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光コラボから独自回線へ乗り換える手順|解約するタイミングと注意点

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最終更新日:2026年8月5日

ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光などの光コラボから、「auひかり・「NURO 光」・電力会社系光回線などへ乗り換える場合、光コラボ同士の乗り換えとは手続きが異なります。

最も重要なのは、現在の光コラボを先に解約しないことです。

独自回線は、現在利用しているNTTの光回線設備をそのまま切り替えるのではなく、基本的に新しい回線を別途開通させます。先に光コラボを解約すると、独自回線が開通するまでインターネットを使えない期間が発生する可能性があります

この記事では、光コラボから独自回線へ乗り換える手順を、申し込み前の確認から機器返却まで順番に解説します。

光コラボから独自回線への乗り換えは「事業者変更」ではない

光コラボから独自回線への乗り換えでは、原則として事業者変更の手続きは利用できません。

事業者変更とは、光コラボから別の光コラボ、または光コラボからフレッツ光へ、NTTの設備を継続利用したまま契約先を変更する仕組みです。独自回線への乗り換えは対象外となるため、独自回線を新規契約し、現在の光コラボを別途解約します。

乗り換え先主な手続き開通工事
別の光コラボ事業者変更原則不要
フレッツ光事業者変更原則不要
auひかり新規契約+光コラボの解約必要になる可能性が高い
NURO 光新規契約+光コラボの解約必要になる可能性が高い
電力会社系光回線新規契約+光コラボの解約必要になる可能性が高い

そのため、光コラボから独自回線へ移る場合は、事業者変更承諾番号を取得するのではなく、乗り換え先へ新規申し込みを行うのが基本です。

光コラボから独自回線へ乗り換える手順

乗り換えは、次の順番で進めます。

  1. 独自回線の提供エリアを確認する
  2. 建物で工事できるか確認する
  3. 現在の契約内容と解約費用を確認する
  4. 独自回線へ新規申し込みをする
  5. 開通工事の日程を調整する
  6. 独自回線の開通と通信確認を行う
  7. 現在の光コラボを解約する
  8. レンタル機器を返却する

1.独自回線の提供エリアを確認する

最初に、乗り換えたい独自回線が自宅で利用できるか確認します。

独自回線は光コラボほど全国を広くカバーしていません。同じ市区町村でも、町名や番地、建物によって申し込めない場合があります。

代表的な独自回線には、次のようなものがあります。

回線主な提供地域
auひかり全国の一部地域
NURO 光北海道・東北・関東・東海・関西・中国・九州の一部
コミュファ光東海地方を中心とした地域
eo光関西地方
メガエッグ中国地方
ピカラ光四国地方
BBIQ(ビビック)九州地方

公式サイトでエリア内と表示されても、電柱や建物の設備状況によっては、現地調査後に提供不可となることがあります。

申し込み画面のエリア判定だけでなく、工事日の調整まで進められるかを確認してから、現在の光コラボを解約しましょう。

地域によっては、独自の設備を使用する電力会社系光回線も有力な選択肢です。

2.建物で工事できるか確認する

独自回線では現在の光コラボとは別の光ファイバーを建物内へ引き込むことがあります。

戸建てでは、外壁への固定金具の設置や光ケーブルの引き込みが行われる可能性があります。マンションや賃貸住宅では、共用設備の使用や外壁への施工について、管理会社や建物所有者の承諾が必要になることがあります。

auひかりとNURO光も、賃貸住宅では開通工事前に建物所有者や管理会社の承諾が必要になる場合があると案内しています。

賃貸住宅では、管理会社に次の内容を確認しておきましょう。

  • 希望する回線を導入できるか
  • 外壁への金具やビスの取り付けが可能か
  • 共用部やMDF室の開錠が必要か
  • 退去時に撤去や原状回復が必要か

マンションで「光回線対応」と書かれていても、NTTのフレッツ光設備だけが導入されており、独自回線には対応していないことがあります。

3.現在の契約内容と解約費用を確認する

独自回線へ申し込む前に、現在利用している光コラボの契約内容を確認します。

確認しておきたいのは、次の項目です。

確認項目確認する理由
契約解除料更新期間外の解約で発生する場合がある
工事費残債実質無料期間中に解約すると残額を請求される場合がある
解約月の料金日割りされず、1カ月分請求される場合がある
レンタル機器ONUやルーターなどの返却が必要
スマートフォンとのセット割回線解約により割引が終了する場合がある
プロバイダメール解約後に使用できなくなる可能性がある
光電話電話番号を引き継ぐ場合は事前手続きが必要
テレビサービスフレッツ・テレビなどが終了する可能性がある

特に見落としやすいのが工事費残債です。

「工事費実質無料」は、毎月の工事費分割払いと同額を割り引く仕組みです。分割払いの途中で解約すると割引が終了し、残っている工事費が一括請求されることがあります。

契約解除料が0円でも、工事費残債や機器の未返却費用が発生する可能性があるため、解約時の総額で確認しましょう。

工事費実質無料の仕組みや残債の計算方法は「光回線の工事費残債とは?」で詳しく解説しています。

4.独自回線へ新規申し込みをする

エリアと工事条件を確認したら、乗り換え先の独自回線へ新規申し込みを行います。

この時点では、現在の光コラボは解約しません。

独自回線は、申し込みから開通まで1~2カ月以上かかることがあります。auひかりホームは利用開始まで1~2カ月程度、NURO光は戸建てで1~2カ月程度、集合住宅では設備タイプによって1~3カ月程度が目安と案内されています。建物や周辺設備の状況によっては、さらに長くなる場合もあります。

