10GbE対応PCを作るにはいくらかかる?増設・自作・BTO・ノートPC別に費用を解説
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最終更新日:2026年8月14日
10ギガ光回線を契約しても、パソコンのLANポートが1GbEなら、有線接続は原則として1Gbpsが上限です。1Gbpsを超える速度を測定したり、10GbE対応NASと高速にデータを転送したりするには、パソコン側も10GbEへ対応させる必要があります。
ただし、10GbE対応PCを用意するために、最上位CPUや高性能GPUまで購入する必要はありません。費用を左右するのは主に、10GbE LANカード、PCIeスロット、USB4・USB 20Gbps端子、ルーターの10Gbps対応LANポートです。
既存のデスクトップPCを10GbE化する追加費用は約1万2,000~2万5,000円、新しくPCを組む場合の総額は約11万~20万円が目安です。
この記事では、PC本体だけに必要な費用と、ルーターやスイッチまで含めた費用を分けて計算します。価格は2026年8月14日時点で確認できた税込価格を参考にした目安であり、販売店や在庫状況によって変動します。
10GbE対応PCにかかる費用の結論

最も安い方法は、PCIeスロットが空いている既存のデスクトップPCへ10GBASE-T対応LANカードを1枚追加することです。
| 用意する方法 | 費用の目安 | 向いている人 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| 既存デスクトップへLANカードを増設 | 約1万2,000~2万5,000円 | 現在のPC性能に不満がない人 | PCIeスロット、GPUとの間隔、ドライバーを確認 |
| 新しいデスクトップを自作 | 約11万~20万円 | 用途に合わせて部品を選びたい人 | 10GbEのためだけなら高級マザーボードは不要 |
| BTOパソコンを購入して増設 | 約13万~25万円 | 組み立て作業を減らしたい人 | 空きスロットと保証条件を購入前に確認 |
| 10GbE内蔵マザーボードで自作 | 約18万~30万円以上 | 拡張カードを使わず常用したい人 | マザーボード自体が上位製品になりやすい |
| 既存ノートPCへ外付けアダプターを追加 | 約1万3,000~5万5,000円 | USB 20Gbps・USB4・Thunderbolt対応PCの利用者 | USB-Cの形だけでは対応速度を判断できない |
ここでいう費用は、原則としてPC本体を10GbE対応にするための金額です。10Gbps対応LANポートがあるルーター、Cat6Aケーブル、複数台を接続する10GbEスイッチまで新しく購入する場合は、さらに費用が増えます。
「PCの10GbE化」と「自宅全体の10ギガ化」は分けて考える
10GbE対応PCを作る費用と、10ギガ光回線を利用できる宅内ネットワークを作る費用は同じではありません。
必要額は、次の式で分けると判断しやすくなります。
- 10GbE対応PCの費用=PC本体+10GbE LANポート+Cat6Aケーブル
- 宅内全体の費用=上記+10Gbps対応LANポート付きルーター+必要に応じて10GbEスイッチ
回線事業者から10Gbps対応ルーターやホームゲートウェイが提供され、その機器に10Gbps対応LANポートがあるなら、パソコン1台を直結するだけで済みます。この場合、スイッチングハブを買う必要はありません。
必要機器を通信経路ごとに確認したい場合は「10ギガ光回線に変更するときに必要な機器一覧」も参考にしてください。
既存デスクトップPCの10GbE化は約1万2,000~2万5,000円
空きPCIeスロットがあるデスクトップPCなら、買い替えずに約1万2,000~2万5,000円で10GbE化できます。
| 必要なもの | 価格の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 10GBASE-T対応PCIe LANカード | 約1万~2万円 | 10G・5G・2.5G・1Gへの下位互換も確認 |
| Cat6A LANケーブル | 約700~2,500円 | 製品に付属する場合は追加購入不要 |
| ケースファン | 約1,000~3,000円 | エアフローが十分なら追加不要 |
| 合計 | 約1万2,000~2万5,000円 | PC本体とルーターを流用する場合 |
