10GbE対応PCを作るにはいくらかかる?増設・自作・BTO・ノートPC別に費用を解説
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最終更新日:2026年9月4日
10ギガ光回線を契約していても、パソコンのLANポートが1GbEなら、有線接続は原則として1Gbpsが上限です。1Gbpsを超える速度を測ったり、10GbE対応NASと高速でデータを転送したりするには、パソコン側も10GbEに対応させる必要があります。
ただし、10GbE対応PCを用意するために、最上位CPUや高性能GPUまでそろえる必要はありません。費用に大きく関わるのは、10GbE LANカード、PCIeスロット、USB4・USB 20Gbps端子、ルーターの10Gbps対応LANポートです。
既存のデスクトップPCを10GbE化する追加費用は約1万2,000~2万5,000円、新しくPCを組む場合の総額は約11万~20万円が目安です。
この記事では、PC本体の10GbE化に必要な費用と、ルーターやスイッチまで含めた費用を分けて整理します。価格は2026年8月14日時点で確認できた税込価格を参考にした目安です。販売店や在庫状況によって変動します。
10GbE対応PCにかかる費用の結論

最も安く済みやすいのは、空きPCIeスロットのある既存デスクトップPCへ10GBASE-T対応LANカードを1枚追加する方法です。
| 用意する方法 | 費用の目安 | 向いている人 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| 既存デスクトップへLANカードを増設 | 約1万2,000~2万5,000円 | 現在のPC性能に不満がない人 | PCIeスロット、GPUとの間隔、ドライバーを確認 |
| 新しいデスクトップを自作 | 約11万~20万円 | 用途に合わせて部品を選びたい人 | 10GbEのためだけなら高級マザーボードは不要 |
| BTOパソコンを購入して増設 | 約13万~25万円 | 組み立て作業を減らしたい人 | 空きスロットと保証条件を購入前に確認 |
| 10GbE内蔵マザーボードで自作 | 約18万~30万円以上 | 拡張カードを使わず常用したい人 | マザーボード自体が上位製品になりやすい |
| 既存ノートPCへ外付けアダプターを追加 | 約1万3,000~5万5,000円 | USB 20Gbps・USB4・Thunderbolt対応PCの利用者 | USB-Cの形だけでは対応速度を判断できない |
ここで示しているのは、原則としてPC本体を10GbE対応にするための費用です。10Gbps対応LANポートを備えたルーターやCat6Aケーブル、複数台を接続する10GbEスイッチまで新しく購入するなら、さらに費用がかかります。
「PCの10GbE化」と「自宅全体の10ギガ化」は分けて考える
10GbE対応PCを作る費用と、10ギガ光回線を利用できる宅内ネットワークを作る費用は同じではありません。
必要な費用は、次のように分けて考えると分かりやすくなります。
- 10GbE対応PCの費用=PC本体+10GbE LANポート+Cat6Aケーブル
- 宅内全体の費用=上記+10Gbps対応LANポート付きルーター+必要に応じて10GbEスイッチ
回線事業者から10Gbps対応ルーターやホームゲートウェイが提供され、その機器に10Gbps対応LANポートがあるなら、パソコン1台を直接つなぐだけで済みます。この場合は、スイッチングハブを追加する必要はありません。
必要機器を通信経路ごとに確認したい場合は「10ギガ光回線に変更するときに必要な機器一覧」も参考にしてください。
既存デスクトップPCの10GbE化は約1万2,000~2万5,000円
空きPCIeスロットがあるデスクトップPCなら、本体を買い替えずに約1万2,000~2万5,000円で10GbE化できます。
| 必要なもの | 価格の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 10GBASE-T対応PCIe LANカード | 約1万~2万円 | 10G・5G・2.5G・1Gへの下位互換も確認 |
| Cat6A LANケーブル | 約700~2,500円 | 製品に付属する場合は追加購入不要 |
| ケースファン | 約1,000~3,000円 | エアフローが十分なら追加不要 |
| 合計 | 約1万2,000~2万5,000円 | PC本体とルーターを流用する場合 |
