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ライブ配信者は光回線を引っ越す前から考えるべき!最悪何もできなくなる

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最終更新日:2026年9月10日

ライブ配信者が引っ越すなら、ネット回線は早めの準備が重要です。住所が決まった時点ですぐに確認・申し込みを始めましょう

光回線は、申し込んだ当日から使えるわけではありません。建物の設備や工事の混み具合によっては、開通まで1~2カ月以上かかることがあります。

Webサイトを見る程度なら、スマートフォンのテザリングでも一時的に対応できます。ただし、長時間のライブ配信には安定した上り速度が必要です。新居で回線が開通していないと、予定していた配信を中止することもあります。

配信画質ごとの詳しい目安は「ライブ配信に必要な上り速度と光回線の選び方」で解説しています。

この記事では、ライブ配信者が引っ越すときの回線準備を解説します。申し込む時期や、物件契約前の確認項目、開通が間に合わない場合の対処法を紹介します。

※サービス内容は2026年7月時点の情報です。

光回線は引っ越しの1~2カ月前に申し込む

ライブ配信者は、遅くとも引っ越しの1カ月前、できれば1~2カ月前には光回線の手続きを始めましょう。

新居の住所が決まったら、次の順に進めます。

  1. 希望する光回線の提供エリアを確認する
  2. 建物の配線方式と工事可否を確認する
  3. 現在の回線を移転するか、別回線へ乗り換えるか決める
  4. 新居の開通工事を申し込む
  5. 開通日が確定してから現在の回線を解約する
  6. 新居で限定公開のテスト配信を行う

戸建ての新規工事や10ギガ回線、独自回線は、開通まで時間がかかることがあります。

たとえば、auひかりホームは利用開始まで1~2カ月程度が目安です。auひかりマンションは約2週間とされています。ドコモ光の移転は、最短でもおおむね2週間~1カ月です。10ギガの場合は、約1カ月半かかると案内されています。SoftBank 光も、引っ越しの1~2カ月前の手続きを推奨しています。

工事の申し込みが集中する2~4月や、建物の追加調査が必要な場合は、通常より時間がかかることがあります。

「1カ月前に申し込めば必ず間に合う」とは限りません。住所が決まり次第、早めに手続きを始めましょう。

ライブ配信者の引っ越し準備スケジュール

ネット回線の準備は引っ越し直前にまとめるのではなく、時期ごとに進めるとトラブルを避けやすくなります。

引っ越し2カ月前|物件と回線の対応状況を確認する

物件探しの段階では、家賃や間取りだけでなく、ネット回線の設備も確認します。

内見前または内見時に、次の項目を確認しましょう。

  • 希望する光回線が住所まで提供されているか
  • 1ギガ・10ギガのどちらを利用できるか
  • 建物の配線方式
  • 無料インターネットの回線名と最大速度
  • 個別に光回線を契約できるか
  • 配信予定の部屋まで有線LANを引けるか
  • スマートフォンやホームルーターの電波が入るか

物件情報に「光回線対応」「インターネット無料」と書かれていても、配信に適した回線とは限りません。

最大100MbpsのVDSL方式だったり、建物全体で1本の回線を共有する無料インターネットだったりすることがあります。

引っ越し1カ月前|光回線を申し込む

新居の契約が決まり、住所と入居日が確定したら、すぐに光回線を申し込みましょう。

現在の回線を使い続けるなら「移転」の手続きが必要です。別の回線へ変えるなら、「新規契約」または「乗り換え」を行います。

申し込むときは、次の情報を準備しておきましょう。

  • 新居の正確な住所
  • 集合住宅の場合は建物名と部屋番号
  • 入居予定日
  • 工事に立ち会える日
  • 現在利用している回線名
  • 現在の契約者名義
  • 希望するプラン
  • 管理会社や大家から工事許可を得ているか

戸建て向け回線を賃貸住宅へ引く場合は、建物所有者の承諾が必要になることがあります。auひかりも、賃貸住宅でホームタイプの工事を行う場合は、事前に承諾を得るよう案内しています。

引っ越し2週間前|開通日と代替回線を確認する

工事日が確定したら、引っ越し日と開通日の間にネットを使えない期間がないか確認します。

新居の開通が引っ越し日に間に合わない場合は、次の代替手段を用意します。

  • 現在の回線をすぐに解約しない
  • 旧居と新居の契約期間を重ねる
  • 回線事業者からモバイルWi-Fiを借りる
  • ホームルーターを一時的に利用する
  • スマートフォンのテザリングを利用する
  • 配信スタジオやレンタルスペースを利用する

