超高速10Gbps回線

10ギガ光回線の料金は高い?必要機器を含めた総額

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最終更新日:2026年8月6日

10ギガ光回線を検討するとき、「月額料金が高そう」「対応ルーターやLANカードまで買うと、かなりの金額になるのでは」と不安になる人も多いでしょう。

結論からいうと、10ギガ光回線は、回線料金だけなら1ギガより月額数百円から1,000円程度高くなるケースが中心ですが、宅内機器をどこまで10ギガ対応にするかによって総額が大きく変わります。

回線事業者から提供されるルーターを使い、パソコン1台だけを有線接続するなら、追加費用を比較的抑えられます。一方、複数台のパソコンやNASを10Gbpsで接続する場合は、10GbE対応LANカードやスイッチングハブも必要になり、機器代だけで5万円以上かかることがあります。

この記事では、10ギガ光回線の月額料金だけでなく、ルーター、LANケーブル、LANカード、スイッチングハブ、工事費まで含めて、実際にいくら必要になるのかを解説します。

光回線で月額料金以外に発生する費用全般については、以下の記事も参考にしてください。

※掲載している料金は2026年8月6日時点の情報です。キャンペーン、申し込み方法、工事内容、契約プロバイダなどによって変わるため、申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。

10ギガ光回線の総額は2年間で約13万~27万円が目安

10ギガ光回線を2年間利用する場合、回線料金と最低限の機器を含めた総額は約13万~20万円、自宅内を複数台まで10ギガ化すると約20万~27万円が目安です。

利用環境必要になる主な機器2年間の総額目安
Wi-Fi中心で利用する回線事業者のルーター約13万~18万円
パソコン1台を10Gbps接続するルーター、Cat6Aケーブル、10GbE対応LANポート約14万~20万円
複数台を10Gbps接続する上記に加えて10GbE対応スイッチ、LANカード約20万~27万円
NASを含めて家庭内LANを高速化する10GbE対応NAS、スイッチ、複数のLANカード約25万円以上

上記は、標準的な月額料金を24カ月支払い、必要な宅内機器を追加した場合の目安です。工事費相当額の割引を最後まで受けられることを想定しており、途中解約による工事費残債は含めていません。

工事費の割引を受けられない場合や、割引期間中に解約した場合は、さらに数万円が必要になる可能性があります。

10ギガ光回線は月額料金だけで比較してはいけない

10ギガ光回線の本当の費用は、「回線の月額料金」と「10ギガを利用するための宅内機器代」を分けて考える必要があります。

契約時に確認したい費用は、次のとおりです。

費用金額の目安発生するタイミング
月額基本料金約4,700~6,600円毎月
ルーターレンタル料無料~550円程度毎月
契約事務手数料0~4,950円程度契約時
開通工事費約2万~5万円契約時または分割払い
Cat6A LANケーブル約1,000~3,000円/本必要に応じて購入
10GbE対応LANカード約1万~2万円パソコンが非対応の場合
10GbE対応USB・Thunderboltアダプター約2万~4万円ノートパソコンで利用する場合
10GbE対応スイッチングハブ約2万~5万円複数台を10Gbps接続する場合

月額料金が安い回線でも、ルーターを自分で購入する必要があれば、契約直後の支出は増えます。

反対に、月額料金が多少高くても、10ギガ対応Wi-Fiルーターが無料で提供される回線なら、導入時の機器代を抑えられます。

主な10ギガ光回線の月額料金とルーター費用

料金を比較するときは、基本料金だけでなく、利用必須のホームゲートウェイやルーターを加えた毎月の支払額を確認しましょう。

回線10ギガの基本料金ルーター・機器機器を含む月額目安
BB.excite光 10G4,730円レンタル550円/月、または自分で購入5,280円
ドコモ光10ギガ タイプA6,380円プロバイダにより購入・レンタル条件が異なる6,380円+ルーター費用
SoftBank 光・10ギガ6,380円ホームゲートウェイ550円/月が必要6,930円
NURO 光 One 10ギガ6,050円
2026年9月から6,600円
Wi-Fi機能付きONUが無料6,050円
2026年9月から6,600円

