょう。
特に注意したいのは、次の通信です。
- OneDrive
- Google Drive
- Dropbox
- iCloud
- NASの自動バックアップ
- 動画編集ソフトのクラウド同期
- スマートフォンの写真バックアップ
- 大容量ファイルの送信
- ゲーム配信の録画データ自動アップロード
上り最大速度に余裕があっても、短時間に大量のデータが送信されると、OBSの通信に影響することがあります。
配信中に必要のない同期機能は、一時停止しておきましょう。
OBSの統計画面を確認する
OBSで映像が途切れる場合は、「表示」から「統計」を開いて確認します。
主に確認する項目は、次のとおりです。
- ドロップしたフレーム
- レンダリングラグにより取りこぼしたフレーム
- エンコードラグによりスキップしたフレーム
- CPU使用率
- 配信ビットレート
「ドロップしたフレーム」が増えている場合は、パソコンから配信サーバーまでの通信に問題があると考えられます。
OBS公式によると、ドロップフレームは配信サーバーとの接続が不安定な場合や、設定したビットレートを維持できない場合に発生します。
レンダリングラグやエンコードラグが増えている場合は、パソコンのGPUやエンコーダーに原因がある可能性があります。
OBS公式は、エンコード負荷が高い場合の対処として、ゲームのフレームレート制限、画質設定の引き下げ、出力解像度やフレームレートの引き下げなどを案内しています。
回線を変更する前に、ネットワークとパソコンのどちらに原因があるか切り分けましょう。
配信サーバーを変更する
上り速度に問題がなくても、選択している配信サーバーまでの通信経路が不安定なことがあります。
OBSでドロップフレームが発生する場合は、別の配信サーバーを選んでテストしてください。
OBS公式も、接続トラブルの対処方法として、配信サーバーの変更を案内しています。
限定公開でテスト配信する
初めて使う回線やOBS設定では、本番前に15~30分程度のテスト配信を行いましょう。
YouTubeでは限定公開でテストできます。
テスト中は、次の点を確認します。
- OBSのドロップフレーム率
- 配信映像の停止
- 音声の途切れ
- 映像と音声のずれ
- ゲームのフレームレート
- CPU・GPU使用率
- 上り速度の変動
YouTube公式も、実際の配信に近い音声や映像を使って、事前にテストすることを推奨しています。
NURO光がおすすめな配信者

「NURO 光」は、次のような配信者に向いています。
1080p配信を安定させたい人
一般的なYouTubeやTwitchの1080p配信であれば、NURO光2ギガで十分です。
配信用パソコンを有線LANで接続し、実測の上り速度が安定していれば、10ギガを契約しなくても配信できます。
家族も同時に回線を利用する人
配信中に家族が動画を見たりゲームをダウンロードしたりする家庭では、下り最大2Gbpsの回線容量が役立ちます。
家族の人数や接続端末が非常に多い場合は、10ギガも選択肢になります。
動画素材を頻繁にアップロードする人
配信の切り抜き動画や録画データをクラウドへ頻繁にアップロードする人には、上り速度の速い回線が向いています。
配信中にも大容量アップロードを続ける場合は、上り最大10Gbpsの10ギガを検討しましょう。
4K配信や同時配信を行う人
YouTubeの4K配信や、YouTube・Twitchへの直接同時配信では、多くの上り帯域を使います。
NURO光2ギガでも対応できることはありますが、ほかの通信も並行するなら10ギガのほうが帯域に余裕を持たせやすくなります。
NURO光をおすすめしにくい配信者
配信開始日まで時間がない人
NURO光は、開通まで戸建てで1~2か月、集合住宅で1~3か月程度かかる場合があります。
数週間以内に必ず配信環境を用意する必要があるなら、現在利用中の回線を残したまま申し込むか、開通の早い回線も比較しましょう。
提供エリア外に住んでいる人
NURO光は提供地域が限定されています。
対象都道府県内でも、住所や建物によっては利用できません。
エリア外なら、フレッツ光クロスや電力会社系光回線など、ほかの1ギガ・10ギガ回線を検討する必要があります。
工事の許可を得られない人
賃貸住宅では、オーナーや管理会社の工事許可が必要になることがあります。
光ファイバーの引き込みが認められない場合は、NURO光を利用できません。
転居する可能性が高い人
NURO光は全国対応ではないため、引っ越し先で継続できないことがあります。
近いうちに転居する予定がある場合は、移転先の提供エリアも確認してから申し込みましょう。
NURO光のライブ配信に関するよくある質問
NURO光2ギガでTwitch配信はできますか?