現在の回線を先に解約すると、次のような問題が起こります。

  • 独自回線の開通までインターネットを使えない
  • 工事延期によって空白期間が長期化する
  • 在宅勤務やライブ配信ができなくなる
  • 固定電話の番号を引き継げなくなる可能性がある
  • 結局モバイルルーターを別途契約することになる

月額料金が一時的に重複しても、原則として現在の回線を残したまま申し込みましょう。

5.開通工事の日程を調整する

申し込み後、回線事業者による設備確認が行われ、工事可能な場合は開通工事の日程を調整します。

工事では契約者や家族の立ち会いが必要になることがあります。土日祝日の工事には追加料金が設定されている回線もあるため、申し込み時に確認してください。

工事日が決まっても、次の理由で延期される可能性があります。

  • 電柱の使用許可が間に合わない
  • 建物所有者の承諾が取れていない
  • 配管に光ケーブルを通せない
  • 共用設備の開錠手配ができていない
  • 悪天候や工事業者の混雑
  • 道路や電柱に追加工事が必要

工事日が決まった段階で光コラボの解約予約を入れる方法もありますが、工事が延期される可能性を考えると、開通確認後に解約する方が安全です。

6.独自回線の開通と通信確認を行う

開通工事が完了したら、独自回線で正常にインターネットへ接続できるか確認します。

最低限、次の項目を確認しましょう。

  • 有線LANでインターネットに接続できるか
  • Wi-Fiでスマートフォンやパソコンを接続できるか
  • 下り速度と上り速度に大きな問題がないか
  • 接続が頻繁に切れないか
  • オンラインゲームやライブ配信が正常に動作するか
  • 光電話で発信と着信ができるか

速度測定はWi-Fiだけでなく、有線LANでも行うのがおすすめです。

Wi-Fiの速度が遅いだけであれば、回線ではなくルーターの設置場所や端末側の規格が原因の可能性があります。

7.現在の光コラボを解約する

独自回線が正常に使えることを確認したら現在の光コラボを解約します。

NURO光も、現在利用中のインターネット回線はNURO光の開通後に解約することで、不通期間を防げると案内しています。

解約時には、次の内容を確認してください。

  • インターネットの解約日
  • 光電話の廃止日
  • オプションサービスの解約
  • 撤去工事の必要性
  • レンタル機器の返却方法
  • 最終請求額
  • 解約証明書や請求明細の発行方法

乗り換え先に他社解約費用の還元特典がある場合は解約証明書や請求明細が必要になることがあります。

Web上の解約完了画面や最終請求書はキャッシュバックを受け取るまで保存しておきましょう。

8.ONUやルーターなどを返却する

光コラボの解約後は契約先から借りていた機器を返却します。

返却対象になる可能性がある機器は次のとおりです。

  • ONU
  • ホームゲートウェイ
  • Wi-Fiルーター
  • 電源アダプター
  • 光電話対応機器
  • テレビサービス用機器

自分で購入した市販ルーターやLANケーブルは返却する必要がありません。

一方、契約先から送られてきた機器は、長期間使用していてもレンタル品である可能性があります。返却しない場合は、機器損害金や未返却費用を請求されることがあります。

返却伝票の控えや配送会社の追跡番号は、返却完了が確認できるまで保管しましょう。

固定電話の番号を引き継ぐ場合は先に解約しない

光電話を利用している場合は、インターネット回線以上に解約の順番が重要です。

電話番号を独自回線の光電話へ引き継ぎたい場合は、現在の光電話を先に解約せず、独自回線の申し込み時に番号継続を希望すると伝えます。

auひかりでは、他社電話サービスから番号を継続する場合、auひかり電話が利用可能になるまで元の電話サービスを継続する流れが案内されています。電話番号の移行が完了する前に元の電話サービスを解約すると、番号を引き継げなくなる可能性があります。

ただし、すべての番号を引き継げるとは限りません。

  • 番号を取得した事業者
  • 現在使用している電話サービス
  • 乗り換え先の電話サービス
  • 同一市外局番内かどうか
  • 引っ越しを伴うか
  • 乗り換え先の提供条件

これらによって引き継ぎの可否が変わります。

電話番号を残したい場合は、現在の回線と乗り換え先の両方に確認し、移行完了後に元の回線を解約してください。

乗り換え完了までのスケジュール例

独自回線への乗り換えには、1~3カ月程度を見込んでおくと安全です。

時期手続き
1週目提供エリア・料金・解約費用を確認
1週目独自回線へ新規申し込み
2~4週目設備確認・工事日の調整
3~8週目開通工事
開通当日有線LAN・Wi-Fi・光電話を確認
開通後光コラボを解約
解約後ONU・ルーターなどを返却
最終請求後解約費用還元などを申請