※キャンペーン割引、スマートフォンとのセット割、光電話、テレビなどのオプションは含めていません。

BB.excite光 10Gは月額料金を抑えやすい

BB.excite光 10G」は基本料金が月額4,730円で、10ギガ対応ルーターをレンタルしても月額5,280円です

契約事務手数料や標準工事費が設定されていないため、初期費用を把握しやすい点も特徴です。

ただし、10ギガ対応ルーターを自分で用意しない場合は、月額550円のレンタル料が必要です。24カ月利用すると、ルーター代だけで13,200円になります。

長期間利用するならルーターを購入したほうが安くなる可能性がありますが、回線のIPoE接続方式に対応した製品を選ばなければなりません。

ドコモ光10ギガはプロバイダによってルーター条件が違う

docomoドコモ光

ドコモ光」10ギガはタイプAなら月額6,380円ですが、10ギガ対応ルーターの提供条件をプロバイダごとに確認する必要があります。

OCN インターネットでは、ドコモ光10ギガ契約者向けに、10ギガ対応Wi-Fiルーターを優待価格で販売しています。2026年8月時点では6,780円から案内されています。

ルーターを一括購入できれば毎月のレンタル料は発生しませんが、故障時の交換や将来の規格更新は自分で対応します。

SoftBank 光・10ギガはホームゲートウェイ代を含める

SoftBank 光」・10ギガは基本料金6,380円に加えて、10ギガ専用ホームゲートウェイの月額550円が必要になるため、実質的な月額は6,930円です。

公式サイトの料金シミュレーションでも、基本料金とホームゲートウェイを合わせて計算されています。

ソフトバンクやワイモバイルとのセット割を利用する場合は、さらに指定オプションへの加入が必要になることがあります。回線単体の料金と、スマートフォン割引を受けるための総額を分けて確認してください。

NURO 光はWi-Fiルーター機能付きONUが無料

NURO 光」はWi-Fiルーター機能を備えたONUが無料で提供されるため、別途ルーターを購入せずに利用を開始しやすい回線です。

NURO 光 One 10ギガの月額基本料金は、2026年8月31日までは6,050円ですが、2026年9月1日から6,600円へ改定される予定です。

契約時の割引額だけでなく、割引終了後や料金改定後の月額料金で比較しましょう。

10ギガ光回線に必要な機器と費用

10ギガ光回線を契約しても、ONUからパソコンまでの途中に1Gbps対応機器が一つでもあれば、その区間の速度は1Gbps以下に制限されます。

必要な機器の詳細は、以下の記事でも解説しています。

ONUは基本的に回線事業者から提供される

ONUは利用者が家電量販店などで購入するものではなく、基本的には回線事業者から提供されます。

ONUは光ファイバーの信号を、家庭内で利用できるLAN信号へ変換する機器です。

1ギガから10ギガへ変更する際は、現在使用しているONUが10ギガ対応機器へ交換されることがあります。ONU本体の購入費は通常かかりませんが、機器交換を伴う工事費や手数料が発生する場合があります。

10ギガ対応ルーターは0円から5万円程度

ルーター費用を抑えたい場合は、最初から市販品を購入するのではなく、回線事業者の無料提供品やレンタル品を確認しましょう。

10ギガ対応ルーターの入手方法は、主に次の3つです。

入手方法費用特徴
回線事業者から無料提供0円NURO 光など。機種を選べない場合がある
レンタル月額550円前後故障交換や接続設定が分かりやすい
自分で購入約2万~5万円性能やポート構成を選べる