NURO光2ギガでもTwitch配信はできます。
Twitchの1080p・60fpsにおける推奨映像ビットレートは6,000kbpsです。上り速度が15~20Mbps以上で安定していれば、一般的な1080p配信には十分対応しやすくなります。
NURO光2ギガの上り最大速度は1Gbpsなので、通常のTwitch配信だけなら10ギガを契約する必要はありません。
NURO光10ギガにすると配信画質は上がりますか?
10ギガへ変更しただけで、配信画質が上がるわけではありません。
配信画質は、OBSに設定する解像度、フレームレート、ビットレート、エンコーダーなどによって決まります。
2ギガですでに必要なビットレートを安定して送信できているなら、10ギガへ変更しても視聴者が見る映像はほとんど変わりません。
10ギガは、複数サイトへの同時配信や大容量アップロードなどを並行する場合に効果を発揮します。
NURO光はWi-Fiでもライブ配信できますか?
Wi-Fiでも配信できますが、有線LANがおすすめです。
Wi-Fiは、距離や障害物、周辺の電波によって通信が変動します。
長時間配信やゲーム配信では、配信用パソコンをONUと有線LANで接続しましょう。
NURO光でドロップフレームが出る原因は何ですか?
主な原因は、次のとおりです。
- OBSのビットレートが高すぎる
- Wi-Fiで接続している
- 上り速度が不安定
- 配信サーバーまでの経路に問題がある
- クラウド同期が帯域を使用している
- LANケーブルやLANポートに問題がある
- セキュリティソフトやVPNが通信へ干渉している
OBS公式は、ビットレートの引き下げ、配信サーバーの変更、有線LANへの変更、ルーターの再起動などを案内しています。
NURO光はマンションでも利用できますか?
建物と住所が提供条件を満たしていれば、マンションでも利用できます。
マンションにはタイプSとタイプLがあり、工事方法や開通までの期間などが異なります。利用者が自由にタイプを選べるわけではありません。
すでに設備が導入されている場合でも、部屋やプランによって利用条件が異なるため、住所検索で確認しましょう。
まとめ
「NURO 光」は、YouTubeやTwitchのライブ配信・ゲーム配信に利用できる光回線です。
NURO光2ギガは下り最大2Gbps・上り最大1Gbpsなので、一般的な1080p・60fps配信には十分です。
NURO光10ギガは、次のような人に向いています。
- 4K配信を行う
- 複数サイトへ直接同時配信する
- 配信中も大容量動画をアップロードする
- 家族が多数の端末で大容量通信を行う
- 動画制作やクラウドバックアップを並行する
通常の配信では、10ギガへ変更するより、有線LANへの切り替えやOBSのビットレート調整のほうが効果的なことがあります。
NURO光で配信を安定させるには、次の点を確認してください。
- 配信用パソコンを有線LANで接続する
- 本番と同じ時間帯に上り速度を測定する
- 配信サイトの推奨ビットレートを守る
- 配信中のクラウド同期を停止する
- OBSの統計画面で原因を切り分ける
- 別の配信サーバーも試す
- 本番前に限定公開でテスト配信する
NURO光2ギガと10ギガで迷ったら、最大速度だけでなく、配信画質や同時接続台数、配信中に行うほかの通信も基準に選んでください。
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