コラム

引っ越しで光回線を解約するタイミングはいつ?手続き時期と注意点

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最終更新日:2026年8月1日

引っ越しで現在の光回線を解約する場合、どのタイミングで手続きすればよいのか迷う人も多いでしょう。

手続きが早すぎると、引っ越し前にインターネットが使えなくなる可能性があります。一方、連絡が遅すぎると、退去後に撤去工事が必要になったり、利用していない期間の料金が発生したりすることがあります。

光回線の解約手続きは引っ越しの1カ月前を目安に申し込み、利用停止日は引っ越し当日または旧居で最後にインターネットを使う日に指定するのがおすすめです。

ただし、撤去工事が必要な物件や、2~4月の引っ越しシーズンは、通常より早めに手続きを始める必要があります

光回線の解約は引っ越しの1カ月前がおすすめ

光回線の解約を申し込むタイミングは、引っ越し予定日の1カ月前が目安です。

ここで注意したいのは、解約を申し込む日と、実際に回線を停止する日は別という点です。

例えば、3月31日に引っ越す場合は、3月上旬までに解約を申し込み、回線の利用停止日を3月31日に指定します。早めに連絡しても、指定した利用停止日までは基本的にインターネットを利用できます。

項目おすすめのタイミング
解約の申し込み引っ越しの約1カ月前
回線の利用停止日引っ越し当日または旧居で最後に使う日
撤去工事退去日より前
レンタル機器の返却利用停止後、事業者の案内に従って返却
新居の回線申し込み引っ越しの1~2カ月前

光回線の手続きや工事には時間がかかります。NTT西日本は、引っ越し先でインターネットを利用できるようになるまで2~4週間ほどかかると案内しています。SoftBank 光も、引っ越しの1~2カ月前に手続きするよう案内しています。

特に2~4月は工事の予約が集中するため、引っ越し日が決まった時点で手続きを始めたほうが安心です。

利用停止日は引っ越し当日にするのが基本

現在の光回線を完全に解約する場合は旧居から荷物を運び出す日を利用停止日にするのが基本です。

引っ越し当日までインターネットが使えれば、次のような用途に利用できます。

  • パソコンやスマートフォンのバックアップ
  • 引っ越し業者や管理会社との連絡
  • 電気・ガス・水道などの手続き
  • 新居までの経路や交通情報の確認
  • 動画視聴やオンラインゲーム
  • ライブ配信やファイルのアップロード

ただし、引っ越し後に旧居の掃除や退去確認を行う予定があり、その際にもインターネットが必要な場合は、旧居へ最後に立ち入る日を利用停止日にしてもよいでしょう。

一方で、退去後まで契約を残す必要がなければ、料金の無駄を防ぐためにも引っ越し当日までに停止するのがおすすめです。

解約日よりも早めに手続きする理由

「引っ越し当日に解約の連絡をすればよい」と考える人もいますが、直前の手続きでは希望日に回線を停止できない可能性があります。

早めの手続きが必要になる理由を確認しておきましょう。

撤去工事が必要になることがある

光回線を解約するときは、必ずしも撤去工事が行われるわけではありません。

光ファイバーや光コンセントをそのまま残せる場合は、事業者側の遠隔操作だけで回線を停止できることがあります。

一方、賃貸物件の管理会社や大家から原状回復を求められた場合は、引き込んだ光ファイバーなどを撤去しなければならない可能性があります

撤去工事に立ち会いが必要になると、工事業者との日程調整も必要です。SoftBank 光でも、契約状況や利用環境によっては引っ越し元で撤去工事への立ち会いが必要になると案内されています。

退去後に工事が必要になると、管理会社に代理で立ち会ってもらうなどの対応が必要になることがあります。鍵を返却したあとでは自由に室内へ入れないため、撤去工事は退去日より前に完了させるのが理想です。

希望日に回線を停止できないことがある

光回線によっては、解約を申し込んだ当日に契約を終了できない場合があります。

解約の受付期限や利用停止日の指定方法は事業者によって異なります。電話受付だけの事業者では窓口が混雑することもあるため、余裕を持って手続きしたほうが安心です。

また、解約月の料金が日割りになるとは限りません。月の途中で解約しても1カ月分の料金が請求されるサービスもあるため、契約中の光回線の料金ルールを確認しておきましょう。

レンタル機器を返却する必要がある

光回線を解約したあとは、ONU、ホームゲートウェイ、ルーターなどのレンタル機器を返却します。

事業者から送られてくる返却伝票を使用する場合もあれば、自分で梱包して指定された住所へ送る場合もあります。

例えば、auひかりでは解約手続き後、機器返却用の着払い伝票が10日前後で送られます。機器を返却しただけでは解約したことにならないため、必ず先に正式な解約手続きを行う必要があります。