市販ルーターを選ぶ場合は、「10ギガ対応」という表記だけで判断してはいけません。

回線側のWANポートが10Gbps対応でも、パソコンを接続するLANポートが1Gbpsまたは2.5Gbpsまでの製品があります。

詳しい確認ポイントは、以下の記事で解説しています。

Cat6A LANケーブルは1本1,000~3,000円程度

a yellow ethernet cable on a blue background

10GBASE-Tで安定して10Gbps接続するなら、カテゴリ6AのLANケーブルを選ぶのが基本です。

すべてのLANケーブルを交換する必要はありません。10Gbpsで接続したい区間だけをCat6Aへ交換すれば、費用を抑えられます。

例えば、ルーターとメインパソコンだけを10Gbpsで接続し、テレビやゲーム機は既存の1Gbpsポートへ接続する方法があります。

ケーブルの価格は長さやメーカーによって異なりますが、一般家庭で使う1~5m程度なら1本1,000~3,000円前後が目安です。

パソコンが非対応なら10GbE対応LANカードが必要

パソコンのLANポートが1Gbpsまでの場合、回線とルーターを10ギガ対応にしても、パソコン1台の通信速度は1Gbpsを超えません。

デスクトップパソコンでは、PCI Expressスロットへ10GbE対応LANカードを増設できます。価格は約1万~2万円が目安です。

ただし、購入前に次の項目を確認してください。

  • LAN端子がRJ45・10GBASE-T対応か
  • PCI Expressの世代とレーン数
  • マザーボードに空きスロットがあるか
  • Windows 11など使用中のOSに対応しているか
  • ロープロファイルブラケットが必要か
  • 十分な大きさのヒートシンクが付いているか

10ギガ対応LANカードの選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。

ノートパソコンの10GbE化は高くなりやすい

ノートパソコンで10Gbps有線接続を利用する場合、ThunderboltやUSB4対応の10GbEアダプターが必要になり、デスクトップ用LANカードより高くなる傾向があります。

一般的なUSB Type-C端子が付いているだけでは、10GbEアダプターを十分な速度で利用できるとは限りません。

購入前に、パソコン側がThunderbolt 3・4または十分な帯域を持つUSB4に対応しているか確認してください。

Wi-Fi中心で使用するノートパソコンなら、無理に10GbEアダプターを購入せず、2.5Gbps接続や高速Wi-Fiで利用する方法もあります。

10GbE対応スイッチは複数台を接続するときだけ必要

10Gbpsで接続したい機器が1台だけなら、10GbE対応スイッチングハブは基本的に必要ありません。

ルーターの10Gbps対応LANポートへ、メインパソコンを直接接続すれば利用できます。

スイッチングハブが必要になるのは、次のような場合です。

  • パソコン2台以上を10Gbps接続する
  • パソコンと10GbE対応NASを接続する
  • 各部屋へ10Gbps対応の有線LANを分配する
  • ルーターの10Gbps対応LANポートが足りない

家庭向けの10GbE対応スイッチは約2万~5万円が目安です。ポート数が増えるほど価格や消費電力も大きくなります。

10ギガ環境は4段階に分けて考える

自宅のすべてを一度に10ギガ化するのではなく、必要な範囲に応じて段階的に機器を追加するのが、最も失敗しにくい方法です。

段階1:10ギガ回線だけ契約して既存機器を使う

10ギガ回線は、すべての機器が10Gbps対応でなければ利用できないわけではありません。

現在の1Gbps対応パソコンやゲーム機も接続できます。ただし、それぞれの機器は最大1Gbpsまでになります。

家族全体で使える回線容量を増やしたいだけなら、各端末が10Gbpsに対応していなくても、10ギガ回線を契約する意味はあります。

段階2:メインパソコン1台だけ10ギガ化する

費用と効果のバランスがよいのは、動画編集やゲームのダウンロードに使うメインパソコン1台だけを10Gbps接続する構成です。

必要になるのは、主に次の機器です。

  • 10Gbps対応LANポートを持つルーター
  • 10GbE対応LANカード
  • Cat6A LANケーブル1本

スイッチングハブを購入する必要がないため、追加機器代を1万~2万円程度に抑えられる可能性があります。

段階3:複数のパソコンやNASを10ギガ化する

複数台を10Gbps接続する段階から、スイッチングハブや複数のLANカードが必要になり、総額が大きく上がります。

例えば、パソコン2台とNASを10Gbps接続する場合は、次の費用が考えられます。

  • 10GbE対応スイッチ:約2万~5万円
  • LANカード2枚:約2万~4万円
  • Cat6Aケーブル3本:約3,000~9,000円
  • 10GbE対応NASまたは拡張カード:数万円以上