価格例として、TP-Link「TX401」は2026年8月14日の価格比較情報で約1万580円から確認できました。PCIe 3.0 x4接続で、1.5mのCat6Aケーブルとロープロファイルブラケットも付属するため、条件が合えばLANカードだけで増設を完了できます。
ただし、PCIeスロットは「差し込める形」だけでなく、実際に使用できるレーン数も確認してください。グラフィックボードでスロットが隠れる、M.2 SSDの使用によって一部スロットが無効になる、GPUのすぐ下でLANカードの熱がこもるといった問題があります。
製品の選び方は、「10ギガ対応LANカードの選び方」で詳しく解説しています。
新しく10GbE対応デスクトップPCを自作するなら約11万~20万円
10GbEで通信すること自体には高性能GPUは不要で、内蔵GPU付きCPUを使えばPC一式を約11万~20万円に収められます。
速度測定、Web閲覧、クラウドへのアップロード、NASとのファイル転送を主目的にした構成例は次のとおりです。
| 部品 | 予算の目安 | 選び方 |
|---|---|---|
| 内蔵GPU付きCPU | 約2万5,000~4万円 | 現行のミドルクラスを基準にする |
| マザーボード | 約1万5,000~3万円 | 利用できるPCIeスロットを優先する |
| メモリ32GB | 約1万~1万8,000円 | 速度測定だけなら16GBでも可能だが、長期利用は32GBが扱いやすい |
| NVMe SSD 1TB | 約8,000~1万5,000円 | 連続書き込み性能と空き容量も確認する |
| PCケース | 約7,000~1万5,000円 | LANカード周辺へ風を通しやすい製品を選ぶ |
| 電源ユニット | 約8,000~1万5,000円 | GPUを搭載しないなら大容量電源は不要 |
| Windowsライセンス | 約1万6,000~2万円 | 別PCのライセンスを無条件で流用しない |
| 10GbE LANカード | 約1万~2万円 | ヒートシンクと対応OSを確認する |
| Cat6Aケーブル | 約700~2,500円 | カード付属品があれば流用できる |
部品価格の単純合計は約10万~18万円ですが、送料、組み立て工具、容量の大きいSSD、静音性の高いCPUクーラーまで含めると、約11万~20万円を見ておくと現実的です。
ゲームや動画編集にも使う場合は、10GbE費用とは別にGPU・CPU・メモリ・SSDへ予算を追加します。たとえばGPUへ10万円を追加しても、10GbE化そのものが速くなるわけではありません。
BTOパソコンで10GbE対応PCを作るなら約13万~25万円
BTOでは10GbE標準搭載モデルだけを探すより、拡張性のあるPCを選び、ショップのオプションまたは購入後のLANカード増設で対応する方が候補を増やせます。
一般用途向けのミドルタワーBTOへ10GbE LANカードを追加する場合、PC本体約12万~23万円に、LANカードとケーブル約1万2,000~2万5,000円を加えた約13万~25万円が目安です。
注文前に、次の項目をショップへ確認してください。
- グラフィックボード搭載後も利用できるPCIeスロットが残るか
- LANカードを取り付けてもGPUの吸気を妨げないか
- M.2 SSDの増設とPCIeスロットに排他条件がないか
- 自分でLANカードを増設した場合の保証範囲
- 搭載OSでメーカー公式ドライバーを利用できるか
BTOの仕様表に「LAN:2.5GbE」と記載されていても、空きPCIeスロットがあれば10GbEカードを追加できる可能性があります。反対に、小型PCや大型GPUを搭載したPCは、マザーボード上に空きスロットが見えても物理的に使えない場合があります。
10GbE内蔵マザーボードは安さより一体性を重視する人向け
10GbEを内蔵したマザーボードは配線とスロットを節約できますが、10GbEだけを目的に選ぶと割高になりやすい方法です。
10GbE内蔵製品は、クリエイター向け・ワークステーション向けの上位マザーボードに多く、USB4、高性能な電源回路、多数のM.2スロットなども同時に搭載します。2026年8月14日時点では、10GbEを備えるASUS「ProArt X870E-CREATOR WIFI」が約7万4,800円から確認できました。
一方、2.5GbE対応の一般的なマザーボードと約1万~2万円の10GbE LANカードを組み合わせれば、総額を抑えやすく、故障時の交換も簡単です。
