10Gbps回線を選ぶ

1ギガから10ギガに変更する手順|工事・必要な機器・注意点を解説

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最終更新日:2026年9月4日

光回線を1ギガから10ギガへ変更するときは、契約先のマイページで料金プランを変えるだけでは済まないことがあります。

10ギガ回線を利用するには提供エリアの確認、変更申し込み、回線工事、ONUやルーターの交換、LANケーブルやパソコン側の対応などが必要です。

現在と同じ光回線を10ギガへ変更する場合と、別の光回線へ乗り換える場合では、手順が異なります。

この記事では、1ギガから10ギガへ変更する一般的な手順と、切り替える前に確認しておきたい注意点を解説します。

1ギガから10ギガへの変更方法は3種類ある

blue and white light in dark room

まずは、どの方法で10ギガへ変更するのか確認しましょう。

変更方法具体例主な手続き
同じ光回線で変更ドコモ光1ギガからドコモ光10ギガプラン変更・タイプ変更
同じNTT回線で他社へ変更光コラボ1ギガから別の光コラボ10ギガ事業者変更または新規契約
異なる回線設備へ変更光コラボからNURO光・auひかり・電力会社系回線10ギガを新規契約後、現在の回線を解約

同じ会社の1ギガから10ギガへ変更する場合は、「プラン変更」「タイプ変更」「品目変更」などの手続きになることがあります。

別の光回線会社へ乗り換える場合は、10ギガ回線を新しく申し込み、開通後に現在の1ギガ回線を解約する流れになることがあります。

10ギガサービスの申し込み方法は、事業者によって異なります。たとえばドコモ光では、他社からの変更方法として新規契約・事業者変更・光回線再利用が案内されています。一方、SoftBank 光・10ギガでは、転用や事業者変更ではなく新規扱いになるケースがあります。

現在の回線と乗り換え先がどちらもNTT回線でも、必ず事業者変更だけで手続きできるとは限りません。

1ギガから10ギガに変更する手順

一般的には、次の流れで進めます。

  1. 10ギガの提供エリアを確認する
  2. 現在の契約内容を確認する
  3. 10ギガ回線を申し込む
  4. 工事日を決める
  5. 10ギガ対応機器を準備する
  6. 切り替え工事を実施する
  7. 接続設定と速度確認を行う
  8. 不要になった機器を返却する

ここから、それぞれの手順を詳しく見ていきます。

手順1:10ギガの提供エリアを確認する

brown wooden cross with arrow sign

まず、自宅が10ギガ回線の提供エリアに含まれているか確認します。

1ギガを利用できる住所でも、10ギガまで利用できるとは限りません。10ギガは1ギガと提供エリアや設備条件が異なります。

公式サイトのエリア検索で提供可能と表示されても、次のような理由で実際には工事できないことがあります。

  • 建物内の設備が10ギガに対応していない
  • 電柱から建物までの設備に空きがない
  • 管理会社や大家から工事許可が下りない
  • 配管の状態に問題がある
  • マンションの契約方式が10ギガに対応していない

ドコモ光でも、1ギガと10ギガでは提供エリア・対応プロバイダ・料金プランなどの提供条件が異なると案内されています。

マンションは、住所が提供エリアに含まれていても、建物単位では利用できない場合があります。

手順2:現在の契約内容を確認する

申し込む前に、現在利用している1ギガ回線の契約内容を確認します。

確認しておきたい項目は、次のとおりです。

確認項目確認する内容
契約中の回線光コラボ・フレッツ光・独自回線など
契約プラン戸建て・マンション・1ギガプラン
契約期間2年契約・3年契約・契約期間なし
解約金プラン変更や乗り換えで発生するか
工事費残債分割払いが残っていないか
レンタル機器ONU・ホームゲートウェイ・ルーター
オプション光電話・テレビ・固定IP・セキュリティ
スマホとのセット割10ギガ変更後も継続できるか

同じ会社で10ギガへ変更する場合は、1ギガプランの解約金がかからないことがあります。その場合でも、工事費や機器交換費用、事務手数料などが必要になることがあります。

別の光回線へ乗り換える場合は、解約金に加えて、1ギガ回線の工事費残債が一括請求されることもあります。

手順3:10ギガ回線を申し込む

a bunch of blue lines that are in the air

提供エリアと契約内容を確認したら、10ギガへの変更手続きを進めます。

同じ光回線で変更する場合

現在利用している光回線の公式サイトやマイページ、電話窓口、店舗などから申し込みます。

手続きの名称は、事業者によって異なります。

  • プラン変更
  • タイプ変更
  • 品目変更
  • 速度変更
  • 10ギガへの切り替え

たとえば、BIGLOBE光では「タイプ変更」、auひかりでは「速度変更」と案内されています。auひかりホームでは、初めて10ギガ・5ギガへ変更する場合、宅内機器の交換が必要になると案内されています。