インターネット回線を速くしたいだけなのか、家庭内のファイル転送も高速化したいのかを分けて考えましょう。

段階4:各部屋まで10ギガ配線する

各部屋へ10Gbps対応の有線LANを整備する場合、機器代だけでなく、壁内配線やLANコンセントの工事費も考える必要があります。

既存の壁内LANケーブルがCat5eやCat6の場合、配線距離や施工状態によっては10Gbpsで安定しない可能性があります。

戸建ての新築やリフォーム時に配線するなら、Cat6Aを採用し、配管に余裕を持たせておくと将来交換しやすくなります。

10ギガ光回線の2年間総額をシミュレーション

同じ10ギガ回線でも、ルーターが無料か有料か、パソコンが10GbE対応かによって、2年間の総額は数万円変わります。

工事費は申し込み条件やキャンペーンによる差が大きいため、以下の計算では含めていません。工事費相当額の割引を最後まで受けられない場合は、別途残債が発生します。

例1:BB.excite光 10Gをレンタルルーターで使う

パソコンがすでに10GbE対応なら、2年間の総額は約12万8,000~13万円が目安です。

月額基本料金4,730円×24カ月=113,520円
ルーターレンタル550円×24カ月=13,200円
契約事務手数料・標準工事費0円
Cat6A LANケーブル約1,000~3,000円
合計約127,720~129,720円

パソコンが1Gbpsまでの場合は、LANカード代として約1万~2万円を追加し、合計約14万~15万円を見込んでおきましょう。

例2:ドコモ光10ギガと優待販売ルーターを使う

ドコモ光10ギガを2年間利用し、優待価格のルーターとLANカードを購入する場合、約17万8,000~18万8,000円が目安です。

月額基本料金6,380円×24カ月=153,120円
契約事務手数料4,950円
10ギガ対応ルーター6,780円から
10GbE対応LANカード約12,000~20,000円
Cat6A LANケーブル約1,000~3,000円
合計約177,850~187,850円

新規工事費は別途必要になる場合があります。工事費実質無料特典を利用するときは、割引の回数と途中解約時の残債を確認してください。

例3:SoftBank 光で複数台を10ギガ化する

パソコン2台とNASなどを10Gbps接続する場合、2年間の総額は約22万~27万円になる可能性があります。

基本料金+ホームゲートウェイ6,930円×24カ月=166,320円
契約事務手数料4,950円
10GbE対応スイッチ約20,000~50,000円
LANカード2枚約24,000~40,000円
Cat6A LANケーブル3本約3,000~9,000円
合計約218,270~270,270円

複数台を同時に10Gbps接続する必要がないなら、最初はメインパソコン1台だけをホームゲートウェイへ直接接続したほうが安く済みます。

1ギガと10ギガの月額差はどのくらいか

10ギガは1ギガの10倍の料金ではなく、同じ回線内で比較すると月額差は数百円から1,200円程度になることがあります。

回線通常プラン10ギガ月額差
ドコモ光・戸建てタイプA5,720円6,380円+ルーター費用660円+ルーター費用
SoftBank 光・戸建て5,720円6,930円
ホームゲートウェイ込み
1,210円
NURO 光 One2ギガ5,720円10ギガ6,600円
2026年9月以降
880円

例えば月額差が1,000円なら、2年間の差額は24,000円です。

10ギガ対応機器をすでに所有している人なら、月額差だけで高速化できるため、費用対効果は高くなります。

反対に、ルーター、LANカード、スイッチをすべて購入する場合は、月額差よりも機器代のほうが大きくなる可能性があります。

10ギガ光回線の費用を抑える方法

10ギガの導入費用を抑えるコツは、自宅内のすべてを10ギガ化せず、速度が必要な機器だけを対応させることです。

最初はレンタルルーターを利用する

利用する回線や接続方式が決まっていない段階では、高額な市販ルーターを購入するより、動作確認済みのレンタル品を使うほうが失敗を避けやすくなります。

レンタルなら、機器が故障したときに交換してもらえる場合があります。実際の速度やWi-Fiの範囲を確認した後、市販品へ変更する方法もあります。

10Gbps接続はメインパソコン1台に絞る

ゲームのダウンロードや大容量ファイル転送を行うパソコンだけを10Gbps接続すれば、スイッチングハブ代を節約できます。

テレビ、ゲーム機、スマートフォンなどは、1GbpsやWi-Fi接続でも実用上困らないことがほとんどです。

2.5Gbpsを中間地点として利用する

10Gbpsにこだわらず、2.5Gbps対応機器を利用することで、機器代を抑えながら1Gbpsを超える速度を利用できます。

最近のパソコンやマザーボードには、2.5GbE対応LANポートを搭載した製品が増えています。

ルーターのLAN側が2.5Gbpsまででも、1Gbps回線より高い速度を利用できる可能性があります。一般家庭では、2.5Gbpsでも大容量ダウンロードの待ち時間を大きく短縮できます。