工事が予定どおり進まない可能性もあるため、引っ越しや在宅勤務の開始日に合わせる場合は、できるだけ早く申し込みましょう。

一時的に2回線分の料金がかかる可能性がある

光コラボを開通後に解約すると、一時的に2つの回線料金が重複します。

例えば、独自回線が月の途中で開通し、光コラボの解約月が日割りにならない場合は、その月に両方の月額料金が請求される可能性があります。

ただし、料金の重複を避けるために先に解約すると、工事延期によってインターネットを使えない期間が発生するリスクがあります。

オンラインゲーム、ライブ配信、動画投稿、在宅勤務などで回線を毎日使用する人は、1カ月程度の重複を「通信環境を途切れさせないための費用」と考えた方が安全です。

乗り換え費用を抑える方法

光コラボから独自回線への乗り換えでは、次の費用が発生する可能性があります。

  • 現在の回線の契約解除料
  • 工事費残債
  • 新しい回線の契約事務手数料
  • 新しい回線の開通工事費
  • 土日祝日の工事追加料金
  • 旧回線と新回線の月額料金の重複
  • 撤去工事費
  • レンタル機器の未返却費用

費用を抑えるには、乗り換え先のキャンペーンを確認します。

独自回線によっては、他社の契約解除料や工事費残債を還元する特典があります。ただし、還元対象になる費用や申請方法、申請期限は回線ごとに異なります。

申し込み前に、次の点を確認しましょう。

  • 契約解除料だけでなく工事費残債も対象か
  • 解約証明書として認められる書類
  • 申請できる時期
  • キャッシュバックの受取時期
  • 申請期限
  • オプション加入の必要性

特典金額だけでなく、実際に支払う総額と申請条件で比較することが大切です。

違約金や工事費残債の負担を減らしたい場合は、光回線を違約金の負担を抑えて乗り換える手順も参考にしてください。

光コラボから独自回線への乗り換えでよくある失敗

独自回線の開通前に光コラボを解約する

最も多い失敗は、月額料金の重複を避けるために現在の回線を先に解約することです。

独自回線は工事日が延期されたり、調査後に提供不可となったりする可能性があります。正常に接続できることを確認するまで、現在の回線を残しておきましょう。

回線の空白期間や想定外の費用を防ぐために、光回線の乗り換えで失敗しやすいポイントも確認しておきましょう。

事業者変更承諾番号を取得してしまう

事業者変更承諾番号は、基本的に光コラボから別の光コラボやフレッツ光へ移る場合に使用します。

auひかりやNURO光などへ移る場合は、新規契約として申し込むため、事業者変更承諾番号は原則として必要ありません。

管理会社の承諾を取っていない

賃貸住宅やマンションでは、工事当日に管理会社の承諾がないことが判明し、工事できないケースがあります。

共用部の開錠が必要な場合もあるため、工事日が決まる前後に管理会社へ連絡しておきましょう。

光電話を先に解約する

電話番号を引き継ぎたい場合、元の光電話を先に解約すると、番号を失う可能性があります。

番号継続の手続きが完了するまでは、元の電話契約を維持してください。

レンタル機器を処分する

ONUやホームゲートウェイは、契約者の所有物ではなくレンタル品であることが一般的です。

新しい回線のONUと入れ替えた後も、古い機器を捨てず、契約先の案内に従って返却しましょう。

独自回線への乗り換えが向いている人

光コラボから独自回線への乗り換えは、次のような人に向いています。

  • 夜間の混雑や速度低下を改善したい
  • 上り速度を重視している
  • ライブ配信や大容量アップロードを行う
  • 10ギガ回線を利用したい
  • auやUQ mobileなどのセット割を利用したい
  • 地域限定回線の提供エリア内に住んでいる
  • 開通工事や料金の重複を許容できる

一方、現在の通信速度に不満がなく、工事を増やしたくない人には、光コラボ同士の事業者変更が向いている場合があります。

独自回線が必ず光コラボより速いとは限りません。地域の利用者数、建物設備、接続機器、LANケーブル、ルーターなどによっても実際の速度は変わります。

乗り換え先が決まっていない場合は、auひかり・NURO光・ドコモ光の違いを比較して選びましょう。

まとめ

光コラボから独自回線へ乗り換える場合は事業者変更ではなく、独自回線の新規契約と現在の光コラボの解約を別々に行います。

安全な手順は次のとおりです。

  1. 独自回線の提供エリアを確認する
  2. 管理会社や建物所有者に工事可否を確認する
  3. 現在の解約費用と電話番号の扱いを確認する
  4. 光コラボを残したまま独自回線へ申し込む
  5. 開通工事を実施する
  6. インターネットと光電話の動作を確認する
  7. 現在の光コラボを解約する
  8. ONUやルーターなどを返却する

月額料金が一時的に重複しても、独自回線が正常に開通してから光コラボを解約することが重要です。

特に固定電話の番号を残したい場合は、自分の判断で先に解約せず、乗り換え先の案内に従って番号移行を進めましょう。

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