引っ越しの荷物にレンタル機器が紛れ込むと、返却を忘れやすくなります。ONUや電源アダプターなどは、捨てたり引っ越し業者に処分を依頼したりしないようにしましょう。

引っ越し先でも同じ光回線を使うなら解約しない

引っ越し先でも現在と同じ光回線を使いたい場合は通常の解約ではなく「移転手続き」を行います

移転手続きでは、旧居の回線停止と新居の開通工事をまとめて申し込めることがあります。解約して新規契約し直すよりも、契約解除料や工事費を抑えられる可能性があります。

ただし、次のような場合は同じ光回線を継続できないことがあります。

  • 引っ越し先がサービス提供エリア外
  • 集合住宅が利用中の回線に対応していない
  • 現在の料金プランが移転に対応していない
  • 1ギガや10ギガなど希望する速度プランを利用できない
  • 東日本と西日本をまたぐ引っ越し
  • 提携プロバイダや設備の条件が変わる

まずは引っ越し先の郵便番号や住所で、現在の光回線を利用できるか確認しましょう。

利用できる場合は移転、利用できない場合や別の回線へ乗り換えたい場合は解約を選びます。

現在の回線を移転するか、新しい光回線へ乗り換えるか迷っている場合は、提供エリアや開通時期、解約費用を比較して判断しましょう。ライブ配信者向けの詳しい準備手順は「ライブ配信者の引っ越し準備スケジュール」で解説しています。

新居の光回線は解約より先に申し込む

引っ越し先でもインターネットを使う場合は現在の回線を解約する前に、新居で利用する光回線を申し込んでおきましょう。

おすすめの順番は次のとおりです。

  1. 引っ越し先の住所と入居日を確定する
  2. 新居で利用できる光回線を確認する
  3. 新しい光回線を申し込む
  4. 開通工事日を調整する
  5. 現在の光回線の解約または移転を申し込む
  6. 引っ越し当日まで旧居の回線を利用する
  7. 解約後にレンタル機器を返却する

先に現在の回線を解約してしまうと、新居の回線工事が遅れた場合に、インターネットを使えない期間が長くなります。

特に仕事、ライブ配信、オンライン授業などで安定した回線が必要な人は、旧回線と新回線の契約期間を少し重ねる方法もあります。

数日から数週間ほど料金が重複する可能性はありますが、インターネットが使えないリスクを減らせます。

ただし、新居が光回線の提供エリア内でも、建物の設備や配管、管理会社の許可などが原因で工事できないことがあります。詳しくは「光回線が引けない・工事できない理由」で解説しています。

引っ越しまでの光回線解約スケジュール

引っ越し日から逆算して、次のように手続きを進めるとスムーズです。

引っ越しの2カ月前

引っ越し先で利用できる光回線を調べます。

新居が集合住宅の場合は利用できる回線や工事の可否を管理会社に確認しておきましょう。

2~4月の繁忙期に引っ越す場合は、この時点で新しい光回線を申し込むのがおすすめです。

引っ越しの1カ月前

現在の光回線について、移転するか解約するかを決めます。

解約する場合は、利用停止日を引っ越し当日または旧居で最後にインターネットを使う日に指定します。

同時に、次の項目も確認しておきましょう。

  • 契約解除料
  • 工事費の残債
  • 解約月の料金
  • 撤去工事の有無
  • レンタル機器の返却方法
  • スマートフォンとのセット割
  • 光電話の電話番号
  • プロバイダのメールアドレス
  • テレビや動画配信などのオプション

引っ越しの1~2週間前

撤去工事が必要な場合は退去日より前に工事を実施します。

レンタル機器の返却対象も確認し、ONU、ホームゲートウェイ、電源アダプターなどをまとめておきましょう。

自分で購入したWi-FiルーターやLANケーブルまで返却しないように注意が必要です。

引っ越し当日

パソコンやスマートフォンを旧居のインターネットへ接続し、回線が必要な作業を済ませます。

最後にONUやルーターの電源を切り、ケーブルを取り外して保管します。レンタル機器は返却案内が届くまで捨てずに保管してください。

引っ越し後

事業者から届いた案内に従い、レンタル機器を返却します。

返却期限を過ぎると機器代金や違約金を請求される可能性があるため、引っ越し後の荷物整理と一緒に早めに対応しましょう。

光回線を解約する前に確認すること

光回線の解約時には、契約解除料や工事費残債だけでなく、撤去工事費や解約月の料金が発生することがあります。契約時から解約時までにかかる費用は「光回線の月額料金以外にかかる費用一覧」で確認できます。

契約解除料と工事費残債

契約期間のある料金プランを更新期間外に解約すると、契約解除料が発生する可能性があります。

また、工事費を分割払いしている場合は、解約時に残額を一括請求されることがあります。

「工事費実質無料」の光回線では、毎月の割引によって工事費を相殺していることがあります。分割払いが終わる前に解約すると、割引が終了して残債だけが請求される点に注意しましょう。