次の条件に当てはまる場合は、10GbE内蔵マザーボードを選ぶ意味があります。
- GPUやキャプチャーボードでPCIeスロットをすべて使う
- 拡張カードを増やさずケース内を整理したい
- 10GbE以外の上位機能も必要
- 仕事用として長時間の10GbE通信を行う
ノートPCの10GbE化は約1万3,000~5万5,000円
ノートPCはPCIe LANカードを内蔵できないため、USB 20Gbps・USB4・Thunderbolt対応の外付け10GbEアダプターを使用します。
価格差が大きい理由は、同じUSB Type-C端子でも、内部の通信規格と帯域が異なるためです。
| 接続方法 | 価格例 | 確認する端子 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| USB 20Gbps対応10GbEアダプター | 約1万3,000円 | USB 3.2 Gen 2×2 | PC側がUSB 10Gbpsだと速度が低下する |
| USB4・Thunderbolt対応10GbEアダプター | 約3万~5万5,000円 | USB4、Thunderbolt 3・4 | OS、ドライバー、対応ポートの組み合わせを確認 |
価格例では、アイ・オー・データ「ET10G-US3C」が税込1万2,980円で確認できました。同社公称の実測スループットは9,476Mbpsですが、PC側にUSB 20Gbpsが必要です。QNAP「QNA-UC10G1T
」はUSB4・Thunderbolt 3・4に対応し、国内販売例は約5万4,749円でした。
USB-C端子があるだけで購入すると、USB 5Gbps・10Gbps接続になり、10GbEアダプターの性能を活かせない可能性があります。詳しくは、「ノートパソコンを10GbEに接続する方法」と「USB接続の10GbEアダプターは使える?」を確認してください。
PC以外に追加費用が発生するケース
パソコンを10GbE対応にしても、ルーターからPCまでのどこかに1Gbpsポートがあれば、その区間が速度の上限になります。
| 追加機器 | 費用の目安 | 必要になる条件 |
|---|---|---|
| Cat6A LANケーブル | 約700~2,500円 | 手持ちのケーブルが規格不足・劣化している |
| 10Gbps対応LANポート付きルーター | 約3万~7万円 | 回線事業者の機器にPC接続用10Gbps LANがない |
| 5ポート10GbEスイッチ | 約3万~4万円 | PC、NASなど2台以上を10GbE接続する |
| ケースファン・冷却改善 | 約1,000~5,000円 | LANカード周辺の温度が高い |
5ポート10GbEスイッチの価格例は、TP-Link「TL-SX105」が約3万812円、バッファロー「LXW-10G5
」系が約3万5,000~3万6,000円です。しかし、10GbE接続するPCが1台だけなら、ルーターの10Gbps対応LANポートへ直接つなげばよく、スイッチ代を0円にできます。
ルーターは「10Gbps対応」という商品名だけでなく、PCを接続するLAN側のポートを確認してください。WAN側だけが10Gbpsで、LAN側が1Gbps・2.5Gbpsまでの製品もあります。選び方は、「10ギガ対応ルーターの選び方」で解説しています。
10GbE対応PCを作る前に確認する7項目
LANカードを先に購入せず、PCから接続先までの通信経路を順番に確認すると、規格違いと買い直しを防げます。
| 確認順 | 確認する項目 | 判断基準 |
|---|---|---|
| 1 | 目的 | 10ギガ回線の速度測定か、NASとの高速転送かを決める |
| 2 | 接続端子 | 家庭用RJ45の10GBASE-Tか、SFP+かをそろえる |
| 3 | PCの拡張性 | PCIeスロット、レーン数、GPUとの間隔を確認する |
| 4 | OSとドライバー | 利用するWindows・macOS・Linuxをメーカーがサポートしているか確認する |
| 5 | ルーターのLANポート | 10Gbps対応WANではなく、PCを接続できる10Gbps LANがあるか確認する |
| 6 | LANケーブル | 新規購入はRJ45端子のCat6Aを基本にする |
| 7 | 冷却 | LANカードのヒートシンク周辺へ空気が流れるか確認する |