スイッチングハブは必要になってから購入する

将来使うかもしれないという理由だけで、最初から高価な10GbE対応スイッチを購入する必要はありません。

10Gbpsで接続する端末が1台だけなら、ルーターの10Gbps対応LANポートへ直接接続できます。

NASや2台目のパソコンを追加した段階で、必要なポート数に合ったスイッチを購入しましょう。

キャンペーンではなく通常料金で比較する

最初の6カ月だけ安い料金ではなく、割引終了後の月額料金で2年・3年の総額を計算しましょう。

キャッシュバックも、受け取り時期や申請手続きによっては受け取れない可能性があります。

月額割引、キャッシュバック、工事費相当額割引は、それぞれ別の特典として整理すると比較しやすくなります。

10ギガ光回線の見落としやすい費用

ルーターやLANカードの購入費だけでなく、工事費残債、旧回線との料金重複、機器の電気代も総額に影響します。

工事費実質無料は途中解約すると残債が発生する

工事費実質無料は、工事費の分割請求と同額を毎月割り引く仕組みであり、最初から工事費が0円になるとは限りません。

割引期間が終わる前に解約すると、残っている工事費が一括請求される可能性があります。

工事費の仕組みについては、以下の記事も参考にしてください。

旧回線と新回線の料金が重複することがある

別の回線設備へ乗り換える場合は、新しい10ギガ回線が開通してから旧回線を解約するため、一時的に料金が重複することがあります。

先に旧回線を解約すると、10ギガ回線の工事が延期されたときにインターネットを利用できなくなる可能性があります。

安全に切り替える手順は、以下の記事で解説しています。

10ギガ対応機器は消費電力が増える場合がある

10GBASE-T対応のLANカードやスイッチは、1GbE機器より発熱や消費電力が大きくなりやすいため、電気代と冷却も考慮しましょう。

例えば、機器の消費電力が常時10W増えると、1年間の使用電力量は次のようになります。

  • 10W×24時間×365日÷1,000=年間87.6kWh

20W増える場合は年間175.2kWhです。実際の電気代は契約している電力会社の単価を掛けて計算してください。

特に、10GbE対応スイッチやNASを24時間稼働させる場合は、購入価格だけでなくランニングコストも確認しましょう。

10ギガ光回線で失敗しやすい機器の選び方

「10ギガ対応」という商品名だけを見て購入すると、目的の接続構成では1Gbpsや2.5Gbpsまでしか出ないことがあります。

WANだけ10Gbps対応のルーターを選ぶ

パソコン1台で1Gbpsを超える速度を出したいなら、WANだけでなくLAN側にも10Gbps対応ポートが必要です。

製品仕様では、次のように分けて確認してください。

  • WANポート:回線・ONUと接続する端子
  • LANポート:パソコンやスイッチと接続する端子

WANが10Gbps、LANが最大1Gbpsのルーターでは、家庭全体で回線容量を分け合うことはできますが、パソコン1台で1Gbpsを超える通信はできません。

LANカードのPCI Express帯域が足りない

10GbE対応LANカードを取り付けられても、PCI Expressスロットの帯域が不足していると、10Gbpsの性能を十分に発揮できません。

カードの形状だけでなく、実際の動作レーン数をマザーボードのマニュアルで確認しましょう。

グラフィックボードやM.2 SSDとの帯域共有によって、一部のスロットが無効になったり低速化したりする場合もあります。

Wi-Fiで10Gbps出ると思って契約する

10ギガ回線を契約しても、スマートフォンや一般的なノートパソコンのWi-Fiで10Gbps近い実効速度が出るわけではありません。

Wi-Fi速度は、ルーターと端末の規格、アンテナ数、電波帯域、距離、壁、周囲の電波干渉などに左右されます。

回線自体の性能を確認するときは、10GbE対応パソコンをCat6Aケーブルで直接接続して測定しましょう。

10ギガ光回線にお金をかける価値がある人

10ギガ光回線は、Web閲覧や動画視聴を速くするためというより、大容量データの待ち時間を短縮し、複数人の同時通信に余裕を持たせるための回線です。

次のような人は、追加料金を支払う価値を感じやすいでしょう。

  • 100GBを超えるゲームを頻繁にダウンロードする
  • 4K・8K動画素材をクラウドへ送受信する
  • 家族が同時に大容量通信を行う
  • YouTubeやTwitchで高画質配信を行う
  • 写真や動画をクラウドへ大量にバックアップする
  • 10GbE対応NASを利用する
  • 2.5GbE・5GbE・10GbE対応パソコンをすでに持っている
  • 回線速度を仕事の生産性に直結させられる