代替回線を使うなら、配信当日に初めて接続するのではなく、事前に上り速度と安定性を確認しておきましょう。

引っ越し当日|配信機材と回線機器を分けて管理する

引っ越し当日は、ONU、ホームゲートウェイ、ルーター、LANケーブルなどを、ほかの荷物と分けておくとスムーズです。

ONUやホームゲートウェイは、回線事業者から借りている機器であることが多いです。移転時に持っていく場合と、返却する場合があります。

回線事業者から届いた案内を確認し、自己判断で新居へ持っていかないようにしてください。

配信に使う機器も、すぐ取り出せるようにまとめておきましょう。

  • 配信用パソコン
  • キャプチャーボード
  • マイク・オーディオインターフェース
  • ルーター
  • LANケーブル
  • 電源タップ
  • 配信設定を保存したストレージ

開通後|本番前に限定公開でテストする

光回線が開通しても、すぐ本番配信を始めるのはおすすめしません。

実際に配信する曜日・時間帯に合わせてテストしましょう。30分以上の限定公開配信などで確認しておくと安心です。

確認したい項目は次のとおりです。

  • 上り速度
  • Ping値
  • パケットロス
  • OBSのドロップフレーム
  • 映像や音声の途切れ
  • ルーターの発熱
  • 家族が同時に通信した場合の変化

昼間は安定していても、利用者が増える夜間は速度が落ちることがあります。本番と同じ時間帯でテストすることが大切です。

物件を契約する前に確認すること

ライブ配信者にとって、ネット回線は入居後に追加する設備ではなく、物件選びの条件の一つです。

回線設備を確認せずに契約すると、希望する光回線を引けないことがあります。最大100Mbpsの回線しか使えない場合もあります。

希望する光回線が住所まで対応しているか

光回線の提供エリアは、都道府県や市区町村だけでは判断できません。

同じ町内でも、番地や建物によって利用できる回線が異なる場合があります。集合住宅では、建物に必要な設備が入っているかも重要です。

エリア確認では、次の情報まで入力しましょう。

  • 郵便番号
  • 町名・番地
  • 建物名
  • 部屋番号
  • 戸建て・集合住宅の区分

不動産会社から「光回線を使える」と言われても、希望する回線や10ギガプランまで利用できるとは限りません。

最終的には、契約を検討している回線事業者のエリア検索で確認してください。

提供エリア内でも、設備や配管の問題で工事できない場合があります。詳しくは「光回線が引けない物件の特徴と対処法」を確認してください。

建物の配線方式は何か

集合住宅の配線方式は、主に次の3種類に分かれます。

配線方式各部屋まで使用する配線特徴
光配線方式光ファイバー高速回線を利用しやすい
VDSL方式電話線最大100Mbps程度の場合が多い
LAN配線方式LANケーブル建物の設備によって速度が異なる

NTT東日本も、集合住宅の配線方式を3種類に分けています。光配線方式・VDSL方式・LAN配線方式です。VDSL方式は既存の電話線を使います。そのため、建物の設備や宅内環境によって速度が下がることがあります。

ライブ配信には、各部屋まで光ファイバーを引く光配線方式が向いています。

ただし、光配線方式でも通信速度が保証されるわけではありません。実際の速度は、回線の混雑や契約プランなどで変わります。ルーターやLANポートの性能も影響します。

無料インターネットの仕様を確認する

「インターネット無料」の物件は、入居後すぐに使える点がメリットです。

ただし、回線の仕様は物件によって大きく異なります。

次の項目を確認しましょう。

  • 回線事業者
  • 最大通信速度
  • 上り速度
  • 建物全体で共有する回線か
  • 各部屋に個別の回線があるか
  • 有線LANを利用できるか
  • 自分で別の光回線を契約できるか
  • 通信制限があるか