10GBASE-TとSFP+は、どちらも10GbEで使われますが、そのまま直結できる同じ端子ではありません。一般的な10ギガ対応ホームゲートウェイや家庭用ルーターはRJ45端子の10GBASE-Tが中心なので、PC側も10GBASE-T対応LANカードを選ぶと構成が簡単です。
10GbEのためだけに高額化しなくてよい部品
10GbEのリンク速度を得るために、最上位GPU、PCIe 5.0 SSD、1000W電源をそろえる必要はありません。
高性能GPU
GPU性能は、一般的な有線LAN通信の上限を直接引き上げません。
ゲームや生成AI、動画編集に必要なら購入しますが、回線速度測定やNAS転送だけなら内蔵GPUで十分です。10GbEカードと大型GPUを併用すると、むしろPCIeスロットが隠れたり、カード周辺へ熱がこもったりする点に注意します。
10GbE内蔵の最高級マザーボード
利用できるPCIeスロットがあるなら、一般的なマザーボードと増設LANカードの方が安くなりやすいです。
上位マザーボードのUSB4や多数のM.2スロットも使う場合を除き、10GbEだけのために数万円を追加する必要はありません。
複数ポートの10GbEスイッチ
PCを1台だけ10GbE接続するなら、ルーターへ直接つなぐことでスイッチ代を節約できます。
10GbE対応NAS、2台目のPC、Wi-Fi 7アクセスポイントなどを同時接続するときに、初めてスイッチを追加します。
Jumbo Frame対応を理由にした買い替え
インターネット回線の速度測定では、Jumbo Frameを有効にすることが必須ではありません。
Jumbo FrameはNASとの宅内転送でCPU負荷を減らせる場合がありますが、経路上の機器でMTUをそろえる必要があります。設定が一致しないと通信トラブルの原因になるため、最初は標準設定で10Gbpsリンクと安定性を確認してください。
10GbEでも必ず10Gbps・毎秒1.25GB出るわけではない
10Gbpsを8で割った理論値は毎秒1.25GBですが、実際は通信制御のオーバーヘッド、接続先、CPU、ストレージなどの影響で低くなります。
速度測定サイトはストレージへ大容量ファイルを保存しないため、SSDが遅くても高速な結果が出る場合があります。一方、ゲームのダウンロード、クラウド同期、NASへのコピーでは保存先の書き込み速度が上限になります。
たとえば、連続書き込みが約550MB/sのSATA SSDは、単純換算で約4.4Gbps相当です。10GbE対応NASとの転送で毎秒1GB前後を狙うなら、PC側だけでなくNAS側のSSD・ディスク構成、プロトコル、CPUも確認する必要があります。
また、10ギガ光回線はベストエフォート型が一般的であり、相手サーバーが1ユーザーへ10Gbpsで配信するとは限りません。実測値の見方は「10ギガ回線で2Gbps出れば十分?」も参考にしてください。
予算別におすすめの10GbE対応方法
予算をPC全体へ均等に使うのではなく、現在のPCを流用できるかどうかで最初に分けると無駄がありません。
| 予算 | おすすめの方法 | できること |
|---|---|---|
| 約1万5,000円 | 既存デスクトップへPCIe LANカードを追加 | 条件が合えば最小費用で10GbE接続 |
| 約2万5,000円 | LANカード、Cat6Aケーブル、冷却をまとめて改善 | 長時間通信も考えた安定性重視の増設 |
| 約3万~5万5,000円 | ノートPCへUSB4・USB 20Gbpsアダプターを追加 | 対応ノートPCを買い替えずに10GbE化 |
| 約11万~15万円 | 内蔵GPU中心のデスクトップを自作 | 速度測定、一般用途、軽いNAS作業 |
| 約15万~20万円 | CPU、メモリ、SSD、冷却に余裕を持たせて自作 | 大容量転送、仕事、長期利用 |
すでにデスクトップPCを所有しているなら、最初から新しいPCを買う必要はありません。タスクマネージャーでCPU負荷を確認し、現在のPCで困っている処理がないなら、LANカードだけを追加する方法が最も費用対効果に優れます。PC性能が回線速度へ与える影響は、「PCのスペックが低いと回線速度も遅くなる?」で解説しています。
10GbE対応PCを組み立てて確認する手順
組み立て後は速度測定を急がず、最初にOS上のリンク速度が10Gbpsになっているか確認してください。
| 手順 | 作業内容 | 確認・実施すること |
|---|---|---|