価格の一例として、TP-Link「TX401」は2026年8月14日の価格比較情報で約1万580円から確認できました。PCIe 3.0 x4接続で、1.5mのCat6Aケーブルとロープロファイルブラケットも付属するため、条件が合えば、LANカードを追加するだけで10GbE化できます。
ただし、PCIeスロットは「物理的に差し込めるか」だけでなく、実際に使えるレーン数も確認してください。グラフィックボードでスロットが隠れる、M.2 SSDの使用によって一部スロットが無効になる、GPUのすぐ下でLANカードの熱がこもる、といった問題があります。
製品の選び方は、「10ギガ対応LANカードの選び方」で詳しく解説しています。
新しく10GbE対応デスクトップPCを自作するなら約11万~20万円
10GbEで通信するだけなら高性能GPUは不要です。内蔵GPU付きCPUを使えば、PC一式を約11万~20万円に収められます。
速度測定やWeb閲覧、クラウドへのアップロード、NASとのファイル転送を主な用途にした構成例は次のとおりです。
| 部品 | 予算の目安 | 選び方 |
|---|---|---|
| 内蔵GPU付きCPU | 約2万5,000~4万円 | 現行のミドルクラスを基準にする |
| マザーボード | 約1万5,000~3万円 | 利用できるPCIeスロットを優先する |
| メモリ32GB | 約1万~1万8,000円 | 速度測定だけなら16GBでも可能だが、長期利用は32GBが扱いやすい |
| NVMe SSD 1TB | 約8,000~1万5,000円 | 連続書き込み性能と空き容量も確認する |
| PCケース | 約7,000~1万5,000円 | LANカード周辺へ風を通しやすい製品を選ぶ |
| 電源ユニット | 約8,000~1万5,000円 | GPUを搭載しないなら大容量電源は不要 |
| Windowsライセンス | 約1万6,000~2万円 | 別PCのライセンスを無条件で流用しない |
| 10GbE LANカード | 約1万~2万円 | ヒートシンクと対応OSを確認する |
| Cat6Aケーブル | 約700~2,500円 | カード付属品があれば流用できる |
部品価格だけなら合計約10万~18万円ですが、送料や組み立て工具、容量の大きいSSD、静音性の高いCPUクーラーまで含めると、約11万~20万円を見ておくと現実的です。
ゲームや動画編集にも使うなら、10GbE化とは別にGPU・CPU・メモリ・SSDへ予算を追加します。たとえばGPUに10万円追加しても、それだけで10GbEの通信が速くなるわけではありません。
BTOパソコンで10GbE対応PCを作るなら約13万~25万円
BTOでは10GbE標準搭載モデルだけを探すより、拡張性のあるPCを選び、ショップのオプションや購入後のLANカード増設で対応するほうが候補を増やせます。
一般用途向けのミドルタワーBTOへ10GbE LANカードを追加する場合は、PC本体約12万~23万円に、LANカードとケーブル約1万2,000~2万5,000円を加えた約13万~25万円が目安です。
注文前に、次の項目をショップへ確認しておきましょう。
- グラフィックボード搭載後も利用できるPCIeスロットが残るか
- LANカードを取り付けてもGPUの吸気を妨げないか
- M.2 SSDの増設とPCIeスロットに排他条件がないか
- 自分でLANカードを増設した場合の保証範囲
- 搭載OSでメーカー公式ドライバーを利用できるか
BTOの仕様表に「LAN:2.5GbE」と書かれていても、空きPCIeスロットがあれば10GbEカードを追加できる場合があります。一方、小型PCや大型GPUを搭載したPCでは、マザーボード上に空きスロットが見えても物理的に使えないことがあります。
10GbE内蔵マザーボードは安さより一体性を重視する人向け
10GbE内蔵マザーボードは配線とスロットを節約できますが、10GbEだけを目的に選ぶと割高になりやすい方法です。
10GbE内蔵製品は、クリエイター向け・ワークステーション向けの上位マザーボードに多く、USB4や高性能な電源回路、多数のM.2スロットなども備えています。2026年8月14日時点では、10GbEを備えるASUS「ProArt X870E-CREATOR WIFI」が約7万4,800円から確認できました。
一方、2.5GbE対応の一般的なマザーボードに約1万~2万円の10GbE LANカードを組み合わせれば、総額を抑えやすく、故障時の交換も簡単です。
次の条件に当てはまるなら、10GbE内蔵マザーボードを選ぶメリットがあります。