無料回線を使えることと、ライブ配信を安定して行えることは別です。

利用者が増える夜間は、速度が落ちることもあります。そのため、無料回線だけを前提に物件を選ばないほうが安心です。

個別に光回線を引けるか

備え付けのネット回線が遅くても、入居者が個別に別の光回線を契約できる物件があります。

回線工事では、次のような作業が発生することがあります。

  • 外壁へのビス留め
  • エアコンダクトからの引き込み
  • 建物共用部分での作業
  • 配管内への光ファイバー敷設
  • 室内への光コンセント設置

賃貸物件では、工事前に管理会社や大家の許可が必要になります。

「穴を開けなければ自由に工事してよい」とは限りません。共用部分での作業や、外壁に機器を固定する工事もあります。口頭だけでなく、書面やメールで許可を得ておくと安心です。

光コンセントが設置されているか

光コンセントは、光ファイバーとONUやホームゲートウェイをつなぐ差込口です。NTT東日本も、光回線とONUなどを接続する接続口と説明しています。

室内に光コンセントがあれば、派遣工事なしで開通できる可能性があります。

ただし、光コンセントがあるからといって、必ず工事不要になるとは限りません。

以前の回線と今回申し込む回線が違う場合は、訪問工事が必要になることがあります。設備が撤去されている場合や、故障している場合も同様です。

有線LANで配信できる部屋か

ライブ配信では、Wi-Fiより有線LAN接続のほうが安定しやすくなります。

内見時には、配信予定の部屋とルーターの設置場所を確認しましょう。

  • 光コンセントと配信スペースの距離
  • LANケーブルを通せる経路
  • ドアを閉めてもケーブルを通せるか
  • 廊下を横切らずに配線できるか
  • 電源コンセントの数
  • パソコンや配信機材を置けるスペース
  • エアコンを使用できるか

ルーターを玄関にしか置けない間取りもあります。配信部屋まで有線LANを引けないと、通信環境を整えにくくなります。

薄型LANケーブルや配線モールを使う方法もありますが、物件を契約する前に配線経路を確認しておくほうが確実です。

モバイル回線の電波が入るか

光回線が開通するまで、スマートフォンやホームルーターを代替回線として使うことがあります。配信トラブル時の予備回線としても利用できます。

携帯電話のエリア内でも、建物の構造や部屋の位置によって電波が弱くなることがあります。

内見時には、室内の複数箇所で次の項目を確認してください。

  • アンテナ表示
  • 4G・5Gのどちらにつながるか
  • 上り速度
  • Ping値
  • 接続が頻繁に切れないか

鉄筋コンクリート造の建物や低層階、窓の少ない部屋では、電波が弱くなることがあります。

管理会社や不動産会社に確認する質問

不動産会社から「インターネット対応です」とだけ案内された場合は、次のように具体的に質問してみましょう。

「この部屋で利用できる光回線の事業者と、建物内の配線方式を教えてください。無料インターネットとは別に、入居者が個別で光回線を契約できますか。また、外壁へのビス留めや共用部分での作業、光ファイバーの引き込みが必要な場合、工事の許可をいただけますか。」

不動産会社が配線方式を把握していない場合は、管理会社や物件のインターネット設備会社へ確認してもらってください。

現在の光回線を移転するか乗り換えるか

引っ越し先でもネットを使う方法は、大きく分けて次の2つです。

  • 現在の光回線を移転する
  • 現在の回線を解約し、新しい回線を契約する

どちらがよいかは、提供エリア、開通時期、料金、工事費残債によって異なります。

解約時に発生する費用は、違約金だけではありません。「光回線の月額料金以外にかかる費用一覧」で、工事費残債や撤去費用も確認できます。

同じ光回線を移転するメリット

現在の回線を移転すれば、契約先や支払い方法を大きく変えずに使い続けられます。

主なメリットは、次のとおりです。

  • 契約情報を引き継げる
  • メールアドレスなどを継続できる場合がある
  • 解約金が発生しない場合がある
  • 長期利用特典を引き継げる場合がある
  • 新しい回線を比較する手間を減らせる

現在の回線速度や料金に不満がなく、新居でも同じプランを使えるなら、移転するのが分かりやすい方法です。

移転の場合でも、新居側で開通工事が必要になることがあります。

新しい回線へ乗り換えるメリット

引っ越しは、光回線を見直す機会でもあります。

乗り換えには、次のようなメリットがあります。

  • 1ギガから10ギガへ変更できる
  • 独自回線や電力会社系回線を選べる
  • 月額料金を下げられる可能性がある
  • 乗り換え特典を利用できる
  • スマートフォンとのセット割を変更できる
  • 工事費や解約費用の還元を受けられる場合がある

