光回線の工事費が相次いで値上げ ドコモ光・SoftBank 光はいくら上がった?
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最終更新日:2026年9月19日
2026年6月1日以降の申し込みから、ドコモ光とSoftBank 光の工事費が値上げされました。
代表的な工事では、ドコモ光が6,600円、SoftBank 光が15,840円の値上げです。どちらも工事費相当の還元がありますが、契約時から工事費の請求そのものがなくなるわけではありません。
ここでは工事費の金額に加えて、値上げ率も比較します。短期で解約した場合や、深夜に工事した場合の負担も独自に計算しました。
※記載額はすべて税込。情報は2026年9月19日時点です。
ドコモ光は6,600円、SoftBank 光は15,840円上昇

通常の派遣工事では、ドコモ光が22,000円から28,600円、SoftBank 光が31,680円から47,520円に上がりました。
| 回線・工事区分 | 改定前 | 改定後 | 値上げ額 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| ドコモ光 派遣あり・屋内配線あり | 22,000円 | 28,600円 | 6,600円 | 30.0% |
| SoftBank 光 派遣あり | 31,680円 | 47,520円 | 15,840円 | 50.0% |
| SoftBank 光 派遣なし | 4,620円 | 5,280円 | 660円 | 14.3% |
同じ「工事費」でも、両社では工事区分が異なります。金額だけを比べるのではなく、自宅で派遣工事が必要になるかも確認しておきましょう。
ドコモ光の工事料は最大12,100円アップ
ドコモ光では、タイプCのマンション新規工事が16,500円から28,600円となり、12,100円上がりました。
2026年6月1日以降の申し込みが改定の対象です。タイプA・B、単独タイプ、ahamo光も含まれます。
タイプA・B、単独タイプ、ahamo光の工事費
派遣工事の有無にかかわらず、主な区分は一律6,600円の値上げです。
| 工事内容 | 改定前 | 改定後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 派遣あり・屋内配線あり | 22,000円 | 28,600円 | +6,600円 |
| 派遣あり・屋内配線なし | 11,660円 | 18,260円 | +6,600円 |
土日・祝日の追加工事料やオプション工事料は別にかかります。今回の改定に含まれない工事もあります。
タイプCは住宅区分と手続きで差額が変わる
タイプCの新規工事は、戸建てで8,800円、マンションで12,100円上がりました。
| 手続き | 住宅 | 改定前 | 改定後 | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| 新規 | 戸建て | 19,800円 | 28,600円 | +8,800円 |
| 新規 | マンション | 16,500円 | 28,600円 | +12,100円 |
| 事業者変更 | 戸建て | 19,800円 | 22,000円 | +2,200円 |
| 事業者変更 | マンション | 16,500円 | 22,000円 | +5,500円 |
SoftBank 光は派遣工事が15,840円アップ
SoftBank 光の派遣工事は47,520円となり、改定前より50%高くなりました。
訪問はあるものの建物内工事がない場合や、宅内工事のみの場合も47,520円です。派遣なしの工事は5,280円で、値上げ幅は660円にとどまります。
夜間・深夜の追加料金も値上げ
派遣工事と深夜工事を組み合わせると、総額は50,028円から75,372円へ上がります。
| 料金区分 | 改定前 | 改定後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 派遣工事 | 31,680円 | 47,520円 | +15,840円 |
| 夜間の追加料金 | 9,174円 | 13,926円 | +4,752円 |
| 深夜の追加料金 | 18,348円 | 27,852円 | +9,504円 |
標準工事と深夜料金を合わせた差額は25,344円です。平日の昼間に立ち会えない人ほど、今回の値上げによる負担が大きくなります。
値上げ額と値上げ率では「最大」が違う
金額の最大はSoftBank 光の派遣工事ですが、率の最大はドコモ光タイプC・マンション新規の73.3%です。
| 主な工事区分 | 値上げ額 | 値上げ率 |
|---|---|---|
| ドコモ光・屋内配線あり | 6,600円 | 30.0% |
| ドコモ光・屋内配線なし | 6,600円 | 56.6% |
| ドコモ光タイプC・マンション新規 | 12,100円 | 73.3% |
| SoftBank 光・派遣あり | 15,840円 | 50.0% |
| SoftBank 光・派遣なし | 660円 | 14.3% |
値上げ率は、公表されている料金から独自に計算しています。両社では工事区分が異なるため、値上げ率だけでどちらの回線が有利かは判断できません。
「実質無料」を満額受け取るには約31か月必要
両社の代表的な特典は、工事費を24回に分けて還元するため、満額になるまで約31か月かかります。
ドコモ光では、利用開始から7か月後となる8か月目にdポイントの進呈が始まります。28,600円の場合、初回は1,207ポイント、その後は1,191ポイントが23回進呈されます。
SoftBank 光は、条件判定後に月額料金から割り引く仕組みです。派遣工事なら1,980円を24回、派遣なしなら1,320円を4回割り引きます。
| 比較項目 | ドコモ光 | SoftBank 光 |
|---|---|---|
| 還元方法 | 期間・用途限定dポイント | 月額料金の割引 |
| 代表的な還元 | 計28,600ポイント | 1,980円×24回 |
| 開始の目安 | 利用開始8か月目 | 条件判定後の翌月以降 |
| 満額の目安 | 利用開始31か月目 | 請求反映を含め31か月目までが目安 |
ドコモ光のポイントは、進呈月から6か月で失効します。SoftBank 光では、自動更新なしプランは特典の対象外です。
土日・祝日や時間指定などの追加料金も、実質無料の対象には含まれません。「工事費無料」という表示だけで、実際の支払総額を判断しないようにしましょう。
24か月で解約すると特典はいくら残る?