別の光回線へ乗り換える場合

現在とは異なる回線設備を使う10ギガサービスへ乗り換える場合は、基本的に新規契約として申し込みます。

主な例は次のとおりです。

この場合は、現在の1ギガ回線を残したまま10ギガを申し込むと安心です。

先に1ギガ回線を解約すると、10ギガが開通するまでインターネットを使えなくなることがあります。

現在の回線会社に10ギガプランがあっても、そのまま変更する方法が最安とは限りません。工事費・解約費・キャンペーン・月額料金を含めた比較は「1ギガ→10ギガは乗り換えと同じ会社で変更どちらがお得?」で行っています。

手順4:工事日を決める

申し込み後は、回線事業者による設備確認を経て工事日を調整します。

工事方法は、主に次の3種類です。

工事方法内容立ち会い
無派遣工事遠隔操作で回線を切り替える原則不要
機器交換ONUやホームゲートウェイを交換する自分で交換する場合あり
派遣工事作業員が訪問して設備を変更する原則必要

すでに光ファイバーが引き込まれていても、10ギガ対応ONUへの交換や宅内配線の変更が必要になることがあります。

ドコモ光では、申し込み、事業者からの連絡、書類の受け取り、切り替え工事、ルーター設定、利用開始という流れが案内されており、申し込みから利用開始までの目安はおおむね1か月半です。実際の期間は、地域や設備状況、工事の混雑によって異なります。

工事中はインターネットを使えない場合がある

同じ回線内の変更でも、切り替え工事中にインターネットを利用できない時間が発生することがあります

BIGLOBE光では、10ギガへの切り替え工事に伴い、インターネットを利用できない期間が発生する場合があると案内されています。SoftBank 光では、切り替え工事日の午前5時から午前7時までインターネット・電話・テレビが利用できない例が案内されています。

在宅勤務や生配信をしているなら、重要な予定がない日を工事日に指定しましょう。

手順5:10ギガ対応機器を準備する

10ギガ回線を契約しても、宅内機器が1ギガまでしか対応していなければ、通信速度は1Gbps以下に制限されます。

10ギガの性能を生かすには、次の機器を確認してください。

機器推奨される仕様
ONU10ギガ回線対応品
ルーター10Gbps対応WANポート
ルーターのLANポート10GBASE-T対応
LANケーブルカテゴリ6A以上
パソコン10GbE対応LANポート
スイッチングハブ10GbE対応
Wi-FiWi-Fi 6・6E・7など

ONU

ONUは、光信号とパソコンなどで使う電気信号を変換する機器です。

10ギガへ変更するときは、現在使っている1ギガ対応ONUから10ギガ対応ONUへ交換されることがあります。

ONUは基本的に回線事業者から提供されるため、自分で購入する必要はありません。

10ギガ対応ルーター

ルーターは、商品名に「10ギガ対応」と書かれているだけで判断せず、ポート構成まで確認しましょう。

最低でも、次の条件を確認してください。

  • WANポートが10Gbpsに対応している
  • LANポートが10Gbpsに対応している
  • 契約回線のIPv6接続方式に対応している

WAN側だけが10Gbpsで、LAN側が最大1Gbpsのルーターでは、パソコン1台で1Gbpsを超える通信ができません。

レンタルルーターを利用する場合は、10ギガへの変更に合わせて対応機器が送られてくるか確認しましょう。

LANケーブル

有線接続で10Gbpsの速度を出すなら、カテゴリ6A以上のLANケーブルが適しています。

古いカテゴリ5eのケーブルは、基本的に1Gbps向けです。ケーブルの外側に「CAT.5e」「CAT.6A」などの表記があるため、現在使用しているケーブルを確認しましょう。

BIGLOBE光も、10ギガ環境のLANケーブルとしてカテゴリ6A以上を案内しています。

パソコンのLANポート

一般的なパソコンには、最大1GbpsまでのLANポートが多く搭載されています。

10Gbpsで通信するには、10GbE対応LANポートが必要です。

デスクトップパソコンの場合は、PCI Express接続の10GbE対応LANカードを増設できます。

ノートパソコンでは、ThunderboltやUSB4に対応した10GbEアダプターを使う方法があります。端子や接続規格によっては、十分な速度が出ないことがあります。

手順6:切り替え工事を実施する

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工事日になったら、回線事業者の案内に従って切り替え作業を進めます。