工事費実質無料の仕組みや、解約時に一括請求される金額については「光回線の工事費残債とは?」で詳しく解説しています。

スマートフォンとのセット割

光回線を解約すると、スマートフォンとのセット割が終了する可能性があります。

家族のスマートフォンも割引対象になっている場合は、光回線の解約によって世帯全体の通信費が上がることがあります。

乗り換え先でも同じセット割を利用できるか確認しておきましょう。

光電話の電話番号

光電話で使用している電話番号は、解約によって利用できなくなる可能性があります。

もともとNTTの加入電話で発行され、光電話へ引き継いだ番号は、条件によって別の電話サービスへ移行できる場合があります。

一方、光電話の契約時に新しく発行された番号は、他社へ引き継げないことがあります。固定電話番号を残したい場合は、回線を解約する前に事業者へ確認してください。

プロバイダのメールアドレス

プロバイダから発行されたメールアドレスは、光回線の解約と同時に使えなくなる可能性があります。

会員登録やパスワード再設定に使用している場合は、Gmailなどの継続利用できるメールアドレスへ変更しておきましょう。

プロバイダによっては、低料金のメール専用プランへ変更することで、解約後もメールアドレスを残せる場合があります。

賃貸物件の原状回復

光回線設備を残したまま退去できるか、管理会社や大家へ確認します。

光コンセントや光ファイバーが設置されていても、必ず撤去が必要とは限りません。次の入居者が利用できる設備として、残すことを認めてもらえる場合もあります。

自分の判断で撤去を申し込むのではなく、管理会社の指示を確認してから事業者へ連絡しましょう。

解約手続きが遅れた場合の対処法

引っ越し直前まで解約手続きを忘れていた場合でも、まずは契約中の事業者へ連絡しましょう。

撤去工事が不要であれば、退去後でも遠隔で回線を停止できる可能性があります。

ただし、撤去工事や機器の回収に室内への立ち入りが必要な場合は、管理会社や大家との調整が必要です。すでに鍵を返却していると手続きが複雑になるため、退去前に連絡することが重要です。

また、引っ越しただけでは光回線は自動的に解約されません。住所を離れたあとも契約が残っていれば、利用していなくても料金が請求される可能性があります。

新居の回線工事が間に合わない場合

新居の開通工事が引っ越し日に間に合わない場合は、次の方法で一時的にインターネット環境を用意できます。

  • スマートフォンのテザリングを使用する
  • モバイルWi-Fiを短期間レンタルする
  • ホームルーターを利用する
  • 光回線事業者の開通前レンタルサービスを利用する
  • コワーキングスペースを利用する

Webサイトの閲覧やメール程度であれば、スマートフォンのテザリングでも対応できます。

一方、ライブ配信、大容量ファイルの送受信、長時間のオンライン会議、オンラインゲームなどでは通信量が多くなります。モバイル回線では速度や通信容量が不足する可能性があるため、できるだけ早く光回線を申し込むことが重要です

違約金や工事費残債が高い場合

引っ越しを機に別の光回線へ乗り換える場合は、現在の回線の違約金や工事費残債を負担してくれるキャンペーンを利用できることがあります。

ただし、還元対象となる費用や申請期限、提出書類は回線によって異なります。

詳しくは「光回線を違約金の負担を抑えて乗り換える手順」で解説しています。

引っ越し時の光回線解約に関するよくある質問

引っ越し後に解約しても問題ありませんか?

引っ越し後でも解約手続き自体は可能ですが、退去後に撤去工事が必要になると、管理会社や大家との調整が必要になります。

利用していない期間の料金が発生する可能性もあるため、基本的には引っ越し前に手続きを済ませましょう。

解約を申し込んだらすぐにインターネットが使えなくなりますか?

解約手続き時に将来の日付を利用停止日として指定できる場合は、その日まではインターネットを利用できます。

指定できる日付や受付期限は光回線によって異なるため、手続き画面やサポート窓口で確認してください。

解約月の料金は日割りになりますか?

日割りになるかどうかは光回線や料金プランによって異なります。

月の途中で解約しても、月額料金が満額請求されることがあります。解約日を決めるときは、料金の日割り条件も確認しましょう。

引っ越し先でも同じ回線を使う場合は解約が必要ですか?

同じ光回線を継続利用できる場合は、解約ではなく移転手続きを行います。

ただし、引っ越し先が提供エリア外の場合や、契約中のプランが移転に対応していない場合は、解約と新規申し込みが必要です。

レンタル機器を返却すれば解約になりますか?

レンタル機器を返却しただけでは、光回線の解約手続きは完了しません。

先にWebや電話で正式な解約手続きを行い、その後に事業者の案内に従って機器を返却してください。

まとめ

引っ越しで光回線を解約するときは、引っ越しの約1カ月前に手続きを申し込み、利用停止日を引っ越し当日または旧居で最後にインターネットを使う日に指定するのがおすすめです。

新居でも光回線を使う場合は、現在の回線を解約する前に、新しい回線の申し込みを済ませておきましょう。

また、解約前には契約解除料、工事費残債、撤去工事、レンタル機器、セット割、光電話などの確認が必要です。

特に賃貸物件では、退去後に撤去工事が必要になると手続きが複雑になります。管理会社へ設備を残せるか確認し、必要な工事は鍵を返却する前に完了させましょう。

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