24か月目で解約する場合、ドコモ光は8,337ポイント、SoftBank 光は11,880円分が未還元となる計算です。
| 回線 | 工事費相当 | 24か月目までの還元 | 未還元相当 |
|---|---|---|---|
| ドコモ光 | 28,600円 | 20,263ポイント | 8,337ポイント |
| SoftBank 光 | 47,520円 | 35,640円分 | 11,880円分 |
ドコモ光は公式の進呈例を、SoftBank 光は利用月を基準に計算しました。実際の請求月や解約月によって差が出るため、未還元額は目安として見てください。
この未還元額が、そのまま解約時に請求されるとは限りません。工事費の残債と、解約によって今後受け取れなくなる特典は分けて確認する必要があります。
値上げの影響を受けやすい人
転勤や引っ越しが多く、約31か月より前に解約する人は、値上げと特典終了の影響を受けやすくなります。
- 2年前後で回線を乗り換える予定がある人
- 賃貸住宅で引っ越しの可能性が高い人
- 夜間や深夜に工事を指定する人
- 特典の受け取りやポイント管理が苦手な人
条件を満たしたうえで長期間利用するなら、標準工事費は特典で実質的に相殺できます。そのため、今回の値上げ分がすべての利用者の負担としてそのまま増えるわけではありません。
値上げの背景は物価・人件費の上昇
両社は、物価や人件費などの上昇を工事費改定の背景として説明しています。
光回線の工事費を見直す動きは、この2社に限りません。NTT東日本も2026年7月から、一部の基本工事費を改定しました。
2023年にも、NTT東日本や一部事業者が工事費を見直しています。ただし、各社の発表時期が近いからといって、同じ原価上昇分をそのまま料金へ転嫁したとは断定できません。
申し込み前に確認したい6項目
広告の「実質無料」より先に、見積書の工事区分と追加料金を確認しましょう。
- 自宅は派遣工事が必要か
- 屋内配線や建物内工事が必要か
- 土日・祝日、夜間、時間指定の追加料金があるか
- 実質無料特典へ別途申し込みが必要か
- 特典の開始月と満額になる月はいつか
- 解約時の工事費残債と未還元特典はいくらか
集合住宅では、建物の設備状況によって工事内容が変わります。申し込み前に管理会社へ確認し、回線事業者から正式な見積もりを取っておくと安心です。
よくある質問
適用日、特典、解約時の扱いを分けて考えると、工事費の疑問を整理しやすくなります。
すでに契約中でも工事費は上がりますか?
今回の改定は、原則として2026年6月1日以降の新たな申し込みが対象です。
すでに完了した工事の料金が、さかのぼって増額されるわけではありません。ただし、移転や品目変更などで新たに工事を申し込む場合は、その時点の料金を確認してください。
工事日が6月1日以降なら新料金ですか?
基準は工事日ではなく、原則として申し込み日です。
5月中に申し込んでいても、内容変更や再申し込みによって扱いが変わる可能性があります。受付時の申込書や案内メールは保存しておきましょう。
工事費実質無料なら値上げは関係ありませんか?
長期利用なら相殺できますが、短期解約や対象外の追加工事には値上げの影響が残ります。
還元が始まるまでの待ち時間があり、特典の対象外となる料金もあります。工事費だけを見るのではなく、月額料金やスマホとのセット割も含めた総額で比べる必要があります。
まとめ
標準的な派遣工事の値上げ額は、ドコモ光が6,600円、SoftBank 光が15,840円です。
実際の負担額は、住宅設備や工事する時間帯によって変わります。実質無料の特典も、満額の還元を受けるまで約31か月かかる点には注意が必要です。
短期間で解約する可能性があるなら、月額料金に加えて「工事費残債」と「未還元特典」も確認して比較しましょう。
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参照した公式情報
料金や特典は変更されるため、申し込み前に各社の最新情報をご確認ください。
- NTTドコモ「ドコモ光・ahamo光の工事料改定」
- NTTドコモ「ドコモ光 新規工事料実質0円特典」
- SoftBank「インターネット・固定電話のお知らせ」
- SoftBank 光「新規お申し込みで回線工事費割引キャンペーン」案内
- NTT東日本「工事費等の改定」