派遣工事では、次のような作業が行われます。

  • 光ファイバーや光コンセントの確認
  • 宅内配線の変更
  • 10ギガ対応ONUの設置
  • ホームゲートウェイの交換
  • 回線の開通確認

無派遣工事では、工事日に利用者自身でONUやルーターを接続することがあります。

工事前に新しい機器が届いても、指定された切り替え日時より前に古いONUを外さないでください。

手順7:ルーターを接続して設定する

工事が完了したら、ONUとルーターを接続します。

基本的な接続順は、次のとおりです。

  1. 光コンセントとONUを接続する
  2. ONUとルーターのWANポートをLANケーブルで接続する
  3. ルーターとパソコンを接続する
  4. ONUの電源を入れる
  5. 数分待ってからルーターの電源を入れる
  6. パソコンやスマートフォンを接続する
  7. インターネットに接続できるか確認する

IPv6 IPoE接続では、対応ルーターをつなぐだけで自動設定される回線もあります。

プロバイダから接続IDやパスワードが発行されている場合は、ルーターの管理画面で設定が必要になることがあります。

開通したら速度テストだけで終わらせず、ONU・WAN・IPv6・LANリンク速度・端末側まで順に確認してください。「10ギガ回線の開通後に確認すること」にチェック項目をまとめています。

手順8:通信速度を確認する

white and blue analog tachometer gauge

接続が完了したら、通信速度を確認します。

最初はWi-Fiを使わず、10GbE対応パソコンをカテゴリ6AのLANケーブルでルーターへ直接つないで測定するのがおすすめです。

Wi-Fiは端末性能や距離、障害物、電波干渉などの影響を受けるため、回線自体の速度を判断しにくくなります。

1Gbpsを超えない場合に確認するところ

10ギガへ変更しても1Gbpsを超えない場合は、次の項目を確認します。

  • パソコンのLANポートが1Gbps対応になっていないか
  • ルーターの1Gbpsポートに接続していないか
  • スイッチングハブが1Gbpsまでではないか
  • LANケーブルがカテゴリ5eではないか
  • LANアダプターのリンク速度が1.0Gbpsになっていないか
  • Wi-Fiで測定していないか
  • ルーターの省電力機能やQoSが有効になっていないか
  • セキュリティソフトやVPNを使用していないか

10ギガは回線側だけでなく、ONUからパソコンまでのすべての経路が1Gbpsを超える通信に対応している必要があります。

たとえば、10ギガ回線を太い高速道路に変えても、途中に1車線の道路があれば、そこで渋滞するのと同じです。

手順9:古いレンタル機器を返却する

10ギガへの変更に伴って、次の機器が交換されることがあります。

  • 1ギガ対応ONU
  • ホームゲートウェイ
  • 無線LANルーター
  • 光電話対応機器
  • 電源アダプター

交換した機器は自分の所有物ではなく、回線事業者やプロバイダのレンタル品である場合があります。

工事業者が回収する場合もあれば、後日届く返却キットで郵送する場合もあります。

BIGLOBE光では、工事の立ち会いがある場合は工事業者が機器を回収し、立ち会いがない場合は回収キットで返却する方法が案内されています。SoftBank 光でも、1ギガで利用していたレンタル機器を期限までに返却しない場合、違約金が発生する可能性があると案内されています。

ONU本体だけでなく、電源アダプターやスタンドなどの付属品も返却対象になっていることがあるため、注意してください。

別の10ギガ回線へ乗り換える場合の手順

現在とは異なる回線設備を使う10ギガサービスへ乗り換える場合は、次の順で進めると安心です。

  1. 乗り換え先の10ギガ回線を申し込む
  2. 工事日の連絡を待つ
  3. 10ギガ回線の開通工事を行う
  4. インターネット接続を確認する
  5. 現在の1ギガ回線を解約する
  6. 1ギガ回線のレンタル機器を返却する
  7. 必要に応じて旧回線の撤去工事を行う

10ギガ回線が開通する前に、1ギガ回線を解約しないことが大切です。

工事が延期されたり、建物の設備上の理由で開通できなかったりする可能性があるためです。

一時的に1ギガと10ギガの料金が重なることはありますが、インターネットを使えない期間は避けやすくなります。

10ギガへの変更前に確認したい注意点

光電話の番号を引き継げるか確認する

光電話を利用している場合は、電話番号を10ギガへ引き継げるか確認しましょう。

同じ光回線内の変更なら継続できることがありますが、異なる回線設備へ乗り換える場合は、電話番号の発番元や契約状況によって扱いが異なります。

事前に、現在の回線と乗り換え先の両方へ確認しておきましょう。

10ギガへの変更では、同じ会社のプラン変更か別回線への乗り換えかによって電話番号や機器の扱いが変わります。「10ギガへ変更すると光電話・テレビはどうなる?」で番号・ホームゲートウェイ・テレビサービスへの影響を整理しています。