- GPUやキャプチャーボードでPCIeスロットをすべて使う
- 拡張カードを増やさずケース内を整理したい
- 10GbE以外の上位機能も必要
- 仕事用として長時間の10GbE通信を行う
ノートPCの10GbE化は約1万3,000~5万5,000円
ノートPCはPCIe LANカードを内蔵できないため、USB 20Gbps・USB4・Thunderbolt対応の外付け10GbEアダプターを使います。
価格差が大きいのは、同じUSB Type-C端子でも内部の通信規格や帯域が異なるためです。
| 接続方法 | 価格例 | 確認する端子 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| USB 20Gbps対応10GbEアダプター | 約1万3,000円 | USB 3.2 Gen 2×2 | PC側がUSB 10Gbpsだと速度が低下する |
| USB4・Thunderbolt対応10GbEアダプター | 約3万~5万5,000円 | USB4、Thunderbolt 3・4 | OS、ドライバー、対応ポートの組み合わせを確認 |
価格例では、アイ・オー・データ「ET10G-US3C」が税込1万2,980円で確認できました。同社公称の実測スループットは9,476Mbpsですが、PC側にUSB 20Gbpsが必要です。QNAP「QNA-UC10G1T
」はUSB4・Thunderbolt 3・4に対応し、国内販売例は約5万4,749円でした。
USB-C端子があるという理由だけで購入すると、USB 5Gbps・10Gbps接続になり、10GbEアダプターの性能を十分に生かせないことがあります。詳しくは、「ノートパソコンを10GbEに接続する方法」と「USB接続の10GbEアダプターは使える?」を確認してください。
PC以外に追加費用が発生するケース
パソコンを10GbE対応にしても、ルーターからPCまでの経路に1Gbpsポートが残っていれば、その区間が速度の上限になります。
| 追加機器 | 費用の目安 | 必要になる条件 |
|---|---|---|
| Cat6A LANケーブル | 約700~2,500円 | 手持ちのケーブルが規格不足・劣化している |
| 10Gbps対応LANポート付きルーター | 約3万~7万円 | 回線事業者の機器にPC接続用10Gbps LANがない |
| 5ポート10GbEスイッチ | 約3万~4万円 | PC、NASなど2台以上を10GbE接続する |
| ケースファン・冷却改善 | 約1,000~5,000円 | LANカード周辺の温度が高い |
5ポート10GbEスイッチの価格例は、TP-Link「TL-SX105」が約3万812円、バッファロー「LXW-10G5
」系が約3万5,000~3万6,000円です。ただし、10GbE接続するPCが1台だけなら、ルーターの10Gbps対応LANポートへ直接つなげばよく、スイッチを追加する必要はありません。
ルーターは「10Gbps対応」という表記だけで判断せず、PCを接続するLAN側ポートの仕様を確認してください。WAN側だけが10Gbpsで、LAN側が1Gbps・2.5Gbpsまでの製品もあります。選び方は、「10ギガ対応ルーターの選び方」で解説しています。
10GbE対応PCを作る前に確認する7項目
LANカードを先に買うのではなく、PCから接続先までの通信経路を順に確認すると、規格違いや買い直しを防げます。
| 確認順 | 確認する項目 | 判断基準 |
|---|---|---|
| 1 | 目的 | 10ギガ回線の速度測定か、NASとの高速転送かを決める |
| 2 | 接続端子 | 家庭用RJ45の10GBASE-Tか、SFP+かをそろえる |
| 3 | PCの拡張性 | PCIeスロット、レーン数、GPUとの間隔を確認する |
| 4 | OSとドライバー | 利用するWindows・macOS・Linuxをメーカーがサポートしているか確認する |
| 5 | ルーターのLANポート | 10Gbps対応WANではなく、PCを接続できる10Gbps LANがあるか確認する |
| 6 | LANケーブル | 新規購入はRJ45端子のCat6Aを基本にする |
| 7 | 冷却 | LANカードのヒートシンク周辺へ空気が流れるか確認する |
10GBASE-TとSFP+はどちらも10GbEで使われますが、端子が異なるため、そのまま直結できるわけではありません。一般的な10ギガ対応ホームゲートウェイや家庭用ルーターはRJ45端子の10GBASE-Tが中心なので、PC側も10GBASE-T対応LANカードを選ぶと構成をシンプルにできます。