10ギガが必要か迷っている場合は、以下の記事も参考にしてください。

10ギガ光回線を選ばなくてもよい人

動画視聴、Web閲覧、オンライン会議が中心で、利用端末も1Gbps対応までなら、安定した1ギガ光回線で十分な可能性が高いでしょう。

特に次のような人は、10ギガへの変更を急ぐ必要はありません。

  • スマートフォンのWi-Fi利用が中心
  • YouTubeやNetflixの視聴が中心
  • パソコンのLANポートが1Gbps対応
  • 大容量ファイルをほとんど扱わない
  • インターネットが遅いのは特定の部屋だけ
  • 現在の有線速度に不満がない
  • 月額料金をできるだけ抑えたい

Wi-Fiだけが遅い場合は、回線を10ギガへ変更するより、ルーターの設置場所やメッシュWi-Fiを見直したほうが改善することがあります。

10ギガ光回線の料金についてよくある質問

10ギガ光回線は月額1万円以上かかりますか

インターネット回線だけなら、10ギガでも月額5,000~7,000円前後に収まるサービスが中心です。

光電話、テレビ、スマートフォン割引の必須オプション、セキュリティサービスなどを追加すると、月額1万円近くになる場合があります。

10ギガ対応ルーターは必ず購入する必要がありますか

回線事業者から無料提供またはレンタルされる場合は、自分で購入する必要はありません。

ただし、無料提供される機器のLANポート数やWi-Fi性能が、自分の利用環境に合っているか確認しましょう。

今使っているLANケーブルは使えますか

接続自体はできる場合がありますが、10Gbps通信を安定させたいならCat6Aへの交換がおすすめです。

すべてのケーブルを交換する必要はなく、10Gbpsで接続する区間だけを交換すれば問題ありません。

10ギガにすれば必ず10Gbps出ますか

最大10Gbpsは技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を保証するものではありません。

実測速度は、回線の混雑、ルーター、LANカード、ケーブル、パソコン、接続先サーバーなどによって変わります。

10ギガ回線の正常な速度の目安については、以下の記事で解説しています。

最初から複数台を10ギガ対応にしたほうがよいですか

明確な用途がなければ、最初はメインパソコン1台だけを10ギガ対応にするのがおすすめです。

実際に利用してから、NASや2台目のパソコンにも速度が必要だと分かった段階でスイッチングハブを追加すれば、無駄な出費を避けられます。

まとめ

10ギガ光回線は月額料金だけなら極端に高いとは限りませんが、宅内ネットワークを全面的に10ギガ化すると、機器代を含めて大きな出費になります。

2年間の総額目安は、次のとおりです。

  • Wi-Fi中心・回線事業者のルーターを利用:約13万~18万円
  • パソコン1台を10Gbps接続:約14万~20万円
  • 複数台やNASを10Gbps接続:約20万~27万円以上

費用を抑えるなら、次の順番で導入するのがおすすめです。

  1. 10ギガ回線を申し込む
  2. 無料またはレンタルのルーターを利用する
  3. メインパソコン1台だけをCat6Aで接続する
  4. 必要なら10GbE対応LANカードを追加する
  5. 複数台で必要になってからスイッチングハブを購入する

10ギガの料金を判断するときは、月額基本料金だけでなく、ルーター、LANカード、LANケーブル、工事費残債まで含めて比較しましょう。

自宅内のすべてを10ギガ対応にする必要はありません。速度が必要な機器だけを10ギガ化することで、費用を抑えながら10ギガ光回線のメリットを活用できます。

関連ページ

10ギガ光回線は、回線料金だけでなく、必要な機器、現在の契約からの変更費用、実際に必要な速度まで確認してから申し込むことが重要です。

10ギガ光回線について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。