| 1 | PCとルーターの電源を切る | LANカードを取り付ける前に、PCの電源ケーブルも外します。 |
| 2 | LANカードを取り付ける | 指定されたPCIeスロットへまっすぐ挿し、ブラケットを固定します。 |
| 3 | ドライバーを導入する | OSの自動認識だけに頼らず、メーカー公式の対応ドライバーを確認します。 |
| 4 | Cat6Aケーブルで接続する | ルーターの10Gbps対応LANポートへ直接接続します。 |
| 5 | リンク速度を確認する | Windowsのネットワーク設定やアダプターの状態を開き、10Gbpsで接続されているか確認します。 |
| 6 | 発熱と安定性を確認する | 短時間の測定だけでなく、大容量転送を続けても速度低下や切断が起きないか確認します。 |
| 7 | 同じ条件で3回測る | 測定サーバー、有線接続、時間帯をそろえ、最高値だけでなく中央値と結果のばらつきも確認します。 |
リンク速度が1Gbpsで止まる場合は、回線の混雑より先に、LANポート、ケーブル、ドライバー、オートネゴシエーションを確認します。切り分け方は「10ギガ回線で1Gbpsしか出ない原因」を参考にしてください。
10GbE対応PCの費用に関するよくある質問
購入前に「PCを10GbE化したい理由」を決めれば、不要な回線契約や周辺機器を避けられます。
10ギガ光回線を契約しないと10GbE対応PCは無意味ですか?
10ギガ光回線がなくても、10GbE対応PCとNASの間では高速な宅内LANを構築できます。
インターネット速度は契約回線の上限を超えませんが、動画素材、写真、バックアップなどの大容量ファイルを宅内で転送する用途には意味があります。
2.5GbE内蔵PCを10GbEへ変更できますか?
デスクトップPCに利用できるPCIeスロットがあれば、2.5GbE内蔵PCにも10GbE LANカードを追加できます。
既存の2.5GbEポートを無効にする必要はなく、用途に応じて使い分けられます。ただし、Windowsの優先経路や複数接続による設定の混乱を避けるため、通常は使用するLANポートを1つに絞ると分かりやすくなります。
中古の10GbE LANカードならもっと安くできますか?
中古品で費用を抑えられる場合はありますが、個人向けの最初の1枚には新品の現行製品が無難です。
古いサーバー向けカードは、対応OS、ドライバー、ファームウェア、ブラケット、消費電力、発熱を確認する必要があります。出所が不明なカードや極端に安い製品は、コントローラーの表記だけで判断しないでください。
10GbE LANカードのために電源ユニットも交換しますか?
正常な電源ユニットに余裕がある一般的なデスクトップPCなら、LANカードだけを理由に電源交換が必要になるケースは多くありません。
ただし、補助電源が必要な大型GPUを搭載し、電源容量がすでに限界に近い場合は、PC全体の消費電力を再計算します。電源容量より、PCIeスロット周辺の空間とケース内の冷却が問題になりやすい部品です。
10GbEの発熱対策にいくらかけるべきですか?
ヒートシンク付きLANカードと十分なエアフローがあれば、追加費用0円で運用できる場合もあります。
連続転送後に速度が落ちる、リンクが切れる、LANカード周辺だけ極端に熱い場合は、ケースファンへ約1,000~3,000円を追加します。具体的な設置方法は、「10GbEは発熱しやすい?LANカードとルーターの熱対策」で解説しています。
まとめ:最安は既存デスクトップへのLANカード増設
10GbE対応PCは、既存デスクトップなら約1万2,000~2万5,000円、新規デスクトップなら約11万~20万円、既存ノートPCなら約1万3,000~5万5,000円が目安です。
10GbEのためだけに最上位CPU、GPU、高級マザーボードを購入する必要はありません。現在のPCに利用できるPCIeスロットがあるなら、10GBASE-T対応LANカードとCat6Aケーブルを追加する方法が最も安くなります。
一方、PCを1台だけ接続するのか、NASや複数PCも10GbE化するのかで、必要なルーターとスイッチの費用は大きく変わります。まずPCからルーターまでの経路を図にし、1Gbps・2.5Gbpsの区間が残らないかを確認してから購入してください。
関連ページ
10GbE対応PCの部品選び、接続、速度低下の切り分けには、以下の記事も役立ちます。
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