10GbE化の目的がNASとの宅内通信ではなく、インターネットで1Gbpsを超える速度を出すことなら、PCパーツを購入する前に10ギガ回線の提供状況も確認してください。契約候補は、「10ギガ光回線おすすめ8社を比較」から確認できます。
10GbEのためだけに高額化しなくてよい部品
10GbEのリンク速度を得るために、最上位GPU、PCIe 5.0 SSD、1000W電源をそろえる必要はありません。
高性能GPU
GPU性能を上げても、一般的な有線LAN通信の上限が直接高くなるわけではありません。
ゲームや生成AI、動画編集に必要ならGPUを追加しますが、回線速度測定やNAS転送だけなら内蔵GPUで十分です。10GbEカードと大型GPUを併用すると、PCIeスロットが隠れたり、カード周辺に熱がこもったりする点にも注意が必要です。
10GbE内蔵の最高級マザーボード
利用できるPCIeスロットがあるなら、一般的なマザーボードにLANカードを増設するほうが安く済みやすいでしょう。
上位マザーボードのUSB4や多数のM.2スロットも使う場合を除き、10GbEだけのために数万円を追加する必要はありません。
複数ポートの10GbEスイッチ
PCを1台だけ10GbEで接続するなら、ルーターへ直接つなげばスイッチ代を節約できます。
10GbE対応NASや2台目のPC、Wi-Fi 7アクセスポイントなどを同時に接続したいときに、10GbEスイッチを追加します。
Jumbo Frame対応を理由にした買い替え
インターネット回線の速度測定では、Jumbo Frameを有効にすることが必須ではありません。
Jumbo FrameはNASとの宅内転送でCPU負荷を減らせることがありますが、経路上の機器でMTUをそろえる必要があります。設定が一致しないと通信トラブルの原因になるため、最初は標準設定で10Gbpsリンクと安定性を確認してください。
10GbEでも必ず10Gbps・毎秒1.25GB出るわけではない
10Gbpsを8で割ると理論上は毎秒1.25GBですが、実際の速度は通信制御のオーバーヘッドや接続先、CPU、ストレージなどの影響で低くなります。
速度測定サイトではストレージへ大容量ファイルを保存しないため、SSDが遅くても高速な結果が出ることがあります。一方、ゲームのダウンロードやクラウド同期、NASへのコピーでは、保存先の書き込み速度が上限になります。
たとえば、連続書き込みが約550MB/sのSATA SSDは、単純換算で約4.4Gbps相当です。10GbE対応NASとの転送で毎秒1GB前後を狙うなら、PC側だけでなくNAS側のSSD・ディスク構成、プロトコル、CPUも確認する必要があります。
10ギガ光回線はベストエフォート型が一般的で、相手サーバーが1ユーザーに10Gbpsで配信するとは限りません。実測値の見方は「10ギガ回線で2Gbps出れば十分?」も参考にしてください。
予算別におすすめの10GbE対応方法
予算をPC全体へ均等にかけるのではなく、まず現在のPCを流用できるかどうかで考えると無駄を抑えられます。
| 予算 | おすすめの方法 | できること |
|---|---|---|
| 約1万5,000円 | 既存デスクトップへPCIe LANカードを追加 | 条件が合えば最小費用で10GbE接続 |
| 約2万5,000円 | LANカード、Cat6Aケーブル、冷却をまとめて改善 | 長時間通信も考えた安定性重視の増設 |
| 約3万~5万5,000円 | ノートPCへUSB4・USB 20Gbpsアダプターを追加 | 対応ノートPCを買い替えずに10GbE化 |
| 約11万~15万円 | 内蔵GPU中心のデスクトップを自作 | 速度測定、一般用途、軽いNAS作業 |
| 約15万~20万円 | CPU、メモリ、SSD、冷却に余裕を持たせて自作 | 大容量転送、仕事、長期利用 |
すでにデスクトップPCを持っているなら、最初から新しいPCへ買い替える必要はありません。タスクマネージャーでCPU負荷を確認し、現在のPC性能に不満がないなら、LANカードだけを追加する方法が最も費用対効果に優れます。PC性能が回線速度へ与える影響は、「PCのスペックが低いと回線速度も遅くなる?」で解説しています。
10GbE対応PCを組み立てて確認する手順
組み立て後はすぐに速度測定を始めず、まずOS上のリンク速度が10Gbpsになっているか確認してください。
| 手順 | 作業内容 | 確認・実施すること |
|---|---|---|