テレビや固定IPが継続できるか確認する

10ギガプランでは、一部のオプションを利用できないことがあります。

特に確認しておきたいのは、次のサービスです。

  • 光電話
  • 光テレビ
  • 固定IPアドレス
  • プロバイダのメールアドレス
  • セキュリティサービス
  • 無線LANルーターのレンタル
  • スマートフォンとのセット割

BIGLOBE光では、10ギガタイプで固定IPアドレスオプションを利用できず、光電話や光テレビには別途工事費がかかる場合があると案内されています。

光テレビを利用している場合は、10ギガへ変更しても同じテレビサービスを継続できるとは限りません。回線別に確認すべき項目は「10ギガへ変更すると光電話・テレビはどうなる?」で解説しています。

10ギガにしても必ず10Gbps出るわけではない

光回線の「最大10Gbps」は技術規格上の最大速度です。

実際の速度は、次の条件によって変わります。

  • 回線の混雑状況
  • プロバイダの設備
  • ルーターの処理性能
  • パソコンの性能
  • LANポートの規格
  • LANケーブル
  • 接続先サーバーの速度
  • Wi-Fi環境

NTT東日本も、フレッツ 光クロスの最大通信速度は技術規格上の最大値であり、利用環境や回線混雑によって実際の速度が低下すると案内しています。

10ギガ回線は常に10Gbps出るサービスではなく、1ギガ回線より通信速度の上限と帯域の余裕が大きいサービスと考えましょう。

10ギガにしてもPING値が大幅に改善するとは限らない

10ギガは、主に一度に転送できるデータ量を増やせるサービスです。

オンラインゲームのPING値は、回線速度だけでなく、ゲームサーバーまでの距離、通信経路、プロバイダの混雑、ルーターの処理性能などにも影響されます。

1ギガから10ギガへ変更しても、PING値が大幅に下がるとは限りません。

家族が同時に動画視聴やダウンロードをしている環境では、回線の混雑による遅延を抑えやすくなります。

1ギガから10ギガへの変更にかかる費用

変更時には、次のような費用がかかることがあります。

費用内容
タイプ変更工事費1ギガから10ギガへの回線工事
事務手数料契約変更や新規契約の手数料
土日祝日の追加料金休日に派遣工事を指定した場合
ルーター代10ギガ対応ルーターの購入・レンタル
LANカード代パソコンを10GbEに対応させる費用
LANケーブル代カテゴリ6Aへの交換費用
旧回線の解約金別回線へ乗り換える場合
工事費残債1ギガ回線の分割払いが残っている場合
撤去工事費旧回線の撤去を求められた場合

工事費は、派遣工事の有無や屋内配線を新設するかどうかで変わります。

工事費無料やポイント還元などのキャンペーンが実施されることもあるため、申し込む時点で公式情報を確認しましょう。

1ギガから10ギガへ変更するべき人

10ギガへの変更は、次のような人に向いています。

  • 大容量ゲームを頻繁にダウンロードする
  • 4K・8K動画を複数台で視聴する
  • 家族全員が同時にインターネットを利用する
  • 高画質でライブ配信する
  • 動画や写真の大容量データをクラウドへ送る
  • NASへ高速でアクセスする
  • 2.5GbE・5GbE・10GbE対応機器を持っている
  • 1ギガ回線では混雑時の速度に不満がある

Web閲覧や動画視聴が中心で、利用する端末も少ないなら、1ギガ回線でも十分な場合があります。

10ギガの月額料金だけでなく、対応ルーターやLANカードなどの機器代も含めて判断しましょう。

まとめ

1ギガから10ギガへ変更する基本的な流れは、次のとおりです。

  1. 10ギガの提供エリアを確認する
  2. 現在の契約や工事費残債を確認する
  3. プラン変更または新規契約を申し込む
  4. 工事日を調整する
  5. 10ギガ対応ルーターやLANケーブルを準備する
  6. 切り替え工事を実施する
  7. 接続設定と速度測定を行う
  8. 古いレンタル機器を返却する

同じ光回線内の変更なら、プラン変更やタイプ変更として手続きできることがあります。

別の回線設備を使う10ギガサービスへ乗り換える場合は、10ギガ回線が正常に開通してから現在の1ギガ回線を解約しましょう。

回線を10ギガへ変更するだけでは、パソコンで1Gbpsを超える速度は出ません。10ギガ対応ルーター、カテゴリ6AのLANケーブル、10GbE対応LANポートまで含めて準備することが重要です。

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