現在の回線が遅いなら、同じ回線をそのまま移転する必要はありません。新居で使える別の回線を検討する価値があります。

キャッシュバックだけで決めず、開通予定日や上り速度、提供方式も確認してください。

引っ越し先が提供エリア外の場合

現在の光回線が新居で提供されていなければ、移転できません。

次の回線は、提供エリアが地域によって限られます。

  • auひかり
  • NURO光
  • eo光
  • コミュファ光
  • ピカラ光
  • メガ・エッグ
  • BBIQ
  • 各社の10ギガプラン

現在の回線名だけで判断せず、新居で利用できる住所・建物単位のプランを確認しましょう。

解約金と工事費残債を確認する

現在の回線を解約するなら、次の費用を確認してください。

  • 契約解除料
  • 開通工事費の残債
  • 撤去工事費
  • レンタル機器の未返却費用
  • オプションサービスの解約費用
  • キャッシュバックの返還条件

工事費実質無料の回線では、毎月の割引で工事費の分割代金を相殺していることがあります。

分割払いの途中で解約すると割引が終了し、残った工事費を一括請求される場合があります。

乗り換え先が解約費用を還元する場合でも、申請期限や必要書類があります。そのため、現在の請求書や解約証明書は保管しておきましょう。

引っ越し先で光回線が開通するまでの期間

光回線が開通するまでの期間は、回線事業者や建物によって異なります。

回線・手続き公式に案内されている目安
auひかりホーム約1~2カ月
auひかりマンション約2週間
ドコモ光1ギガの移転最短で約2週間~1カ月
ドコモ光10ギガの移転約1カ月半
フレッツ光・NTT西日本約2~4週間
SoftBank 光の移転1~2カ月前の申し込みを推奨

表の期間はあくまで目安です。次の条件に当てはまる場合は、さらに時間がかかることがあります。

  • 2~4月の引っ越しシーズン
  • 戸建てへ新しく回線を引く
  • 建物の設備調査が必要
  • 管理会社や大家の許可が遅れている
  • 電柱や地下設備の工事が必要
  • 希望する工事日の空きがない
  • 10ギガ用の設備が整っていない
  • 集合住宅の共用部分で作業が必要

申し込み時に表示された最短日だけを前提に、配信予定を組まないようにしてください。

開通が間に合わない場合の代替手段

新居の光回線が引っ越し日までに開通しない場合は、一時的に使う回線を用意する必要があります。

旧居と新居の契約期間を重ねる

可能であれば、旧居の光回線はすぐに解約しないほうが安心です。新居の開通を確認するまで残しておくのが最も確実です。

旧居を退去する前に新居へ入れる期間があるなら、新居の開通工事とテストを先に済ませることもできます。

NTT西日本も、引っ越し中もネットを途切れさせない方法を案内しています。旧居と新居の回線を重複して契約し、その期間は両方の基本料金が発生します。

家賃や回線料金は一時的に重複します。ただし、配信を止める損失が大きい場合には有効です。

開通までのレンタルWi-Fiを使う

光回線によっては、開通までの間、モバイルWi-Fiやホームルーターを借りられる場合があります。

Webサイトの閲覧や動画視聴には便利です。ただし、ライブ配信に必要な上り速度が出るとは限りません。

受け取ったら、次の条件でテストしましょう。

  • 本番と同じ時間帯
  • 本番と同じ画質・ビットレート
  • 有線接続できる場合は有線接続
  • 30分以上の限定公開配信
  • ドロップフレームとパケットロスの確認

無料だから大丈夫と考えず、配信に耐えられるか実際に確認しましょう。

ホームルーターを試す

ホームルーターは、コンセントにつないで設定すれば使えます。光回線の工事を待つ間の代替手段になります。

ただし、モバイル回線を使うため、通信品質は一定ではありません。時間帯や基地局の混雑、建物の構造、窓からの距離などで変わります。

UQ WiMAXでは、「Try WiMAX」を提供しています。ホームルーターやモバイルルーターを15日間無料で試せます。新居で電波や接続の安定性を確認してから契約できます。