| 1 | PCとルーターの電源を切る | LANカードを取り付ける前に、PCの電源ケーブルも外します。 |
| 2 | LANカードを取り付ける | 指定されたPCIeスロットへまっすぐ挿し、ブラケットを固定します。 |
| 3 | ドライバーを導入する | OSの自動認識だけに頼らず、メーカー公式の対応ドライバーを確認します。 |
| 4 | Cat6Aケーブルで接続する | ルーターの10Gbps対応LANポートへ直接接続します。 |
| 5 | リンク速度を確認する | Windowsのネットワーク設定やアダプターの状態を開き、10Gbpsで接続されているか確認します。 |
| 6 | 発熱と安定性を確認する | 短時間の測定だけでなく、大容量転送を続けても速度低下や切断が起きないか確認します。 |
| 7 | 同じ条件で3回測る | 測定サーバー、有線接続、時間帯をそろえ、最高値だけでなく中央値と結果のばらつきも確認します。 |
リンク速度が1Gbpsで止まる場合は、回線の混雑より先に、LANポート、ケーブル、ドライバー、オートネゴシエーションを確認します。切り分け方は「10ギガ回線で1Gbpsしか出ない原因」を参考にしてください。
10GbE対応PCの費用に関するよくある質問
購入前に「なぜPCを10GbE化したいのか」を整理しておけば、不要な回線契約や周辺機器を避けやすくなります。
10ギガ光回線を契約しないと10GbE対応PCは無意味ですか?
10ギガ光回線がなくても、10GbE対応PCとNASの間では高速な宅内LANを構築できます。
インターネット速度は契約回線の上限を超えませんが、動画素材や写真、バックアップなどの大容量ファイルを宅内で転送する用途では10GbEを活用できます。
2.5GbE内蔵PCを10GbEへ変更できますか?
デスクトップPCに利用できるPCIeスロットがあれば、2.5GbE内蔵PCにも10GbE LANカードを追加できます。
既存の2.5GbEポートを無効にする必要はなく、用途に応じて使い分けることもできます。ただし、Windowsの優先経路や複数接続による設定の混乱を避けるなら、通常使うLANポートを1つに絞ると分かりやすくなります。
中古の10GbE LANカードならもっと安くできますか?
中古品で費用を抑えられることもありますが、個人で最初の1枚を選ぶなら新品の現行製品が無難です。
古いサーバー向けカードは、対応OS、ドライバー、ファームウェア、ブラケット、消費電力、発熱を確認する必要があります。出所が分からないカードや極端に安い製品は、コントローラー名だけで判断しないようにしてください。
10GbE LANカードのために電源ユニットも交換しますか?
電源ユニットに十分な余裕がある一般的なデスクトップPCなら、LANカードの増設だけを理由に電源を交換するケースは多くありません。
ただし、補助電源が必要な大型GPUを搭載し、電源容量がすでに限界に近い場合は、PC全体の消費電力を再計算します。10GbE LANカードでは、電源容量よりもPCIeスロット周辺の空間やケース内の冷却が問題になりやすいでしょう。
10GbEの発熱対策にいくらかけるべきですか?
ヒートシンク付きLANカードと十分なエアフローがあれば、追加費用0円で運用できる場合もあります。
連続転送後に速度が落ちる、リンクが切れる、LANカード周辺だけ極端に熱くなる場合は、約1,000~3,000円のケースファン追加を検討します。具体的な設置方法は、「10GbEは発熱しやすい?LANカードとルーターの熱対策」で解説しています。
まとめ:最安は既存デスクトップへのLANカード増設
10GbE対応PCは、既存デスクトップなら約1万2,000~2万5,000円、新規デスクトップなら約11万~20万円、既存ノートPCなら約1万3,000~5万5,000円が目安です。
10GbE化だけを目的に、最上位CPUやGPU、高級マザーボードを購入する必要はありません。現在のPCに利用できるPCIeスロットがあるなら、10GBASE-T対応LANカードとCat6Aケーブルを追加する方法が最も安く済みやすいでしょう。
PCを1台だけ接続するのか、NASや複数PCまで10GbE化するのかによって、必要なルーターやスイッチの費用は大きく変わります。まずPCからルーターまでの経路を確認し、1Gbps・2.5Gbpsの区間が残っていないか確かめてから購入してください。
関連ページ
10GbE対応PCの部品選び、接続、速度低下の切り分けには、以下の記事も役立ちます。
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