予備回線として使う場合も、下り速度だけでなく、上り速度や長時間の安定性を確認してください。

配信用の一時回線として検討する場合は、「ホームルーターでライブ配信するために必要な上り速度とOBS設定」も確認してください。

WiMAXで配信するときの画質設定や注意点は「WiMAXでライブ配信・ゲーム配信をする方法」で解説しています。

スマートフォンのテザリングを使う

短時間の雑談配信や低画質配信なら、スマートフォンのテザリングで対応できる可能性があります。

ただし、次の点に注意が必要です。

  • データ容量を大量に消費する
  • 速度制限がかかる可能性がある
  • スマートフォンが発熱する
  • 着信などで接続が不安定になる場合がある
  • 長時間配信ではバッテリーを消耗する
  • 上り速度が時間帯によって変動する

本番で使う場合は、事前に限定公開配信を行い、契約プランのデータ容量も確認してください。

配信スタジオや個室を利用する

どうしても光回線の開通が間に合わない場合は、配信設備を使えるレンタルスタジオや個室を借りる方法もあります。

通常のコワーキングスペースでは、会話や音出しが禁止されていることがあります。また、共有回線のため上り速度が不安定な場合もあります。

予約前に次の項目を確認しましょう。

  • ライブ配信が許可されているか
  • 有線LANを利用できるか
  • 上り速度
  • 防音性
  • 営業時間
  • 機材の持ち込み可否
  • 配信内容に制限がないか

開通後にライブ配信できるか確認する方法

光回線が開通したら、速度測定だけでなく、実際の配信テストも行います。

有線LANで速度を測る

最初の測定は、パソコンとルーターを有線LANで接続して行います。

Wi-Fiで測ると、Wi-Fi環境が原因で速度が落ちることがあります。そのため、最初は有線LANで測定します。

LANケーブルは、1ギガ回線ならCAT.5e以上、10ギガ回線ならCAT.6Aを目安にします。

パソコンやルーターのLANポートが、契約速度に対応しているかも確認してください。

実際に配信する時間帯に測る

光回線の速度は、時間帯によって変わることがあります。

平日の昼間に十分な速度が出ていても、夜間や休日に速度が下がることがあります。

配信を予定している曜日・時間帯に、複数回測定しましょう。

確認するのは下り速度だけではありません。

  • 上り速度
  • Ping値
  • Jitter
  • パケットロス
  • 測定結果の変動幅

ライブ配信では、瞬間的な最高速度よりも安定性が重要です。上り速度が長時間安定しているかを確認しましょう。

速度だけでなく遅延やパケットロスも確認しましょう。「PING値・レイテンシーがゲームや配信に与える影響」で詳しく解説しています。

限定公開で30分以上テストする

速度測定で問題がなくても、実際の配信でドロップフレームが発生する場合があります。

YouTubeやTwitchなどの限定公開・非公開機能を使いましょう。本番と同じ設定で、30分以上テストするとよいでしょう。

テストでは、動きの少ない待機画面だけを流すのは避けましょう。ゲームプレイやカメラ映像など、本番に近い内容を送信します。

YouTubeも、ライブ配信前のテストを推奨しています。実際の音声や動きに近い状態で確認することが大切です。

OBSのドロップフレームを確認する

OBSでは、画面下部のステータスや統計画面からドロップフレームを確認できます。

ネットワークが原因のドロップフレームが増える場合は、次の項目を確認しましょう。

  • 有線LANで接続しているか
  • 配信ビットレートが高すぎないか
  • 上り速度が急激に低下していないか
  • 家族が大容量通信をしていないか
  • クラウドへの同期が動いていないか
  • VPNを使用していないか
  • ルーターを再起動して改善するか

ドロップフレームが発生したら、原因を切り分けましょう。パソコンの性能だけでなく、回線側に問題がないかも確認します。

配信ビットレートより余裕のある上り速度を確保する

配信に必要な上り速度は、画質やビットレートによって変わります。

YouTubeが案内するH.264の推奨ビットレートは、1080p・60fpsで12Mbpsです。1440p・60fpsでは24Mbps、4K・60fpsでは35Mbpsです。また、利用できるアップロード帯域に20%程度の余裕を持たせることも推奨しています。

ただし、推奨ビットレートに20%を加えた速度が出ても、必ず安定するとは限りません。

速度の変動、同時通信、バックアップ配信などを考えると、実際にはさらに余裕を持たせたほうが安全です。

一般的な1080p配信なら、安定した1ギガ光回線で十分対応できます。ライブ配信だけが目的なら、必ずしも10ギガ回線は必要ありません。

ライブ配信者の引っ越しでよくある質問

入居前に光回線を申し込めますか?

新居の住所と入居予定日が決まっていれば、入居前でも申し込めることがあります。

工事日には、室内への立ち入りや契約者の立ち会いが必要になることがあります。賃貸物件では、管理会社や大家の許可が必要な場合もあります。

物件の鍵を受け取る前に工事できるかどうかは、不動産会社と回線事業者の両方に確認してください。

開通工事は入居前にできますか?

物件の中へ入れる状態で、管理会社や大家の許可も得ていれば、入居前に工事できる可能性があります。

前の入居者が住んでいる期間や、契約開始前は工事できないことがあります。

工事予約前に、鍵の受け取り日と室内へ入れる日時を確認しましょう。

光コンセントがあれば工事不要ですか?

光コンセントが設置されていても、必ず工事不要になるとは限りません。

以前と同じNTT系回線を使う場合などは、無派遣工事で開通できることがあります。ただし、設備の状態や契約回線によっては訪問工事が必要です。

正式な工事内容は、申し込み後の設備確認で決まります。

無料インターネットで配信できますか?

十分な上り速度を安定して確保できれば配信できます。

ただし、無料インターネットは建物全体で共有している場合があります。そのため、利用者が増える夜間は速度が低下する可能性があります。

回線名や配線方式、最大速度を確認しましょう。個別回線を契約できるかも重要です。入居後は、限定公開で配信テストを行いましょう。

配信には1ギガと10ギガのどちらがよいですか?

一般的な1080p・60fpsのライブ配信なら、安定した1ギガ回線で十分です。

10ギガ回線が向いているのは、次のような人です。

  • 4K配信を行う
  • 複数サイトへ同時配信する
  • 家族が同時に大容量通信をする
  • 配信しながら大容量ファイルを送信する
  • 動画素材やゲームを頻繁にダウンロードする
  • 配信以外でも10ギガ回線を活用する

回線速度の最大値より、実際の上り速度や安定性、パケットロスを重視してください。

4K配信や複数サイトへの同時配信を行う場合は、「10ギガ回線がライブ配信に向いている理由」も参考にしてください。

開通前に現在の回線を解約してもよいですか?

新居の開通日が確定する前に、現在の回線を解約するのはおすすめしません。

工事が延期されると、数週間ネットを使えなくなることがあります。

新居で回線が開通し、配信テストまで終えてから旧回線を解約するのが安心です。

マンションで戸建てプランを契約できますか?

建物の階数や回線設備、配管などの条件を満たせば、集合住宅でも戸建て向けプランを個別に引ける場合があります。管理会社の許可も必要です。

ただし、必ず契約できるわけではありません。また、戸建てプランを引いても、完全な専用線になるわけではありません。

主なメリットは、建物の無料インターネットやVDSL設備を通さずに済む点です。自室まで個別に光回線を引ける可能性があります。

まとめ

ライブ配信者は、新居の住所が決まった時点ですぐに光回線の準備を始めましょう。

申し込み時期は、遅くとも引っ越しの1カ月前、できれば1~2カ月前が目安です。

引っ越し前に確認したい項目は次のとおりです。

  • 希望する光回線の提供エリア
  • 建物内の配線方式
  • 個別回線の工事可否
  • 光コンセントの有無
  • 無料インターネットの仕様
  • 配信部屋までの有線LAN配線
  • モバイル回線の電波
  • 開通予定日
  • 現在の回線の解約金と工事費残債

集合住宅では、「光回線対応」という表記だけでは判断できません。光配線方式・VDSL方式・LAN配線方式のどれかを確認してください。

新居の開通が間に合わない場合は、旧居との重複契約などで対応できます。レンタルWi-Fiやホームルーター、テザリングも選択肢です。無線回線は通信品質が変わりやすいため、必ず事前にテストしましょう。

光回線が開通したあとも、速度測定だけで判断しないようにしましょう。本番と同じ時間帯・画質・ビットレートで、限定公開配信を行って確認します。

ライブ配信では、最大通信速度の高さだけで判断できません。上り速度が安定していることが重要です。パケットロスが少なく、ドロップフレームが出ないことも確認しましょう。

引っ越し先で契約する回線が決まっていないなら、提供エリアだけで選ばないようにしましょう。配信時間帯の上り速度やPing値、IPv6 IPoEへの対応も比較してください。地域・スマートフォン・配信画質に合わせた選び方は「ライブ配信・ゲーム配信におすすめの光回線」で解説しています。

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